567 リベンジ達成! 唐松岳



- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 2,028m
- 下り
- 2,044m
コースタイム
- 山行
- 0:35
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:35
- 山行
- 5:48
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 7:00
天候 | 7日:快晴、無風。8日曇り、無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
復路:11:13八方池山荘、11:40頃リフト乗車、12:05頃ゴンドラ乗り場島着12:15(徒歩)12:30八方の湯(入浴700円)13:15(タクシー)13:25白馬駅14:37(あずさ26号)18:34新宿駅 ゴンドラ往復2980円。3日間有効。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
土曜日に入山者多く、全線トレースあり。ラッセルは無し。 ワカン持参するも、八方池山荘にデポして使わず。 頂上山荘上のピークへの岩場が唯一の危険箇所だが、足場がきっちりとあり、ゆっくり行けば大丈夫であった。 唐松岳頂上直下の急斜面にも足場がきっちり切ってあった。 |
その他周辺情報 | 八方池山荘 夕食18時〜19時。朝食は6時または7時(私は食べてない)。風呂は水不足のため、シャワーのみ16時〜20時。21時消灯。 食堂に4リットル電気ポットあり。水は無料。 八方の湯、タクシーで割引券をもらって800円→700円。露天風呂付きで快適。 白馬駅出て左手の小さな蕎麦屋は美味。天ぷらは揚げたてであった。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
ビーコン
スコップ
ゾンデ
行動食
非常食
調理用食材
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ヘルメット
ワカン
|
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共同装備 |
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
補助ロープ20m
|
感想
昨年、丸山で敗退した唐松岳。今年もYリーダーが企画してくれるとのことで、参加申し込みをしたところ、SL就任を要請される。まだ初心者なんだけどなぁ。でも、勉強になるからと引き受けることにする。
土曜日、あずさ3号で一路白馬へ。甲斐駒や八ケ岳は雲の中であったが、塩嶺峠を越え、安曇野に来ると晴れてきた。
常念や蝶ヶ岳なんかが見えてきてワクワク。
白馬駅からはデデーンとこれでもかの白い山並み。
駅前左手の蕎麦屋で天ぷら揚げたてのそばを食べてからタクシーでゴンドラ乗り場へ。
計画書(様式は自由)を出さないと、リフト券を売ってくれないが、ここは要H式が自由なので、会の所定様式を提出。
ゴンドラとリフトを3本乗り継ぐと、白い山並みがデデンと近づく。
はやる心を抑えつつ、山荘にチェックインして、今日はプチ雪上訓練。
アイゼンの装着、ビーコンチェック、耐風姿勢の確認などをしながら、山荘の上の景色の良いところまでちょこっとお散歩して、アイゼン歩行の訓練。
白馬三山や五竜岳、鹿島槍など大パノラマが広がる。
同じ会のウッディ氏とマサイ族が入山している火打妙高方面もバッチリ。遠くには多分、浅間山も見えている。
続々と満足そうな顔をした登山者の皆さんが下りてくる。
聞けば、今日は剣岳まで見えたけど、山頂まで大混雑だったそう。
これだけ人が入っていれば、トレースは十分期待できるということで、ワカンは小屋にデポすることに。
15時過ぎから山荘の食堂で前夜祭。
いい加減酔いの回った18時から夕食。
バイキング形式でお魚やフライ、野菜がふんだんにあり満足。
もう飲み疲れてしまい、19時半には就寝。明日に備える。
(布団は一人1枚あった。暑いくらいで快適。でもちょっと布団が薄くて背中が痛い。)
翌朝4時20分起床。1階の食堂に降りると、5時に出発する別パーティがすでに支度をしていた。
電気ポットをみると、殆ど空っぽ。
使ったら水を足して、スイッチくらい入れとけよと心の中で叫ぶ。
何時ものカレーメシで朝食を済ませ、5時半にアイゼン装着で出発。まだ真っ暗だ。
昨日のうちに取り付きは確認しているので不安はない。
(不要な荷物は山荘の方に頼んでデポさせていただきました。ありがとうございます。)
まずは石神井ケルンまでの急坂をこなしているうちに、明るくなってきた。
昨日ほどではないが、曇っている割に視界はよく、白馬三山や五竜岳は見えている。
閉鎖中の公衆トイレのすぐ先の第2ケルンで水飲み休憩。ヘッドライトをしまう。
八方池を越え、下の樺に入る頃には、少し視界が曇ってき始め、山頂部は見えなくなってきた。
時折雪が舞うが、大したことはない。
昨年はラッセルに苦しんだ丸山への急坂も今年は踏み跡バッチリで、難なく丸山ケルンに到着。小さなテントが張ってあった。
視界はますます悪くなってきているが、それでも次のピークは見えているし、何より風がほとんどない。暑いくらいだ。
「ぐーぐー」
とライチョウの鳴き声が聞こえるが、どこにいるかは分からなかった。白いライチョウ見てみたいよ〜。
丸山ケルンのすぐ先のピークからは未踏地帯。
徐々に尾根が狭くなり、いよいよ本コースの核心部の岩場が登場。
まずはネットのかかっている岩を左から巻いて左斜面に落ちないように登っていく。その後、細い尾根をそろそろと行くと、また同じように岩の左を巻いて、左側の谷に落ちないように足場の切ってあるトラバースの急坂をあがると、頂上山荘上のピークに到着。難所区間は10分程。昨日沢山入山者がいたおかげで、足場もはっきりしていて、急勾配区間にはキッチリとステップが切られていて、問題なく通過できた。
ここまで来ると、山荘の向こうに五竜岳が時折雲に隠れながらも見え、立山連峰も頂上こそ見えないが、山並みが広がっているのが分かる。そして肝心の唐松岳は、雲に隠れていたのが、雲が流され、はっきりとその姿を現した。
やったぁ!風もないし、これは行けるぞ!
最後の区間を、それこそ落ちないように慎重に進む。
頂上直下の急坂にも足場がはっきりと出来ていて、全く問題なく、それこそあっけなく頂上に到着!
万歳!リベンジ達成! メンバー全員でハイタッチして喜びを分かち合う。
雲がかかって昨日ほどの眺望はないが、それでも五竜や白馬方面が見えているんだから、これで良しとしなければならない。ちなみに、5時に先行した別パーティとも山頂直下ですれ違ってしまったので、山頂は独り占めであった。
記念写真を撮ってから下山開始。例の難所もゆっくりと降りれば、全く問題なく、すれ違うパーティもないまま、あっという間に丸山まで戻ってきた。
丸山の下、上の樺あたりで始発リフトできたと思われる方たちと多数すれ違う。昨日ほどではないが、それでも大勢の方たちが登ってきている。
丸山まで戻ってくれば、あとは下の樺で道を間違えなければ問題なく下山できると一安心。
そのまま、順調に八方池山荘まで戻り、アイゼンを外して、デポした荷物を回収して
リフトに乗車。(山荘での撤収に約25分を要す)
さて、帰りは八方バスターミナルを16:25に出るバスに乗って、18:40の長野からの新幹線に乗るつもりであったが、これはいくらなんでも遅すぎるので、1日1本の上りあずさ号で帰ることにして、八方お湯で入浴。
駅前で食事を済ませ、4時間のあずさ車中、宴会で、このリベンジ山行は幕を閉じたのでした。
リーダーのYちゃん、プリティに、ウッチー楽しい山行を有難うございました。
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