日高の分水嶺 トヨ二岳〜野塚岳〜オムシャヌプリ〜楽古岳


- GPS
- 44:04
- 距離
- 50.5km
- 登り
- 3,002m
- 下り
- 3,113m
コースタイム
- 山行
- 10:05
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 10:10
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:20
- 山行
- 6:59
- 休憩
- 3:09
- 合計
- 10:08
- 山行
- 2:42
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 4:10
- 山行
- 0:38
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 1:49
- 山行
- 6:22
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 7:07
- 山行
- 2:41
- 休憩
- 0:03
- 合計
- 2:44
- 山行
- 5:42
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:42
天候 | 4月24日:晴れ 25日:晴れ 26日:晴れ 27日:霧のち雨 28日:晴れ 29日:晴れ 30日:曇り 5月1日:晴れ |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
下山後、林道,車道を歩き途中の牧場からタクシーを呼んでもらいスタート地点まで戻った.タクシー料金は2030円だった. |
コース状況/ 危険箇所等 |
林道ゲートから二股(500m)までは工事中の国道236号と旧道 (林道)の歩き易い方を歩いた.二股から沢を渡渉し尾根に取り付いた.最初は薄いやぶで途中から雪の上を歩くようになった.トヨニ岳南峰から楽古岳までの国境稜線は雪稜を歩く部分が多いが所々やぶも出ていた.ひどいやぶもあったが,ここのハイマツは全体的に細く背が低いのでここより北の国境稜線よりかなり歩きやすかった.稜線が広く傾斜もゆるい部分も多いのでテントを張る場所にあまり困らなかった.楽古岳から下山したルートの登山道上部は雪で隠れていたが,途中から登山道が現れ営林署小屋のあった場所にテントを張った.ここから車道まで何回か渡渉があった. |
写真
感想
とても古い山行だが北海道の分水嶺として公開.2年前に幌尻岳からコイカクシュサツナイ岳,前年にコイカクシュサツナイ岳から神威岳を歩いたので今回は南部の縦走を試みた.5月の連休と合わせた休みに北海道ワイド周遊券を利用し約10日分の食料と燃料を入れた重いザックを担ぎ出かけた.
初日は林道ゲートから二股(500m)の尾根取り付きまで林道を歩いてテントを張った.この頃,国道236号や野塚トンネル(1990年開通)が工事中だったのでまだ完成していない橋やトンネルがあり,それらを眺めながら旧道 (林道)を主体に歩いた.所々,雪があったのでまだ工事は休止期間中で誰とも合わなかった.
2日目は二股から靴を脱いで冷たい沢を渡渉し稜線に向かう尾根に取り付いた.最初は薄いやぶで途中から雪の上を歩くようになった.国境稜線に着きテントを張った.
3日目は軽装でトヨニ岳南峰を往復した.雪稜で夏よりもかなり歩きやすい.いい天気だがトヨニ岳南峰は風が強かった.テントに戻り昼食をしてから1268m峰南東の鞍部(1150m)まで歩きテントを張った.
4日目は朝から風が強く途中から雨になった.強風の中,なんとか野塚岳を越え南の鞍部に早々にテントを張った.夜にも強風が吹きまくりテントがつぶれポールが曲がってしまった.
5日目は晴れて風も弱くなっていた.オムシャヌプリ西峰までの間に岩峰があり巻くのに苦労した.1343m峰付近はハイマツのやぶ漕ぎに苦労した.この日は1343m峰東の鞍部にテントを張った.
6日目も晴れたが,寒く十勝岳付近には霧氷ができていた.十勝岳を越えた頃から風が強くなり楽古岳への上りの1300m付近の稜線にテントを張った.夜は雪になったが,途中から強風雨になりテント内がグチョグチョになった.
7日目は曇りで強風が続いていた.楽古岳も強風ですぐに下山し登山道付近の雪の尾根を下った.途中から登山道を歩き営林署の小屋のあった場所にテントを張った.小屋は倒壊しているが快適な場所で濡れた衣類や靴を乾かし荷物を減らすため余った食料を食べ,焚き火をしてゴミを燃やした.この日は縦走の喜びを噛み締め1日をゆっくり過ごした.
最終日は途中まで登山靴のまま何回か渡渉をし,その後は林道,車道をひたすら歩いた.6時間ほど歩いたところで牧場があり,ここからタクシーを呼んでもらいスタート地点まで戻った.この後,帯広に出て次の山行の芽室岳に向かった.
この山行では雪上にテントの跡や足跡が少しあったが誰とも会わなかった.この時期の日高は夏よりもかなり歩きやすく日高は残雪期の山だなと思う.
これで幌尻岳から楽古岳までは神威岳〜からトヨ二岳の間を除きつながった.
この記録は2020年3月に公開.
ここから北に続く分水嶺山行:
日高の分水嶺 神威岳〜ソエマツ岳〜ピリカヌプリ〜トヨ二岳
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2215974.html
ここから南に続く分水嶺山行:
日高の分水嶺 楽古岳〜小楽古岳〜ピロロ岳
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2220404.html
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