知床縦走(2/2日目)テン場→知円別岳→硫黄山→硫黄山登山口


- GPS
- 22:44
- 距離
- 10.6km
- 登り
- 560m
- 下り
- 1,621m
コースタイム
−硫黄山肩ザックデポ8:01−8:13硫黄山8:33−8:49肩ザックデポ8:55
−9:56沢分岐−10:39新噴火口10:53−11:51硫黄山登山口
−12:03カムイワッカ管理詰所
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
木下小屋Pの車を回収。車が戻ってくるまで1時間以上待ちました。 カムイワッカPは観光客用の駐車場なので、登山者の車は ゲートから15分ほど歩いた場所に駐車させられるてます。 8月からはカムイワッカ〜ウトロ間にバスが運行されるので、縦走者には便利。 ウトロ〜カムイワッカ間はタクシーで、定額\8,000だそうです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
知円別岳までは迷うような所はありません。 ハイ松が覆いかぶさっている所も登山道は明瞭。 知円別岳から硫黄山への道はザレ場や岩登りっぽい所もあり、道が不明瞭な所も ありますが、注意してみれば分かります。岩場は三点確保で問題ナシ。 硫黄山はザックをデポしてピストンしました。 縦走装備のザックを担いでは、岩場なので降りるのが危険です。 登りはペイントの矢印が見えるので安心ですが、 下りはペイントが見えないので、ルートを間違いやすいです。 |
写真
感想
朝起きると三日月が真っ青な空に浮かんでいる。快晴だ!
後のオッカバケ岳に朝日が当たり、みんなニヤニヤ♪
アルファ米やらで各自適当に朝食を済ませ、出発準備です。
テン場をウロウロしていると、携帯トイレの袋を手にした女性が
近づいてきます。環境省の方だそうで、二つ池付近の汚染が進んでいるので
必ず携帯トイレを使うように指導していました。山トイレのTシャツを
着てくればよかったな(^_-)
テントを畳んで出発です。
前日、絶不調だったiwaさん・konさんは、人が変わった様に快調!
ブイブイと先頭を進んで行きます。遅れてはならじと頑張って着いて行きますが
離されそう。なんちゅう変貌だ!そしてシラLは濡れて重くなったテントを背負い
遅れがち。前日とは違うメンバーになったような感じ(^_-)
二つ池から雪に埋もれた池を横断。
稜線に上ると、今日の歩く稜線が広がっています。素晴らしい景色です。
みなそれぞれに景色を楽しみ写真を撮りながら進みます。
南岳へのひと登りで、景色がまた広がります。
クナシリの山々が雲海に浮かんでいます。振り返ってみる景色も素晴らしい。
やっぱり山はお天気だね。南岳を過ぎたザレ場にシレトコスミレが咲いていました。
株はいっぱいあるけどお花は二株ほどにしかついていません。
ほとんど終ってしまったんですね。稜線で風が舞い上がり、お花が揺れて
写真がイマイチ。でも念願のシレトコスミレを見れて感激です。
今年はずいぶん早くに開花したようです。
知円別岳分岐にもコマクサとシレトコスミレの群生地がありましたが
スミレは終っていて、コマクサだけが何とか咲いていてくれましたね。
分岐から、ちょっと微妙なザレ場をトラバースです。道も気をつけて見ないと
見失いそうな所もあります。konさんの先頭で安心ですね。
吊り尾根や岩場のルートがあって面白いです。
1550m峰下の雪渓を登り1550m峰に出ると、硫黄山がドーンと目の前です。
先発4名若者グループが肩のところで休憩しています。
真っ直ぐ直登するルートもあるらしいのですが、ルートが判別できない。
肩まで行って、ザックをデポし硫黄山を登ることにします。
カメラだけ持ち両手は岩場の登りに備えます。
うっすら見えるペイントを探しながら、登ります。
三点確保で問題なく登れます。肩から15分ほどで山頂!
何組かの登山者で賑っています。絶景!!!
オホーツク海側を目を凝らして見ると、右側水平線上に薄っすらと山影が!
方角からすると、北大雪の山かな。写真には写らなかった。
国後島(クナシリ)の山々は、山頂部が雲海の上に見え、長い島を実感しました。
30分ほど絶景を楽しんで下りです。山頂からの下りはルート指示の
ペイントが見えず、分かりづらいです。一度左へ寄り過ぎ、ザレっぽい所で
上から落石がありビックリです。元へ戻り注意深く観察してルートに復帰。
急斜面の岩場なので、大きなザックを背負っての下りは危険ですね。
みなさん、空身で登っているのが正解です。
肩で一休みのあとは下りです。ザレっぽい土の下は雪でビックリ。
雪渓の上に斜面のザレが落ちたんですね。でも歩きやすいです。
硫黄川の沢地形は雪渓が残っていて、歩きやすい。グリセードで
グイグイ降りて行きます。降りる先には知床ブルーの海が綺麗!
日帰り登山者も、ずいぶん登ってきますね。熊の様子を聞くと、
目撃した人たちもいました。目撃できたという感激が伝わってきたな(^_^;)
見たい会いたいような、会わずに降りたいような複雑な気分です。
雪渓を下ると何箇所か岩場が顔を出しています。
滑りやすいので気をつけて降ります。尾根取り付きの少し上で雪渓がなくなり、
沢地形の岩場を気をつけて降りると、これ以上沢を降りないようにロープがあり分かり易いです。
尾根を一登りして、樹林帯を下ると新噴火口。
左側眼下にはカムイワッカ川が見えてきます。あともう少し。
硫黄採掘後を過ぎ岩ゴロゴロを過ぎ、樹林帯に入れば終点もまもなく。
どうやら熊には逢えずに終りました。
登山口からカムイワッカゲートまで10分ほど車道を歩き、無事終了!
カムイワッカは観光客がわんさか! 車回収は、テン場で会った二人組に
一名を乗せてもらう事になっています。二人組が下山するまで時間がありそうなので
カムイワッカ湯の滝で足湯することにします。大昔、一度湯の滝を登っていますが
その時より、お湯がヌルイと感じました。でも疲れた足に最高でした。
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