妙高山 燕温泉から周回 今回も佐渡見えず


- GPS
- 07:20
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,451m
- 下り
- 1,435m
コースタイム
08:00天狗平08:05
09:25妙高山山頂10:00
12:25大倉沢12:30
13:25駐車場
歩行時間6時間35分
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
燕温泉手前に駐車場とトイレあり |
コース状況/ 危険箇所等 |
【燕登山道】 登山道、標識は良く整備されています 鎖場も整備されており、歩きやすくなっていますが ちょうど下山してくるツアーと行き会ってしまい、 すれ違いに時間がかかりました 【燕新道】 山頂直下から大岩を縫う急坂が続きます 黒沢分岐から三ツ峰分岐を過ぎ、黄金清水までは 比較的平坦で、歩きやすい道ですが 雨が降ると川になる可能性があります 大倉沢に下る直前に急坂のザレ場があり、 水が浸み出していて、慎重に下りました 大倉沢から少し登り返して麻平分岐に合流します 分岐からは急な下りを経て、地獄谷の吊橋へ 吊橋からは平坦な広い道です 帰りの温泉はもちろん「燕温泉」 駐車場に一番近い温泉は男性400円、女性500円でした 100円は何の差なのか、聞きそびれました(露天風呂?) 少し青味がかった硫黄の香のする良い温泉です |
写真
感想
天気の良い日に登って、日本海や佐渡島を眺めたいと
ずっと以前から思っていたのですが
なにしろ妙高山は晴天の日の少ない山ですから
なかなかチャンスがなく、行きそびれておりました。
30%の予報では、佐渡島はおろか周囲の眺望も危なげですが、
訓練も兼ね、少し長い山歩きをするには
「燕新道」を帰路に取る周回コースは格好です。
眺望がなかったらまた来れば良いかと気軽に考えて出発しました。
初めて登った時は、燕登山道を往復しました。
下山時、かなり膝に来て、苦い思い出が残っています。
今回「燕新道」での下山はどうでしょうか?
距離的には長いルートなので、疲れ具合は一緒かもしれません。
日曜日なので、駐車場には既に県外ナンバーを含め
満車状態に近い程車が止まっています。
僅かに空いたスペースに車を止めて出発すると
次々、登山者が登って行きます。
数名のパーティなら追い抜くのはたやすいのですが
日曜日でも登山ツアーがあるらしく
擦れ違いのできないような、渓谷に沿う細い道で
15名のツアーに追いついてしまいました。
最後尾のガイドさんらしい方が、無線で先頭と連絡を取って
追い抜かせてくれました。
なかなか感じの良い、頼もしそうな女性の方でした。
天狗平を抜けると、いつの間にか雲海を抜けていました。
明るい白樺の木々の上に、青空が見えているのですが
激しい雲の流れに遮られ、空は定まりません。
今日一日もこんな雲に翻弄されて、推移して行くのでしょうか?
鎖場に取りつき、上を見ると賑やかに人の声がします。
30名のツアーが下山しようとしていました。
リーダーらしい方の指示で、とりあえず途中の足場を確保できる空地まで行き
下山される方々の通行を待つことにしました。
日本百名山ですし、火打山とセットで登山する人が多いと聞いてはいましたが、
登山ツアーに、日曜日で二つも出会ったのには、ちょっと驚きました。
ですが、帰りの燕新道は、打って変って静けさそのものの中にあり
これが同じ妙高山とは思えないほどです。
以前、山頂を踏んだ折には、小さな祠に記憶はありますが、
最高点を通過して少し下がった場所にある
立派な山頂標識はなかったと思います。
その日も山頂は雲に厚く覆われていて、外輪山さえ見えませんでしたから
それに比べたら、今日の天候はまだましな方かもしれません。
大勢の登山者で賑わう山頂標識の近くで昼食とします。
現れては即座にかき消される青空を眺めながら、
持ってきた冷たい飲み物を一気に頂きます。
この為だけに来ているような…
そんな気がしないでもない最近の登山です♪
さて、いよいよ下山は未知のコースですので
どんな風景が待ち受けているのかと、少しわくわくしてきます。
ところが、岩の間を縫ういきなりの激下り、
これでは、前回とあまり変わりないのではないかと後悔しますが
登りとは打って変わった静けさに満たされたコースに
なんだかとても癒される気分になります。
ワタスゲの一面に広がる湿原は、降りて来る雲に覆われ
とても幻想的な美しい風景でした。
この日の下界は、連日のようにとても暑かったのですが
涼風が吹き渡り、暑さなど無縁の世界、天空の楽園です。
夏はやはり標高の高い山の涼しさに勝るものはありません。
大倉沢迄の道のりは結構長く、足にかなり疲労が来ています。
木を束ねて作られた橋を渡ると、登り返しが待っていました。
疲れた足には応えますが、歩かないことには
ゴールに着けないので、足を止めずに頑張ります。
足を棒にして駐車場に無事到着し、入った温泉に気分は最高でした。
結局今日も、妙高山のご機嫌は麗しくなく
忍び寄る雲が、露天風呂から見渡せる渓谷を呑み込もうとしています。
雷雨にならなかったことを良しとするしかないようです。
次回こそ、佐渡島を遠望できる日に来ようと
密かに決意を固めながら、帰途に着きますが
うだるような暑さに、先程までの山の涼しさがとても恋しくなりました。
コメント
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お疲れ様でした。
以前、倶留尊山のレコにコメントさせて頂いた者です。
お盆の帰省の際に妙高山を歩こうと下調べしています。
かつての地元とも言える親しみ深いお山なのですが、
まだ未踏でして、できればこの周回ルートをと考えています。
(但しペースが遅いので、早出しても厳しそう…)
お写真では、何やら新しい道標が目につきますが、
道迷い(特に燕新道)などの心配はありませんか?
また参考にさせて頂きますね♪
dyunさん こんばんわ
妙高山の近辺が御実家だったとは奇遇ですね
お天気の良い日に登って、是非佐渡島を遠望してください
お花も最盛期です
この日も、お子さん連れの方をを何人も見かけましたので、ご家族で楽しめる山かと思います
燕新道は距離的に長いですから、もし時間が御心配でしたら燕登山道往復の方が、道も良く整備されていますので安心かもしれませんね
同じ日に妙高山に登っていますが、時間的に見てニアミスは無かったようで残念です
朝8時頃、火打山からは妙高山が見えていましたが、しばらくしてガスが上がり出しましたので、展望はあきらめました
kyom4さんが山頂に立たれたときは、すでにガスでしたか、私も日本海を期待していたのですが、残念でした
また好天を狙ってトライしたいと思います
お疲れ様でした
通常の一泊二日コースを日帰りで歩かれ、本当にお疲れ様でした。
hottenさんの体力、凄いですね
kyom4は妙高山だけでも山頂直下の激下りで、膝に来てました
佐渡が見たくて行ったのですが、既に時遅しで、
長助池分岐辺りでお会いしたかもと調べてみましたが、
残念でした。
またどこかでお目にかかれたら良いですね
同じ日に登っていた、「15名団体」に属していたものです
花はいろいろ綺麗でしたが、お天気はちょっと残念でしたね。日本海が近いので晴れの少ない山とは、kyom4さんのレポを読んで知りました。とにかく覚悟以上にハードな山で、私たちは杉の原方面にロープウェーで下山でしたが、みんなヘロヘロでした。
標高はそう高くないですが、侮りがたい素敵な山でした。とっても良い温泉もあるし。
いつかはしっかり鍛えてkyom4さんのお勧め新道の周回コース行って見たいです。ワタスゲ見たい〜〜
お疲れ様でした!
そうでしたか
最後尾にいらした方が無線で連絡をしてくださり、道を譲っていただきました。
手際の良い対応がとても爽やかな印象で、有難かったです。
一人で登っていますと、なかなかこうした対応がしていただけないことが多いものですから。
妙高山は晴れていると自宅からでも見える山なのですが、完璧な晴天は年間数えるほどしかないのではないでしょうか。
天気予報とにらめっこしながら、次のチャンスを待つことにします。
Reyopinさんも機会がありましたら、是非また妙高山にお出かけくださいませ
良い温泉も、滝もあります
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