川苔山【奥多摩駅→本仁田山→川苔山→古里駅】
東京都
スーゼ
体力度について
- GPS
- 08:32
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,548m
- 下り
- 1,597m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 7:09
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 8:24
| 天候 | 曇りのち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2020年06月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
|
写真
拍手雷注意報の土曜を避けて日曜にしました。
駅の外にある公衆トイレは綺麗になって使いやすいです。
指導標に従って奥多摩工業の脇を通り抜けます。
ガスと相まって要塞感が凄いです。
車道を延々と登ること小一時間ほど。
やっと大休場尾根の登山口へと取り付きます。
民家のすぐ上にあった乳房観音は、お引越しした模様。
邪な期待に答えてくれる訳でもないのでパスします。
雨上がりの樹林帯、朝から湿度が高く不快極まりなく。
嫌でも汗が滴り落ちてきます。
足元には、やっと咲き始めたフタリシズカ。
能楽の二人静に似てるからって、白さだけでは…。
コアジサイも、やっと開き始めました。
薄暗い樹林帯で小さい花は、手ブレが抑え込めず苦労します。
稜線に出たら中盤戦が始まります。
奥多摩三大急登の中では最弱レベルですね。
標高1,000m帯のヤマツツジは、流石に見頃も終盤。
そうすると1,300m帯まで移ったくらいでしょうか。
ここにヤマツツジが咲くなら、千本ツツジはまだ先の話。
年によって数週間も違うので見頃を読むのは難しいです。
山頂は狭く眺望もありませんが、南側が休憩適地。
木で隠れていますが右奥にはベンチがあります。
涼しい尾根道を軽快に下り、少し登り返します。
鳩ノ巣駅から登ってきたであろうハイカーが意外と多いよう。
傷み始めていますが、ツツジが咲くだけで登山道が華やぎます。
ここも全体的に花付きはイマイチのようでした。
気前よく標高を吐き出し続けて辿り着きます。
ウスバ乗越へのVRは未だ通行不可のようでした。
舟井戸へは鋸尾根と巻道と2ルートあります。
が、大休場尾根とセットで歩いてこその奥多摩三大急登。
岩稜を直登する場合は、三点支持は必須です。
左右に巻道も見られるので、ルーファイで見極めを。
�景�はロープが垂れた難所を三点支持で攻めていきます。
残置っぽい古いトラロープなので頼らないのが賢明かと。
舟井戸から鳩ノ巣駅からのルートに合流します。
人気コースのようで、途端に往来が増えました。
水場のある巻道には、ヤマツツジが多く見られました。
やはり見頃は1,300m帯に入ったようです。
雨露を纏い、妖艶な美しさを醸し出すヤマツツジ。
ただ登山道から離れていて、撮影は難しかったです。
人気の川乗橋ルートは立入禁止です。
まだ生活道路も復旧中なので、暫く時間を要するでしょう。
昼下がり、少し静かになったであろう人気の山頂。
西側にだけ僅かに眺望が開けています。
■写真23 - 曲ヶ谷北峰川乗橋へも大丹波へも下山できないので、赤杭尾根へ。
奥多摩VCが発信する登山道情報はチェックしましょう。
川乗橋へも大丹波へも下山できないので、赤杭尾根へ。
奥多摩VCが発信する登山道情報はチェックしましょう。
前半は開けた気持ちの良い防火帯歩きを楽しめます。
鳩ノ巣ルートは延々と樹林帯ですし…。
エビ小屋山は、一般登山道では袋小路です。
巻道の指導標が見えにくいので直登しないように。
そんな不憫なエビ小屋山を、敢えて踏んでみます。
赤杭尾根は、ルートから外れた山頂が多く存在します。
エビ小屋山から直進して一般登山道を目指します。
地図には未記載ですが、白ペンキと薄い踏み跡を頼りに。
林道に降り立って一般登山道と合流します。
登り返しは、こちらも地図に未記載の957mピークへの踏み跡。
林道を逸れて、樹林帯へと潜り込みます。
藪っぽくて雨上がりや朝イチには通過したくないルート。
赤杭山への直登は、指導標に無いながらも踏まれています。
きっと、すぐそこに山頂があるからでしょう。
登山道から僅かに離れた場所に、ひっそりと佇みます。
赤久奈山とも呼ぶらしいです。
古里駅と川井駅との分岐です。
川井駅へは道が荒れている上に、駅周辺には何もなく。
しかし古里駅へのルートも荒れがちです。
崩落しやすい箇所なので、いつも高巻きができています。
特に台風の通過後は奥多摩VCの情報もなく要注意です。
ここまで下山して進退窮まるとツラいでしょう。
車道に出た瞬間に、民家の飼い犬にけたたましく吠えられます。
熊鈴を仕舞うだけなので、ちょっと待っていて欲しい…。
踏切を渡って、トイレやコンビニがある南口に移ります。
真ん中に駐留している電車は、上りのホリデー快速。
エリザベスカラーが似合う、べっぴんさん。
警戒心が剥き出しなので、近寄れるのはここまで。
感想
三ツドッケのツツジを鑑賞しようと思えど、日原地区のみ来訪自粛とのこと。
妙案は思い浮かばず、筋トレがてら久し振りに大休場尾根でも登ってみますか。
■奥多摩駅→本仁田山→鋸尾根→川苔山
登山口まで徒歩50分というアプローチの悪さにも関わらず、意外にもハイカー多し。
さすが、奥多摩三大急登の一つにノミネートされるだけの知名度です。
ちなみに奥多摩三大急登に定義はなく、稲村岩尾根と大休場尾根が鉄板で後は自由か。
候補に幾つかの急登があるようで、急登マニアは挑戦されたし。
荒れた沢筋の序盤を詰めると、乳頭観音への分岐を分けて急登ゾーンへ。
急峻な細かい九十九折が続き、樹林帯の暑さも加わってヘロヘロになります。
後半は尾根筋に出るので、風が吹けば体力の消耗を減らせます。
この日は体力の低下からか、標準CTを超過して本仁田山に到着という情けない結果に。
ベンチのある山頂は広くないものの、一段下がった南方に長く休憩適地です。
小休止して、大ダワまで無駄に標高を吐き出す作業に勤しみます。
大ダワから鋸尾根を直登してドMルートで川苔山を目指します。
大休場尾根だけで奥多摩三大急登とは片腹痛く、鋸尾根とセットで語るべきでしょう。
鋸尾根は5枚刃のアップダウンを繰り返す難関ですが、ツラいのは最初の3枚刃まで。
ルート工作はいくつも敷設されていますが、下手に巻くより直登の方が楽かも。
岩稜を直登する場合は、ストックを仕舞って三点支持で臨みたいところ。
ロープのある岩稜も、得体の知れない残置ロープには頼らず三点支持で確実に。
舟井戸から賑やかな人気コースに合流して、ひと登りで川苔山へ。
ヤマツツジは標高1,300m帯で見頃を迎えていたので、やはり今年は遅めですね。
■川苔山→赤杭尾根→古里駅
ベンチで大きく休み、天候が回復していくのを確認したら赤杭尾根で下山です。
鳩ノ巣駅の方が近いですが、身体に負荷を掛けるには楽すぎます。
曲ヶ谷北峰から赤杭尾根へと入り、序盤は気持ちのいい防火帯を下りて行きます。
エビ小屋山は一般登山道だと巻きますが、敢えて踏んでみます。
山頂から獣道程度の薄い踏み跡が伸びているので、辿れば一般登山道に合流です。
白いペンキを辿る一本道ですが、支尾根に迷い込まないようにコンパスで確認を。
以降は赤杭山への寄り道以外は、一般登山道なので特筆することもなく。
ただ、このルートは緩やかで楽ですが代わりに非常に長いです。
川井駅との分岐を分けたら、序盤の巻き道は崩落多発地帯です。
特に台風の後は毎年のように崩落するので、ビジターセンターの情報で確認を。
ダラダラと下り続けて古里駅にゴールすると、すぐ近くにコンビニのご褒美。
御嶽駅のセブイレ亡き今、この辺りで唯一のチェーン店になってしまいました。
こっそり拍手
コメント
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
川苔山の最新記録
本仁田山の最新記録
赤杭山の最新記録
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する