白山 平瀬道から


- GPS
- 10:41
- 距離
- 43.5km
- 登り
- 2,572m
- 下り
- 2,564m
コースタイム
- 山行
- 7:23
- 休憩
- 3:18
- 合計
- 10:41
天候 | 晴れ、のち13時から雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
(レコのGPXには自転車部分を含みます) |
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題なし。 転法輪窟へのルートは省いてあります。転落すると転法輪谷の藻屑となります。 |
その他周辺情報 | しらみずの湯600円。 |
写真
感想
元々は大白水谷の沢登りとして計画してシンモンさんを誘った。にも関わらず、僕が登攀用具の一部を忘れて来たへまによって平瀬道の尾根歩きに変更してもらった。それでも林道が工事中で開通してないので自転車アクセスとなり、それなりにハードである。
僕が白山に登ったのは3年前以来であるようにシンモンさんと話していたが、帰って記録確認すると、去年の8月に平瀬から登っていたではないか。これも歳のせいか。
今年は自転車に乗っていないので、今回の標高差600mの荷物付きヒルクライムは結構応えた。シンモンさんにやっと付いて行き、歩きに転じてからずっとハムストリングスの疲れを引きずっていた。それに眠かった。昨日休みだったのについ夜更かししてしまい、標高2300mのベンチで20分ほど寝かせてもらう有様だった。白水湖の登山口から室堂までが今回3時間40分、去年より1時間余計にかかった。
御前峰山頂で乾杯し、シンモンさんの誘いで転法輪窟へ。聞いたことはあったが、どんな存在で白山山中のどこにあって、どんな由来か全然知らず、シンモンさんにただ付いて行った。着いて見ればその荘厳な雰囲気に感動し、帰って調べれば泰澄大師も修行した場だとまた感激。
室堂と御前峰の間でのみ人と会い、室堂前も混雑とまでは言えないくらいの人出だった。平瀬道では往復全く人に会わず、それでも登山道は笹の刈り払いなど整備されている。ありがたや。他に誰も全く来ていない訳ではなく、僕らの登山開始時、登山口にはY先生のロードバイクがあり、下りてくるとマウンテンバイクが1台あった。
午前中はまずまずの天気で、登頂して以後次第にガスが沸き、大倉避難小屋へ下りたら雨が降り出したが、登山口では止んだ。夏も終わりなので花は少なくなったのだろうが、白山だけあってまだ楽しめた。次は雪を踏んで来られると良いな。
本日の山行はチャリトレと白山お参り。
平瀬の林道をチャリで登るのは東面台地をスキー滑走した時以来。
あの時はあまりの荷の重さに途中でギブアップ。歩きが混じってしまった。というのも手持ちのクロスバイクのフロントギアは3枚の中央で固まったまま切り替えられない。リアのギアを最も軽くしてもそれなりのトルクが必要で荷物の重さは大きく影響する。えぇえぇ言い訳です。
今回はケツ圧を下げるべくパッド入りパンツを装着し、さらに軽量荷物だったので漕ぎ切ることができた。無事ゴール(ゴールじゃないか)。それでもやはりペダルは重い。10数年経ったクロスバイクだしもう寿命とすればいいのかな。そうなると購入すべきはロードバイクになってしまうが、自分がロードバイクを購入するのを手ぐすね!?引いて舌舐めずりしている仲間がいるので恐ろしい…
平瀬道を登るのは2回目。白山の双耳峰の姿は美しい。それが楽しみ。今日は好天でしっかり拝むことができた。ありがたや。
ピークではまったり休憩。心地よい日差しと風に寝てしまいそうだった。
休憩後はお池巡りをしましょうかなどと話していたが、ふと思い立って転法輪窟へ向かった。正式な登山道ではないし立ち入りはグレーではある。トレースは何となく分かるが付近には自然のままの植生も多い。最低限のトレース跡を広げないように注意しつつ向かった。以前向かった時は岩壁へのトラバース地点に雪が残っており、装備が不十分だったので立ち入れなかった。今日は完全に雪渓は溶けていた。
この転法輪窟。その存在を知った時からそこに佇んでみたかった。もし山で寿命を迎えることができるなら、こんな所で風化されてもいいかな、なんて思うこともある。現実的には寿命をもうすぐ迎えるヒトはここに来れないし、死体はある程度痕跡を残すし(場所を汚すし)、そもそも死亡確認できないと残される人には保険金も支払われない、なんて考えつつ感慨に耽る。
修験者はここにも足跡を残している。
お札に書かれている文言は、勝山の平泉寺上の庵や剣ヶ峰で見たものと同じである。
彼らには彼らの行動規範があって修行も大変なのだなぁと思う。
正規の登山道に復帰してからはまたのんびりモード。誰もいない平瀬道を下りて後は自転車でダウンヒル。
しらみずの湯で汗を流し次の山行の話をあれこれと。withコロナのために登山の行動にも制限が多い。
来年は改善しているだろうか。
今日は神にも仏にも祈ってしまったので逆に怒られてしまうかもしれない。
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