三十三間山 雪稜と県境尾根歩き


- GPS
- 07:22
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 989m
- 下り
- 1,028m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2020年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■県境稜線は能登越えまで積雪20〜40cm、能登越えから電波塔間は雪切れある。チェーンスパイク使用 ■下山時の鉄塔尾根は薄い踏み跡あり、下部は巡視路があるが2系統が交錯しているので注意 |
写真
感想
以前から雪の三十三間山から県境稜線を歩いてみたいと思っていたが実行出来ていない。麓の倉見は数日前の寒波で積雪が20cmほどあったので、稜線は未だ残っているのではないかと出掛けてみました。
鉄塔尾根の下山ポイントに当たりをつけて自転車をデポ後、倉見登山口に向かう。数日前の雪はすっかり消えているが一台の車が既にある。先行者がいるようだ。
昨夜は放射冷却でかなり冷えた様で、霜柱があり登山道の泥濘は凍っている。風神近くでは圧雪で滑るが我慢してツボ足で登って行く。
稜線の芝地に出ると抜けるような青空。所々でススキが頭を覗かせているがまあまあの雪原。一人の先行者が腰を下ろして休憩中しておられた。挨拶して休まず頂上へ向かう。灌木がある辺りから滑るのでチェーンスパイクを装着。
山頂一帯は20cmぐらいの積雪でやる気が出てきた。迷わず県境稜線を北上する。ノートレースの尾根、チェーンスパイクはダマになって歩きにくいけど楽しい。
稜線はブナの二次林で若木が多いが雰囲気はとても良い。根曲がりの灌木の枝に邪魔されてジグザグと進んで行く。やがて南側が草だけの緩斜面が現れる。いつも休憩するお気に入りの展望地で、今日もここでランチタイムとする。三重嶽から武奈ヶ嶽の尾根が目前に見える。木々が雪に埋まり切っていないが、寡雪の今冬では贅沢というもの。
休憩後に更に尾根を北上する。標高は低くなっているのに積雪は30〜40cmの所もある。能登越えに降り立つと雪は消えかけていた。馬酔木のピンク色の蕾が印象的だった。ここから電波塔跡地を経由して、未踏の鉄塔がある西尾根を下って行く。大日岳に寄るつもりだったが弱気が勝ってしまう。
西尾根は薄い踏み跡とマーキングも疎らにある。標高550mまで下ると忽然と堀割れた古道が現れる。おそらく大日尾根から近江坂古道に通じていたのではないだろうか。更に北側が、広大な茅が原となっている所を通る。昔の茅場だったのかもしれない。
三角点を過ぎると鉄塔が現れ二系統の巡視路が交錯している。地形図を見ながら、巡視路に惑わされないように破線を辿ると麓の杉の植林地に出る。スマホのGPSに地図が入っていない地帯で右往左往、何とか自転車がデポしてある電柵扉に出ることができた。
緩い融けかけの雪で歩くのに負担は感じなかった。三十三間山北稜の雪山歩きができて大満足な一日でした。
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