八ヶ岳と奥秩父の赤線つなぎ、清里駅〜飯盛山〜横尾山〜信州峠〜瑞牆山、増冨温泉郷からの周回


- GPS
- 16:21
- 距離
- 56.8km
- 登り
- 3,404m
- 下り
- 3,392m
コースタイム
- 山行
- 14:35
- 休憩
- 1:46
- 合計
- 16:21
天候 | 晴のち曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
<益冨温泉市営駐車場 〜 清里駅> 全て車の通れる舗装道路。ただ道路が落ち葉に被われ、今回の様に濡れていると滑るので、夜間に下りで駆け下るのは転倒の危険性有り。また夜間だと交差する道路に迷い込まない様に。 <飯盛山 〜 横尾山 〜 信州峠> 横尾山から槍までが藪漕ぎが多くてこの区間での最難関です。笹薮は膝から深い所でも腰までですが、ススキの藪は背丈ほども有るので、笹藪の方を歩いた方が良いです。ピンクテープが目印ですが違う物も有りました。尾根沿いなので、尾根からそれるピンクテープは要注意です。直ぐに尾根に復帰するのはOKですが、そのまま下る様なら間違っています。ところどころに倒木や石が藪に隠れて有りますが、濡れていて滑るので下りで駆け下ると危険です。またストックは藪に引っかかっるのでしまった方が楽だと思います。 <信州峠 〜 瑞牆山登山口> 林道なので問題ありません。 <瑞牆山登山口 〜 不動滝 〜 瑞牆山> みずがき山自然公園に下る林道分岐の不動滝方面には、不動滝から瑞牆山へ登るルートは、橋が崩落して危険なので瑞牆山荘側から登って下さいという標識が有りますが、禁止マークが無いので見過ごしやすいです。ただ林道終点の登山口にはそういう標識は無かったので、通行止めなのかどうかは不明です。 実際に歩いた感じだと崩落した橋がどこかは不明でしたが、所々荒れていました。ここしばらく雨が続いたのと、前夜も小雨が降ったせいで岩や木の階段等が濡れて滑り、登山道に水が流れて小川の様になっている箇所も有りました。また岩登りのフィールドが有り、それ用の道が登山道と交差している箇所では、そちらに引き込まれない様に。 |
その他周辺情報 | 清里駅の待合室は、05:10には開いていました。少し暖房していて暖かかったです。自販機はホットも有りましたがぬるかったです。 増冨の湯は平日は17時終了なので気を付けて下さい。 甲斐市民温泉百楽泉は、21時まで営業で市民以外の大人料金800円が期間限定で600円でした。 |
写真
装備
個人装備 |
ダブルストック
ヘッドランプ
替え電池
地図
GPS
磁石
ペットボトル1.3リットル
雨具
熊鈴
笛
タオル
着替え
ザックカバー
惣菜パン6個
|
---|---|
備考 | 清里駅で280mlの紅茶、瑞牆山の途中で500mlほど水を補給。全て飲みきり。 |
感想
今年は夜から歩くというのをまだ一度もやっていないので、久しぶりに深夜スタートのロングをやってみました。清里駅から信州峠まで歩くと、八ヶ岳から奥秩父まで赤線が繋がるので前からの懸案事項でしたが、それは最終電車で長坂駅をスタートするものでした。この場合は瑞牆山荘の最終バスの時刻のせいで土・日が大前提ですが、台風で天気が悪かったので車に変更しました。調べると増冨温泉に無料の市営駐車場が有るのが分かり、このルートが完成した時は嬉しかったです。
当初は増冨温泉から清里駅まではもっと遠いルートしか思いつかなかったのですが、峠越えの今回のルートなら距離が短く、その分駐車場で2時間弱寝る時間が取れますし、変化に富んで面白げでした。ただ流石にこのルートを夜中に歩くと、近くでいきなり獣の唸り声や、鳥の雄叫びで驚かされましたが。。。まあソロでナイトハイクする場合の最初の関門ですね。でも天気が快晴で満天の星空を眺められたので良かったです。
惣菜パンを8つ持ってきて出発前に車で2つ食べたので、清里駅で食事休憩する前に途中のコンビニでパン1つと飲み物を追加購入する予定でした。駅の600m程手前のセブンは開いていたのですが、駅前のファミマで買おうと思ったらまさかの6時オープンで閉まっていました。しかたが無いので飲み物だけ自販機で購入して、パンは1つだけ食べて出発したのですがこれは大失敗でした。。。
天気は快晴で飯盛山までは予定より早く着きました。飯盛山からの大展望は予想外で気分は最高!しかしその後が大変でした。飯盛山を出発すると直ぐに藪漕ぎ。雨具を着なかったのを後悔したのですが、着換られるちょっとした岩場までに既にズボンはずぶ濡れ、靴下もびしょびしょでした。しかも次の食事休憩予定の槍まで遠い事。パン1つではお腹が持たず、腹ペコで力が入りません。やっと槍に着いた時には飯盛山までに稼いだ時間を食べつくし、逆に予定より遅くなってしまいました。ずーと雨で前夜も小雨が降っていたので、藪に隠れた倒木や岩が濡れて滑り、得意の下りで飛ばせなかったのも痛かったです。
槍から先も木賊ノ頭で地図に載っていない道を見つけ、ちょっと探索したりして予定よりどんどん遅れたので、みずがき山自然公園との分岐の到着が、計画だと瑞牆山はパスする時間になっていました。しかも不動滝経由の瑞牆山ルートは橋が流れて危険なので、瑞牆山荘経由のルートに周って下さいとの看板が有りました。
でも天気が良いし、多少の沢登をやっているので橋が流されていても渡渉できるだろうし、車だからまあ良いか〜と瑞牆山に登る事にしました。もし渡渉が難しそうなら引き返せば良いのですから。不動滝コースは歩いた事が有るし、この近辺は登山地図に載っていないバリルートも結構歩いているので安心感が有りました。計画の瑞牆山を諦める時間設定は、登山の危険性からでは無く、お風呂に間に合う時間設定だったのが最大の理由でしたが。。。
不動滝コースの登山口には進入禁止の看板は無かったし、先ほどの林道分岐の看板も見過ごしそうに目立っていなかったのでそのまま進むと、一本橋での渡渉が有りました。これが流された橋の応急対応かな〜と思って進むと不動滝に到着しました。大丈夫そうでそのまま進むと、また一本橋の渡渉が有りました。ただ折れかかって少しやばそうでした。渡渉せずにそのまま上に登る道が有ったので、迂回路だと思ってそちらを登ったのですが、岩登りのゲレンデらしき所に出ました。道はまだ上に続いているので、迂回路として上で登山道に合流する可能性が有りますが、それにしては赤テープが無いのが気になりました。それで元来た道を下り、適当に渡渉点を見つけて登山道に復帰したのですが、ここでまた時間を費やしました。そのまま登っても登山道に合流できたのかは、またの機会の検討課題ですかね〜。
これでもう大きな渡渉は無く、問題無く瑞牆山に着けると思ったらそうでは有りませんでした。雨が続いたせいで登山道は所々で小川化しており、さらにあの標識のせいでこのルートを歩く人が少ないせいか、所々荒廃して道が分かり難くなっていました。それでも3時10分頃には山頂に着けたのでまずまずですね。瑞牆山荘までは約1時間だから、余裕で明るい内に下山できます。しかしそこからが長かった。平日の終バスは3時20分。増冨温泉までは歩くとCT2時間です。ここは日頃のラントレの成果で56分で駆け下れましたが、増冨温泉のお風呂は既に閉店していました。ネットで帰り道沿いの開いているお風呂を探し、そちらに寄ってから帰ったのですが、運がいい事に期間限定で市外の大人、800円が600円でした。疲れましたが、最初と最後が良かったので良い山行だったという事ですね。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
これで終電利用、穴山駅スタートで鳳凰三山を縦走〜韮崎駅まで歩けば、奥秩父、八ヶ岳、南アルプスの赤線が繋がります。これも50キロ位、いつやるかですね〜。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する