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Yamareco

記録ID: 204670
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

甲斐駒ケ岳(試練の黒戸尾根)

2012年07月07日(土) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
GPS
14:00
距離
16.3km
登り
2,447m
下り
2,445m

コースタイム

(1:30出発-3:30尾白渓谷駐車場着-)4:21出発-6:12横手・白須分岐-7:15刃渡り-8:03刃利天狗-8:42五合目小屋跡-9:30七丈小屋(10:00発)-10:42八合目御来迎場-11:53甲斐駒ケ岳山頂

12:55甲斐駒ケ岳山頂-13:41八合目御来迎場-14:10七丈小屋-15:00五合目小屋跡-15:44刃利天狗-16:00刃渡り-17:02横手・白須分岐-18:21尾白渓谷駐車場(-2:30自宅着)
天候 雨時々曇り、14時以降晴れ
過去天気図(気象庁) 2012年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
尾白渓谷駐車場に登山ポストとトイレあり。
下山直後の岩場が判りにくかった他に迷うような場所はありませんでした。
予約できる山小屋
七丈小屋
1:30出発、3:30尾白渓谷駐車場着。
要領悪く右往左往。
1:30出発、3:30尾白渓谷駐車場着。
要領悪く右往左往。
不安もあり登山届を出さなければいけない気持ちになってその場で記載し投函。しかし帰りに1枚だけ残っていたので回収。
不安もあり登山届を出さなければいけない気持ちになってその場で記載し投函。しかし帰りに1枚だけ残っていたので回収。
雨が上がったのでカロリーを補給し出発準備完了。
雨が上がったのでカロリーを補給し出発準備完了。
4:21緊張のスタート。
4:21緊張のスタート。
竹宇駒ケ岳神社で一礼し、吊橋を渡って登山道へ。
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竹宇駒ケ岳神社で一礼し、吊橋を渡って登山道へ。
名水百選 白洲・尾白川
名水百選 白洲・尾白川
揺れる吊橋を元気に渡る。
揺れる吊橋を元気に渡る。
今日も元気に頑張ります!
私のお供は娘にもらったお守りです。
昨年の北アルプス以降、全て持ち歩いています。
これがあると帰宅後一緒に写真を見てくれるのです。(恥ずかしながら。)
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今日も元気に頑張ります!
私のお供は娘にもらったお守りです。
昨年の北アルプス以降、全て持ち歩いています。
これがあると帰宅後一緒に写真を見てくれるのです。(恥ずかしながら。)
大雨で増水の尾白川。
大雨で増水の尾白川。
いきなりの急な登りに閉口。
いきなりの急な登りに閉口。
急登と蒸し暑さで体から汗が噴き出す。
急登と蒸し暑さで体から汗が噴き出す。
後から来た方々は歩くペースがまるで違いました。最初の方は私が七丈小屋に着いた時にちょうど下山してきて笑顔で励ましてくれました。後の4名の方も恐ろしいほど早いペースでした。すれ違い時に励ましの言葉を掛けてくれたので勇気が増しました。
後から来た方々は歩くペースがまるで違いました。最初の方は私が七丈小屋に着いた時にちょうど下山してきて笑顔で励ましてくれました。後の4名の方も恐ろしいほど早いペースでした。すれ違い時に励ましの言葉を掛けてくれたので勇気が増しました。
腹が減ったらいつものトレールミックス。
腹が減ったらいつものトレールミックス。
蒸し暑い・・・
いまひとつ意味がわからない標識。
いまひとつ意味がわからない標識。
横手・白須分岐を過ぎる頃には、きつくて意識的にペースを落としました。
横手・白須分岐を過ぎる頃には、きつくて意識的にペースを落としました。
手足を伸ばすと25cm位の大きな蛙が山道で飛び跳ねるのを発見。しばしつついて遊んでいると見せかけてしばし休憩。
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手足を伸ばすと25cm位の大きな蛙が山道で飛び跳ねるのを発見。しばしつついて遊んでいると見せかけてしばし休憩。
刃渡りに到着してしばし休憩。
笑顔は作り笑い。
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刃渡りに到着してしばし休憩。
笑顔は作り笑い。
70リットルのリュックに色々詰め込んだことを後悔。何があっても大丈夫なのだが・・・。
我はテント派と言えればカッコいいけど。
70リットルのリュックに色々詰め込んだことを後悔。何があっても大丈夫なのだが・・・。
我はテント派と言えればカッコいいけど。
雨があがり気持ち良い風が霧を吹き飛ばす。
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雨があがり気持ち良い風が霧を吹き飛ばす。
近くに沢山の山が出現し今後の眺望を少しだけ期待したがまたすぐ雨模様。
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近くに沢山の山が出現し今後の眺望を少しだけ期待したがまたすぐ雨模様。
4時半から3時間半歩いて高度を1230m上げ、2000mを突破したことに少し感動。でもまだ残り967m。先が思いやられる。
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4時半から3時間半歩いて高度を1230m上げ、2000mを突破したことに少し感動。でもまだ残り967m。先が思いやられる。
多くの鎖場をクリアーし標高2049m刃利天狗に到着。
多くの鎖場をクリアーし標高2049m刃利天狗に到着。
黒戸山の巻き道付近で2150mまで登ったのに、100m程高度を落として溜息をつく。
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黒戸山の巻き道付近で2150mまで登ったのに、100m程高度を落として溜息をつく。
これから少し下り五号目小屋跡地に至る。
これから少し下り五号目小屋跡地に至る。
五合目小屋跡到着。五合目って何?まだ半分?何が半分?疑問と不安が脳裏をよぎる。
五合目小屋跡到着。五合目って何?まだ半分?何が半分?疑問と不安が脳裏をよぎる。
そのすぐ脇からいよいよ本コースの核心部分が始まる。
そのすぐ脇からいよいよ本コースの核心部分が始まる。
急で長いハシゴだが、落ち着いて登れば大したことは無い。
急で長いハシゴだが、落ち着いて登れば大したことは無い。
アンカーボルトがしっかり止まっていることも確認してみた。
アンカーボルトがしっかり止まっていることも確認してみた。
急なクサリ場は足をどこに掛けるか事前に確認が必要。
急なクサリ場は足をどこに掛けるか事前に確認が必要。
樹林帯では花を見つけられなかったけど、この辺から沢山見かけるようになった。
これはマイヅルソウ。
樹林帯では花を見つけられなかったけど、この辺から沢山見かけるようになった。
これはマイヅルソウ。
きのこは樹林帯にも沢山あった。
きのこは樹林帯にも沢山あった。
景色が見えるとよそ見してかえって危険かも。
景色が見えるとよそ見してかえって危険かも。
七丈小屋に到着。
七丈小屋に到着。
(調査中)
今回一番癒してくれたのがピンクのイワカガミ。
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今回一番癒してくれたのがピンクのイワカガミ。
岩場もどこに足を掛けるのかを事前に考えて登れば全く問題無し。
岩場もどこに足を掛けるのかを事前に考えて登れば全く問題無し。
白いハクサンイチゲと黄色い(調査中)
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白いハクサンイチゲと黄色い(調査中)
ここは結構急だけどクサリが無かったし、石が滑るので注意して登った。
ここは結構急だけどクサリが無かったし、石が滑るので注意して登った。
気持ち悪い色をした生き物が岩の上をニュルニュル動いていた。
雨が降ると色々な生き物が姿を現すが、期待していた雷鳥は残念ながら姿を見せてくれなかった。
ニュルニュルと蛙で代替という気持にはなかなかなれず。
気持ち悪い色をした生き物が岩の上をニュルニュル動いていた。
雨が降ると色々な生き物が姿を現すが、期待していた雷鳥は残念ながら姿を見せてくれなかった。
ニュルニュルと蛙で代替という気持にはなかなかなれず。
ピンボケのイワウメ。
ピンボケのイワウメ。
八ヶ岳にも沢山あったキバナシャクナゲ。
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八ヶ岳にも沢山あったキバナシャクナゲ。
駒ケ嶽神社本社。もうすぐ頂上?いやまだ100m以上あるはず。(と思い込んでいた。)
駒ケ嶽神社本社。もうすぐ頂上?いやまだ100m以上あるはず。(と思い込んでいた。)
あと標高差で100mはあると思っていたのにいきなり頂上まであと5分の標識。
これにはエッと驚きつつもほっとした。
折角だから12時までに登頂しようと思って思わず全力で駆け上がる。
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あと標高差で100mはあると思っていたのにいきなり頂上まであと5分の標識。
これにはエッと驚きつつもほっとした。
折角だから12時までに登頂しようと思って思わず全力で駆け上がる。
11:58 2967m甲斐駒ケ岳登頂!(高度計は2855m)
景色はな〜んにも見えな〜い。
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11:58 2967m甲斐駒ケ岳登頂!(高度計は2855m)
景色はな〜んにも見えな〜い。
ノコギリ岳という名前だけあって、ザイル、ハーケン、ヘルメット必須と書いてある。どんなところなのだろう。
ノコギリ岳という名前だけあって、ザイル、ハーケン、ヘルメット必須と書いてある。どんなところなのだろう。
せめて山の形だけでも見たかった。よし次回!
せめて山の形だけでも見たかった。よし次回!
(調査中)
お地蔵さんと。
晴れていれば後ろは仙丈ケ岳のはず。
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晴れていれば後ろは仙丈ケ岳のはず。
晴れている時にまた来よう。
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晴れている時にまた来よう。
頂上の祠
黒戸尾根を登りきった充実感・達成感は120%!
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黒戸尾根を登りきった充実感・達成感は120%!
スタート時間がほぼ同じで、途中七丈小屋で親しくなり、山頂で楽しい会話とアドレス交換をした方々です。わざわざ写真を頂いたので追加掲載しちゃいます。
ありがとうございました!
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スタート時間がほぼ同じで、途中七丈小屋で親しくなり、山頂で楽しい会話とアドレス交換をした方々です。わざわざ写真を頂いたので追加掲載しちゃいます。
ありがとうございました!
晴れてきた!もしやと思いしつこく待つ。
やっぱり景色は楽しみたい。
晴れてきた!もしやと思いしつこく待つ。
やっぱり景色は楽しみたい。
少しでも太陽が顔を出すと、とても暖かくて体中にエネルギーを充填してくれた。
また来ますと祠に一礼して13:00下山開始。
少しでも太陽が顔を出すと、とても暖かくて体中にエネルギーを充填してくれた。
また来ますと祠に一礼して13:00下山開始。
岩の上の2本の剣がかっこいい。
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岩の上の2本の剣がかっこいい。
七丈小屋を見下ろす八合目御来迎場で急に前方の雲が晴れ眺望が広がる。
七丈小屋を見下ろす八合目御来迎場で急に前方の雲が晴れ眺望が広がる。
前方は晴れたけど、甲斐駒ケ岳の頂上はまだ霧の中でした。
前方は晴れたけど、甲斐駒ケ岳の頂上はまだ霧の中でした。
眼下でダイナミックに動く雲の様子をしばし観察。そういえば曇の動きは普通下から見るものだよな。とあらためて思う。
眼下でダイナミックに動く雲の様子をしばし観察。そういえば曇の動きは普通下から見るものだよな。とあらためて思う。
この尾根が黒戸尾根。
これからここを越えていく。
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この尾根が黒戸尾根。
これからここを越えていく。
朝の曇天がうそのような青空に心地よい気分になりなかなか歩き出せない。
朝の曇天がうそのような青空に心地よい気分になりなかなか歩き出せない。
向こうに見えるのはまさか2週間前に登った八ヶ岳か!?ただの影か?(調査中)
いいや!今日のところは八ヶ岳にしておこう!!!
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向こうに見えるのはまさか2週間前に登った八ヶ岳か!?ただの影か?(調査中)
いいや!今日のところは八ヶ岳にしておこう!!!
七丈小屋のテン場で鳳凰三山が姿を現す。
七丈小屋のテン場で鳳凰三山が姿を現す。
かっこいい山の形とピョコンと飛び出たオベリスクが呼んでいる。
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かっこいい山の形とピョコンと飛び出たオベリスクが呼んでいる。
いつ行けるかな?ここより楽に上れるかな?と今回の黒戸尾根を制覇して少し強くなった気分で思いにふける。
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いつ行けるかな?ここより楽に上れるかな?と今回の黒戸尾根を制覇して少し強くなった気分で思いにふける。
テントのペグが常設されているのはとても親切だ。
テントのペグが常設されているのはとても親切だ。
小屋があると安心だから、チャレンジもできた。
小屋があると安心だから、チャレンジもできた。
とても綺麗そうなトイレ。
とても綺麗そうなトイレ。
水質表示のある水場。とても美味しかった。
水質表示のある水場。とても美味しかった。
鳥さんも遠くを眺めていた。
鳥さんも遠くを眺めていた。
(調査中)→調査結果:シロバナベニイチゴ!
お花モードで思ったより綺麗に撮れた。
(調査中)→調査結果:シロバナベニイチゴ!
お花モードで思ったより綺麗に撮れた。
五合目小屋まであと15分の彫り物。何年前のもの?
五合目小屋まであと15分の彫り物。何年前のもの?
刃利天狗到着。ここからも急なクサリ、ロープ、階段が続く。
刃利天狗到着。ここからも急なクサリ、ロープ、階段が続く。
足を滑らせないよう要注意。
足を滑らせないよう要注意。
刃渡りの両側もいい眺めだったけど、よそ見していて一度ヒヤリとしてしまった。反省反省。
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刃渡りの両側もいい眺めだったけど、よそ見していて一度ヒヤリとしてしまった。反省反省。
鳳凰三山に別れを告げ、長い樹林帯に突入。
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鳳凰三山に別れを告げ、長い樹林帯に突入。
赤いテープが目印になって迷うところは無かった。
赤いテープが目印になって迷うところは無かった。
標高770mの尾白渓谷駐車場までスカイツリーと同じ634m!
標高770mの尾白渓谷駐車場までスカイツリーと同じ634m!
蛙の子供と戯れる。
蛙の子供と戯れる。
はぁ遂に先が見えた。今日は良く歩いた!
はぁ遂に先が見えた。今日は良く歩いた!
遂に吊橋が見えた。
遂に吊橋が見えた。
よっしゃー!
青空が綺麗だった。
今日は七夕。星空はどうだろうか?(駄目でした。)
青空が綺麗だった。
今日は七夕。星空はどうだろうか?(駄目でした。)
(調査中)→調査結果:ホタルブクロ
昔の人は蛍を入れて遊んでいたらしい。
(調査中)→調査結果:ホタルブクロ
昔の人は蛍を入れて遊んでいたらしい。
やはり青空を何度も見上げてしまう。
やはり青空を何度も見上げてしまう。
竹宇駒ケ岳神社で無事帰還にお礼のお参り。
竹宇駒ケ岳神社で無事帰還にお礼のお参り。
18時半ようやく駐車場着。
総行動時間は14時間でした。
18時半ようやく駐車場着。
総行動時間は14時間でした。
何年か前に家族でこの下のキャンプ場でキャンプしたなぁ。あの時は滝めぐりはしたけど、甲斐駒には興味が無かったなぁ。
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何年か前に家族でこの下のキャンプ場でキャンプしたなぁ。あの時は滝めぐりはしたけど、甲斐駒には興味が無かったなぁ。
辛かったけど思い出に残りそうな道のりを振り返る。
辛かったけど思い出に残りそうな道のりを振り返る。
白洲はいいところだ!
白洲はいいところだ!
すぐ近くの尾白の湯で一日の疲れを癒す。
ここは日本でも有数の濃い温泉で、名湯中の名湯とのこと。
とても気持ちが良かった。
すぐ近くの尾白の湯で一日の疲れを癒す。
ここは日本でも有数の濃い温泉で、名湯中の名湯とのこと。
とても気持ちが良かった。
このあと双葉SAでかつ丼を食べ、1時間寝てから運転を開始するも眠さに耐えられず、少し先の釈迦堂PAで5時間爆睡し2時半に無事帰宅。
24時間超の山旅になってしまった。
このあと双葉SAでかつ丼を食べ、1時間寝てから運転を開始するも眠さに耐えられず、少し先の釈迦堂PAで5時間爆睡し2時半に無事帰宅。
24時間超の山旅になってしまった。

感想

今回は天気が悪いことは覚悟して、横殴りの風が無いことだけを確認し、夏山トレーニング1点の目的で日本三大急登のひとつ甲斐駒ケ岳、黒戸尾根コース日帰りにチャレンジしました。
標準コースタイムは往復で15時間位。普通は1泊で行くコースです。

ヤマレコで多くの記録を参照させていただきましたが、日帰りの方はかなりの健脚で、日の出頃に出発し12〜16時頃にゴールしていることを確認していました。

日本三大急登、標高差2200mってどんなものなんだろう?私でも帰ってこれるだろうか?
一抹の不安を抱きながらも自分を信じて薄明るくなった4:30頃に標高770mの駐車場をスタートしました。

しかし、歩き始めてすぐの樹林帯が急登で長いこと長いこと。そして後続の方の歩くペースの早いこと早いこと。
荷物も70リットルのリュックに色々と詰め込んで重く、それに加えて蒸し暑くて大量の汗・・・
これらに初っ端からめげそうになりました。
そんな状態だったので、ゆっくり登らないと帰りが危ないと思い、序盤から意識的にペースを落として歩くようにしました。

刃渡り付近では雨が上がり、とても心地よい風が流れまし、視界が開けたのですがまたすぐに雨が降り出しました。

目指す先は霧で何も見えないし、標識も少ないし、地図も5万分の一でどこにいるのかわからないので、高度計だけを情報源とし、100m登るごとに何回も自分を励ましながら進みました。今回は本当に何回も何回もです。
赤いテープと登山道の表示が多数あり、迷うような所が無かったのが救いでした。

五合目小屋跡を越えたところからハシゴやクサリが連続しましたが、これらは飽きないし高度が一気に上がるのでとても嬉しく感じました。
最後の上りにはクサリがあってもよさそうな岩場があり、足元も濡れて滑るので注意が必要でした。

気圧の変化が激しかったことが原因か、高度計が100mずれていたので12:00頃あっけない甲斐駒ケ岳2967m登頂でした。
上りは7時間30分位でした。

頂上では雨がやんでいたので、眺望を期待して約1時間留まっていました。
太陽が一瞬顔を出したときの暖かさは冷え切った体と一部紫色になってビリビリしびれる両手にはとてもありがたいものでした。

帰路も長いので午後1時に諦めて下山を開始しましたが、七丈小屋付近で青空の中に見えた鳳凰三山には感動してじっと立ち止まって眺めていました。
高山植物も2週間前の八ヶ岳の時と似たものがありましたが、今回は解説してくれる人がいなかったので写真だけ撮って帰ってきました。

刃渡りの崖では足を踏み外し一瞬ヒヤリとすることがありました。やはり気を抜くと危ない。これが今回最大の反省点です。

樹林帯に入ってからの下りが急で長いこと。眺望もほとんどないのでただひたすら滑る足元に注意して歩くのみでした。

今朝は良くこんなところを登ってきたものだと自分のことながら感心しつつスタートから14時間掛けて18:30に駐車場に戻ってきました。
下りは5時間30分位です。

日本三大急登・黒戸尾根はとても骨のあるコースで、少し強くなった気分に浸ることができました。

一晩明けて昨日を思い起こすと、辛いのは登りも下りも長い樹林帯で、それ以外の刃渡りから頂上の間は変化に富んでとても楽しいコースだったと思います。
これに写真でしか見たことがないあの素晴らしそうな眺望と気持よいそよ風が加われば絶対癖になるのだろうなと思いました。

6月後半になって本コースのレポートが増えたけど、毎年訪れるような方はただ体力チェックで歩くだけではなく、きっと素晴らしい眺望にも魅力を感じているのではないかと勝手に思い込みました。
だからまだそれをまだ目の当たりにしていない私はもう一度チャレンジすべきなのだ!
「試練の黒戸尾根」を「やみつきの黒戸尾根」にすべく。

そう言いつつも次は今月末の剱岳!
・アルペンルート経由で一般的な別山尾根コース(かにのよこばい・たてばい)にするか、
・車で番場島まで行って今回とほぼ同じ標高差の「試練と憧れ」の早月尾根にするか、
・または思い切って電車とタクシーで馬場島まで行って早月尾根経由で室堂に抜けるか、
等々妄想が頭の中をぐるぐる旋回中です。

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コメント

おつかれさまでした。
kusaki916さん、こんにちは。山頂でip-isobeさんといっしょだった者です。

私たちは少々遅れて、19時過ぎごろ無事下山しました。

釈迦堂PAで寝る気持ち、すごくわかります。僕らも同じ双葉SAで食事をとった後眠くなり、2人で運転を交代しながら、何とか千葉までたどり着きましたので。

またどこか同じ山に登れたらいいですね
2012/7/9 1:21
kusaki916さんお疲れ様
尾白の湯に入って、さらに二葉でカツ丼。
私の行動パターンと一緒だ(笑)。

本日は全身筋肉痛。
明日は名古屋に出張ですが、
眠りこけて京都まで行っちゃいそうデス。

レコ拝見しました。
私も赤岳の周回コース行ってみたいな。
たぶん行くことになりそうな予感がする。(笑)
そのまえにあの本、読んでみようかな。

高尾--雲取--甲武信岳--金峰山
コレもやってみたいが、贅沢な計画です。

また、いつかどこかの山でお逢いできることを
楽しみにしております。
2012/7/9 1:33
お疲れ!
いやぁ、あの天気で出かける気力、すごいねぇ。
私は土曜の夕方のしとしと雨で嫌になりましたもん。

機会があったら北岳につきあってください
2012/7/9 9:00
70ℓザックで日帰り黒戸尾根!
kusaki916さん、こんばんは。
70ℓザックで日帰りとは、まさに試練の黒戸尾根ですね!
あの距離と鎖場を重いザックで登ったことを考えると、
凄すぎるとしかいいようがないです [オオッ!]
(でも、kusaki916さんでしたら、何となく納得してしまいます
そして、今月末は剱ですか!
自分の【剱】⇒【甲斐駒】と逆の順番ですね。
剱は早月尾根〜室堂散策とか、時間があればイロイロと楽しいコースがありますよね

※自分は、今夏に槍・穂高方面(初挑戦)を考えてます。
(流石に9日間等というのは無理ですが…
2012/7/9 19:55
nabekaさんこんばんは!
70ℓのザックでも中身は8kg程度だったと思います。
小さなザックを持っていないのでテント泊の癖(心配性)でつい詰めすぎてしまいます・・・
紛らわしい記載でごめんなさい。

甲斐駒黒戸尾根に興味を持ったのはnabekaさんのレコがきっかけです。
早月尾根に興味を持ったのも同じなのででとても感謝しています。
槍・穂高方面楽しみですね!
私も剣岳安全第一で行ってきます!
2012/7/9 21:40
fightさん次回の北岳は是非!
今回は修行僧の気持ちになりました。

上半身はカッパを着ましたが、パンツは岩場で動きにくくなるのが嫌で通常の半ズボンだったのでグチャグチャの水着状態でした。
靴に水が入らないように脚絆は付けました。

上半身は汗でビショビショだけど体が冷える前に動くようにだけ気をつけました。
しかし指先が冷えてがビリビリ痺れたことは次回へ向けた課題でした。
やはりゴアテックスのカッパが必要かな?

北岳中止残念でしたね。
都合があえば是非行きましょう!
2012/7/9 21:45
ip-isobeさん筋肉痛はどうですか?
今回はお2人と会話ができてとても楽しかったです。
また写真ありがとうございました!私のレコにも追加させていただきました。
コースだけでなく、双葉でカツ丼も同じとは奇遇すぎますね!
考えることが一緒なのでまたどこかの山でお会いできますね!
本日は新幹線で寝過ごさずに出勤できましたか?

ところで今私は両足の太ももの前が痛くてしかたありませんが、ip-isobeさんも同じですか?
私たちを気持ちよく抜き去った方々も同じなのか気になりました。
2012/7/9 21:57
ciao066さんおつかれさまでした!
七丈小屋でいただいた塩飴はとても美味しかったです。
ありがとうございました。
私は18時20分頃駐車場につきました。
2人で行くと運転も交代できていいですよね。
計画を共有して、またいつかどこかでお会いできたら嬉しいです!
2012/7/9 22:06
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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