滝子山東稜・浜立尾根イワカガミVルート・ハイク


- GPS
- 09:43
- 距離
- 15.0km
- 登り
- 1,482m
- 下り
- 1,353m
コースタイム
天候 | 曇時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
殿平まではハイキングコース出道標など整備されている。鞍吾山までは比較的歩きやすい道。手書きの道標がある。そこからはテープなどがあるだけで、踏み跡をたどる。鉄塔からは展望が開け、滝子山方面などよく見えるがガスが多く遠くまでは見えない。鉄塔の先がややわかりにくい箇所があるが下調べした情報に従って踏み跡をたどって1250mの御正人のタル手前のピークに出る。御正人のタルはザレているもののさほど危険な場所ではない。しかしここから稜線に出るまで1時間半近くかかり、かなり体力を消耗した。稜線から滝子山までは一般道で浜立山から浜立尾根はマイナールート。南稜からはという危険立て札。浜立尾根入り口はロープの通行止めの場所から左折し、急な斜面を下る。途中赤テープが見られる。1250mの尾根分岐付近から右に踏み跡をたどれば問題なく道証地蔵付近に下ることができるが、今回は左に折れる踏み跡の不明瞭な尾根に入る。尾根は初めは見えず、途中から次第に盛り上がって尾根になる場所があるがわかりにくい。今回はミスコースで左の谷に一旦下りてしまい、気づいて上り返して事なきを得た。尾根に乗ってからは難しい場所はなく鉄塔付近に出られると思う。 |
写真
感想
Topics:滝子山東稜・浜立尾根イワカガミ・ハイク
水曜以降向こう一週間は天気が悪そうなので、滝子山のイワカガミの様子を見ようと東稜から上る計画を立てた。東稜から浜立尾根コースのウエイポイントをGPSに入れて京王桜上水駅を5時過ぎに出発。7時4分に初狩駅到着。ホームから引込み線をわたって改札を出ると駅正面には殿平山が大きく見えた。国道(甲州街道)を笹子方面に進むと藤沢入口の信号。右折して中央高速をくぐり、笹子川を渡って藤沢集落に向かう。途中、滝子山や鶴ヶ鳥屋山、笹子雁ヶ腹摺山などのほか富士山もくっきり見えた。
藤沢集落のはずれに子(ね)ノ神社が現れた。7時30分過ぎだ。準備体操をして出発。急坂をあがるとしばらくは緩やかなのぼり。新緑が美しい。しばらくすると樹木が切れて展望の開けた場所に出た。富士山や三ッ峠などがよく見える。すると上から技術者風の人が降りてきた。すぐ上の電波塔の点検作業に来ていた。殿平にいくのかとたずねられたので、そのまま滝子山まで行くと答えたら驚いていた。途中797mの百反刈山はそれと気づかず、通り過ぎてから、あ、あれかな?と思った。最後の登りもたいしたことなく神社から一時間弱歩いて8時半前、殿平に到着。行動食を補給してすぐ出発。
ここからはなだらかな細い尾根を進む。なだらかな尾根道が終わりかけると、左にまき道のような作業道が出てきたが、尾根筋とは別の方向に進んでいるので(藤沢川方面に向かっているようだ)、尾根を忠実にたどる。そこから尾根はやや右に曲がり、やがて左手が開けてきて、初狩から滝子山のハイキングコースの尾根が見え、その尾根の送電鉄塔が見えた。鞍吾山の先でこの送電線とやがて交差する。鞍吾山の直下はかなり急な斜面になり、木につかまりながら9時45分過ぎに西峰に出た。ザックをおいて三角点のある東峰まで往復、戻ってすぐ出発、10分くらいで滝子山方面が見えてきた。さらに30分ほど歩いて1057mピークを通過。その10分くらい先に送電鉄塔が見え、10時半過ぎに鉄塔到着。開けているので滝子山周辺がよく見える。ここまで距離は半分以上来たが滝子山との標高差は、まだ600m以上ある。時間的にはやっと半分くらいか?
そこから30分くらい尾根をたどって、11時12分、1251mの御上人のタル直前のピークに到着。北側が開けていて、岡松ノ峰方面がよく見えた。そこから白くザレタ急斜面をロープを伝って下り(ほとんどロープには頼らなかったが)、11時20分、御上人のタルに到達。両側は急な沢の源頭。そこからは岩場の急斜面になった。ミツバツツジの中を歩き、しばらく上ると標高1350mくらいからイワカガミ群落が出てきた。しばらくオリンパスペンで撮影しながら岩場を慎重に登る。40分ほど、撮影しながら岩場を登り、12時57分に稜線に出た。ここは滝子山の三角点のある東峰。他の夫婦ハイカーなどとすれ違い、滝子山山頂に1時半に到着。他のハイカーはほぼ下山していたが、70歳前くらいの老ハイカーが残っていて、昼食を食べながら話をした。彼は寂ショウ尾根を登り、浜立山から下山するするようだ。地図とコンパスを持っているかたずねたらないという。バリルートと知っているかたずねたら、大月市の道標が出ていたので、ハイキングルートと思ったらしい。道標は罪作りだ。私は南稜から下ろうと考えていたが、イワカガミは散り始めているとハイカーから聞いたので、この際、浜立尾根にご一緒することにした。
昼食の残りを食べて一時半過ぎに出発、15分ほどで南稜分岐、浜立山には2時過ぎに到着。展望台入口はわからず、先に進む。下山道が南に折れるところには直進不可を示す障害物がおいてあり、ここは問題なし。30分ほど下って1250m辺りのピークで尾根が複雑に分かれている。ここを右に下れば道証地蔵の辺りに降りられる。今回は左の尾根筋を下る。しかし事前調査の不十分さからか、右方向へのトラバースを忘れて左の尾根筋に入り、GPSのウエイポイントから離れた。まずい。少し右にトラバースしたが、その後、少し進んでもやはりGPSと差がある。老ハイカーと相談したが、彼はそのまま下っても大丈夫というのでしばらくそのまま下ると谷筋に入った。上を見ると右側に尾根筋が走っている。その尾根がいくべきルートと確信し、沢筋で行き詰った場所から踏み後を右上に登った。急斜面を木にしがみつきながらなんとか尾根に出ると、上はハイウエイ。その尾根を進むと再び赤テープが見当たらなくなり、試行錯誤したが、下に何か光ったものが見えてきたのでそのまま下ると沢と林道ではなく鉄塔が見えた。鉄塔が見えれば林道に出たも同然で、そこから寂ショウ尾根を横切る林道に出た。林道に出る直前で大きなアオダイショウが向かいに出ていた。4時過ぎ。滝子山から二時間もかかったが30分ほどのロスだろう。
笹子駅まで急いだが、私は笹一酒蔵に向かってお酒を買い、笹子餅工場でお餅を買って老ハイカーとは駅のホームで合流。5時6分の電車に乗り込み、彼は私の登山暦などを尋ねた。さらにGPSなどの話をしながらお餅を勧めた。彼は梁川駅で友達と会うために降りた。感謝されて別れ、一路帰宅した。
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