紅葉の西黒尾根から谷川岳へ初挑戦・吾妻耶山


- GPS
- 07:35
- 距離
- 13.4km
- 登り
- 1,844m
- 下り
- 1,847m
コースタイム
06:40ロープウェイ駐車場
08:35厳剛新道分岐
09:50谷川岳山頂
10:05肩の小屋10:15
10:55熊穴沢避難小屋11:00
11:30天神平駅
11:40ロープウェイ駅12:00
12:05駐車場
歩行時間4時間50分
【吾妻耶山】
13:40「ノルン水上」スキー場駐車場
14:50吾妻耶山山頂14:55
15:50駐車場
歩行時間2時間5分
天候 | 曇り後快晴に |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
関越道「水上IC」から国道291号線に入ります 谷川岳ロープウェイ駅手前左に大駐車場があり、 「午前七時まで無料」との看板が出ていました 7時前に駐車したので実際、帰りに料金は払わずに出られました ロープウェイは片道、大人1200円です http://www.tanigawadake-rw.com/index.php コンビニは「水上IC」を降りて間もなく左側にあり、最終コンビニです 店の前は駐車スペースが狭く、手前に未舗装の駐車場があります 結構混雑していますので、早めに食料調達をした方が良いかもしれません 【吾妻耶山】 国道291号線から「ノルン水上」スキー場を目指します スキー場に広い駐車場があります |
コース状況/ 危険箇所等 |
【西黒尾根(谷川岳)】 森林限界を抜けて岩稜帯に出ると岩場が続きます 濡れると滑りやすい岩のようで、雨天時は危険度が増すと思います 谷川岳の眺望が良いので、見とれて足元がおろそかになるのも注意です 登山者が多く、追い越し・擦れ違い時の安全確保に気を使いました 天神尾根は、ロープウェイを利用して登山する人で渋滞、 擦れ違いに時間がかかりました 日陰の木道は濡れていて滑りやすいので要注意です 天神平駅近くで滑落事故を目撃しました 幸い、意識はしっかりしていらしたので、ほっとしました 登山道の端から滑り落ちたようです 事故は他人ごとではないと実感しました 【吾妻耶山】 特に危険箇所はありません ゲレンデを歩く場合は似たような景色の中を歩くので 方向を見失わないよう注意が必要です ゲレンデを自由に登り、途中から登山道に合流しましたが、 一番北側のスキーリフトに沿って登下山すれば時間的に最短、 方向感覚も失わずに登下山出来ると思います |
写真
感想
今回のメインテーマの西黒尾根は、恥ずかしながら
黒戸尾根に挑戦するまで全く未知のルートでした。
まさかこんな言いようもない素晴らしい登山道があったとは!
私の無知も恥ずかしいのですけれど、
山の奥深い魅力を改めて垣間見た思いがします。
山頂を目指す苦楽を長く、当たり前のように続けて来て、
今、どんなルートで山頂に辿り着くかに魅力を感じます。
黒戸尾根が目に見えない最大の転機になったかもしれません。
山頂はどうでもいいということではないのですが、
そこに至るプロセスが、一層きらきらと輝いて見え、
この次にはどういうコースで登ろうか、
と考えるだけで幸せな気分になるのは不可解ですが…
谷川温泉ユースホステルはとても快適でした。
金曜日に、断られるのを覚悟して予約の電話を入れると
なんと女性一人なら泊まれるとのこと、幸運でした。
夕食後の温泉送迎が楽しくて、
御主人が客の顔ぶれで決めるミステリー温泉ツアー!
谷川岳登山口へも近く、お馴染みさんになりたいユースです。
日が短くなり、早朝に登山口に立つのも不安があり
結局駐車場を出発したのは、六時半過ぎていました。
登山口辺りから、登山者が群れをなし始め、
やがて蟻の行列のように一列になり、黙々と急坂を行進です。
何故こんな苦しい思いを好き好んでするのでしょうか?
幾度となく繰り返し自分に問うてきた質問です。
苦しみとは風が吹いている、と同じくらい自然な事象のように思えます。
暴風には耐えられませんが、自然な風は、人生でも自然界でも必要なエネルギー
苦しみに耐える力が、人生を成り立たせているのかもしれません。
樹林帯がいつしか低灌木帯になり、低灌木さえもまばらになると
展望が開け、足元は険しくなり、まさにダイナミックに
オキの耳、トマの耳の双耳峰が迫ってきます。
これほど目指す山頂が圧倒的な力を持って迫って来る尾根があったでしょうか?
谷川岳の威容をただ眺めるだけでなく、
一歩一歩近づける比較的安全なルートによって体感できるとは
なんという幸せかと思います。
山頂は、青空をもって初めて私に微笑んでくれました。
今まで見たことのない周囲の山々の広大な景色が歓迎してくれました。
けれども、同時に静かな山の佇まいは既になく
喧噪の中に、山の息吹は消え去っていました。
下りのロープウェイの待ち時間は、夕方一時間半だったと
昨日ユースで同宿した方に聞きました。
天神平からはまだ、登山者が引きも切らず登ってきます。
渋滞に巻き込まれないうちに退散した方が良さそうです。
下りのロープウェイには待ち時間なしで乗れました。
やはり、観光と重なる紅葉の時期は早めの行動が時間の節約になります。
今夜も同じユースに泊まるので、午後の時間がたっぷりあります。
以前から登りたかった吾妻耶山に行くことにしました。
本当は仏岩から大峰沼までの縦走したかったのですが
そんな時間の余裕はなく、ゲレンデから往復しようと決めました。
スキー場の広い駐車場に停車して、さあどこから登ろうか考えあぐねていると
三人連れの登山者がゲレンデを下りてきて、近寄って来ました。
大峰沼に駐車して吾妻耶山に登り、
帰りに迷って「ノルン水上」に下ってしまったそうです。
大峰沼分岐まで登り返すしかないと地図で判断し、
そこまでご一緒しましょうと、四人でゲレンデを登ります。
大峰沼への分岐の標識を確認した時には、皆さんほっとした表情でした。
そこでお別れし、一人樹林帯の中の道をとぼとぼ山頂目指します。
心細くはありますが、その後は静かな山歩きでした。
山頂からの谷川岳の眺望は既になく、
午後の陽ざしに紅葉のみが鮮やかでした。
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