記録ID: 206688
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無雪期ピークハント／縦走
日光・那須・筑波
【奥那須】 三倉山の山開きに行ってきました
2012年07月15日(日) [日帰り]
福島県
栃木県
りきまる
- GPS
- 06:25
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 1,397m
- 下り
- 861m
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標高グラフを拡大コースタイム
稲荷神社05:45→06:35旧道出合06:45→標高1,480�鍛羇崚�07:37→08:14唐沢山08:25→09:10三倉山09:25→大倉山09:57→流石山10:56→大峠11:42→林道終点12:10→12:22マイクロバス駐車地12:25→(バス移動)→音金集会所12:50(お蕎麦のサービス)
| 天候 | 曇り （旧道出合から唐沢山までは曇り時々雨。三倉山〜大峠の稜線上は高曇りで遠望が効きました。） |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2012年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| コース状況／ 危険箇所等 |
◆ 三倉山の山開きについて ・ 毎年7月第3日曜日は、下郷町の三倉山々開き実行委員会主催による「三倉山々開き」が開催されます。 ・ この日は、バス代金千円を負担すれば、どなたでも音金〜大峠林道終点間の移動に実行委員会が用意したマイクロバスを利用できます。 ・ また、下山後には音金集会所において、おいしいお蕎麦のサービスがあります。 ・ この時期、大峠から流石山へと続く斜面には、ニッコウキスゲやハクサンフウロなどの高山植物が咲き乱れるとのことですが、今年は少し開花が遅れているようで、百花繚乱とまではいきませんでした。でも、なかなかにきれいで楽しめました。 ・ なお、参加者の多くは、受付にてバス乗車整理券をもらい、順番にバスに乗って大峠林道終点に移動し、大峠〜三倉山〜音金稲荷神社と縦走しますが、今回、私は逆コースをとりました。 ・ これは、どちらかというと下りを苦手としており、三倉山〜稲荷神社の急傾斜を下りたくなかったことと、稜線上を那須連山を望みながら歩きたかったことが理由です。 ◆ 稲荷神社〜三倉山 ・ 稲荷神社脇の舗装道を登っていくと、すぐにダートの林道となり、20分ほど歩くと登山道になります。曇ってはいましたが蒸し暑く、すぐに汗が噴き出します。汗を拭きながらさらに30分ほど頑張ると、旧道出合に到着。 ・ 昨年の11月に登ったときは、この稲荷神社からの新道ではなく、昭文社の「山と高原地図」に記載された旧道から登りましたが、新道は旧道に比べてずっと登りやすいです。そのせいか、旧道出合までの所要時間は、前回に比べ10分以上短縮できました。 ・ 旧道出合で10分ほど休憩し、まずは標高1,692�辰療眤�山を目指します。登山口からの単純標高差は約940�叩�アップダウンがあるので、実際には約1,000メートルくらいでしょうか。唐沢山までは、とても急な登山道です。昨年はダブルストックで登ったのに、今回はシングルストックでした。失敗。ダブルストックの4本歩行のほうが楽だと思います。逆コースで下りに使う場合も、バランス保持に有効でしょう。 ・ 途中、結構強い雨が降ってきましたが、ずっと木立の中を歩くので、雨具を着る必要はありませんでした。 ・ でも、あまりに急な道なので、途中で何度も息を整えます。すると、60代後半と思えるお母さんが、ストックも使わずスタスタ登ってきて、私を追い越していきます。さらに、今度は同じ年代のオヤジさんがもう一人。 ・ あっという間に追い抜かれ、呆然としました。私は足が早いほうではありませんが、日帰り装備で登りの途中にこういう抜かれ方をしたのは初めてでした。いずれも地元の方のようにお見受けしました。脱帽です。 ・ さて、何度も休みながらも08:14に何とか唐沢山の山頂に到着。のどの渇きが尋常でなく、1リットル入りのスポーツドリンクがここで空になりました。そこでアミノバイタルウォーター粉末をボトルに入れ、予備の水でスポーツドリンクを補充します。 ・ 唐沢山から先は、勾配がゆるむので歩きやすくなります。三倉山までの標高差は約200�叩�コースタイムは1時間となっていますが、45分ほどで到着しました。山頂には大峠から登ってきた登山者が8名ほど。彼らが先頭のようです。先ほど私を追い抜いて行ったお二人は、姿形もありません。 ◆ 三倉山〜大峠〜林道終点駐車場 ・ 三倉山の山頂で15分ほど食事休憩をとり、ここから稜線縦走のスタートです。先ほどまでの雨も上がり、遠望も効いています。穏やかな稜線の先には、茶臼岳や朝日岳，三本槍岳が良く見えています。 ・ 標高1,885�辰梁臍匯海泙任蓮�一旦下り、1,854�奪圈璽�を越えて登り返します。周囲はアズマシャクナゲの花が沢山咲いていて良い雰囲気です。大峠から歩いてこられた登山者が次々に登ってくるので、何度も立ち止まり、道を譲ります。 ・ 大倉山には09:57に到着。団体さんが山頂標識で記念撮影していて、なかなか写真が撮れません。それでもなんとか1枚証拠写真を撮って、さらに先へと向かいます。 ・ 期待した高山植物の花々はあまり咲いていませんでしたが、穏やかな稜線とその奥の那須連山の眺めがナイスでした。 ・ 流石山までは、さらに多くの登山者とすれ違ったため、待ち時間も多くなります。まあ、時間には余裕があるので、焦りはしませんでしたが。 ・ 流石山の手前で珍しいトキソウを写真に収め、10:56に流石山を通過。ここから大峠への下りがニッコウキスゲの大群落となるはずでしたが、期待したほどは咲いていませんでした。 ・ でも、それなりに花の種類も多く、時間をかけて撮影しながらの楽しいルートです。 ・ 大峠には、11:42に到着。お地蔵様に手を合わせ、そのまま林道終点に向かいます。道はかなりぬかるんでいるので、スパッツを装着した方が良いと思います。このコース、傾斜も緩く歩きやすいです。 ・ 途中の小沢で顔を洗って汗を流し、林道終点には12:10に到着。さらに12分ほど歩くと、マイクロバスの待つ駐車場に到着しました。 |
写真
このテントのところで受付です。千円を払い、名簿に記入すると、バス乗車整理券と山バッジ、赤いリボンを渡されます。赤いリボンは下山後のお蕎麦と引き替えになるので、無くさないように。私はバスに乗らず、パトカーの留まっている林道を歩き始めました。
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7/15 5:44
このテントのところで受付です。千円を払い、名簿に記入すると、バス乗車整理券と山バッジ、赤いリボンを渡されます。赤いリボンは下山後のお蕎麦と引き替えになるので、無くさないように。
私はバスに乗らず、パトカーの留まっている林道を歩き始めました。
私はバスに乗らず、パトカーの留まっている林道を歩き始めました。
中間地点の標識。このあたり、非常に傾斜が急で、きつい登りが続きます。
08:14唐沢山の山頂に着きました。登山口から約2時間半かかりました。ここで休憩。
正面は1,854�短鯵囘瀬圈璽�。ここから西に尾根が連なっています。
1,854�奪圈璽�から西に連なる尾根。今の時期はヤブがひどいですが、残雪期なら歩けそうですね。
この稜線はとても見晴らしが良いですが、その一方、天候が崩れたときには逃げ場がありません。どこかに避難小屋が欲しいですね。
大峠へと下ります。三本槍岳へ続く登山道がはっきりと見えますね。
林道終点手前の駐車場にマイクロバスが4台待機していましたので、すぐにバスに乗れました。
バスは音金集会所まで行きます。ここでお蕎麦のサービス。とってもおいしく頂きました。
帰り道から集会所方向を振り返る。集会所は、火の見櫓が目印です。
撮影機器：
感想
・ 海の日の3連休は、梅雨が明けたら北アルプスのテント縦走を予定していました。しかし残念ながらまだ梅雨明けは先。
・ それなら、昨年歩いた奥那須を花のきれいなこの時期にもう一度歩こうと思っていました。
・ そのため、ネットで検索したところ、上にも書いたように、毎年7月の第3日曜日は「三倉山々開き」。音金〜大峠林道終点間はバスで移動ができるうえ、下山後はお蕎麦のサービスもあると知り、行って参りました。
・ 当日の受付は05:30からとのことでしたので、その前に現地到着すべく、自宅を02:40に出発。予定どおり05:20には、稲荷神社近くの道路に路駐。
・ すぐに準備して受付に並びましたが、すでに沢山の方が受け付けしており、私のバス乗車整理券の番号は「110」でした。この行事に参加されるならば、朝5時頃に到着していた方が良いようです。
・ 天候も朝方雨が降ったものの、その後は高曇り。このエリアは晴れた夏の日はものすごく暑いのですが、曇ってくれて助かりました。花も曇りのほうが撮影しやすいですし。それでも、大汗をかいてノドが乾きました。
・ それから下山後のお蕎麦がとてもおいしかったです。千円の負担でこれほどのサービスはなかなか無いですね。来年も行きたくなりました。下郷町の「三倉山々開き実行委員会」の皆様には、大変お世話になりました。どうも有り難うございました。
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