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Yamareco

記録ID: 2010206
全員に公開
ハイキング
日光・那須・筑波

白根隠山と白檜山

2019年09月07日(土) 〜 2019年09月08日(日)
情報量の目安: S
都道府県 栃木県 群馬県
 - 拍手
hagure1945 その他2人
GPS
32:00
距離
15.2km
登り
1,276m
下り
1,272m

コースタイム

1日目
山行
9:47
休憩
5:02
合計
14:49
5:32
122
7:34
5:57
145
8:22
22
8:44
8:47
15
9:02
10
9:12
9:14
14
9:28
27
9:55
10:02
0
10:02
10:39
63
11:42
15:43
68
16:51
17:01
42
白檜岳
17:43
17:45
59
白根隠山
2日目
山行
2:05
休憩
0:10
合計
2:15
7:30
7:40
30
8:10
85
9:35
菅沼ゴール地点
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2019年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
菅沼登山口
いろいろトラブルもありましたが、1時間遅れで出発です
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菅沼登山口
いろいろトラブルもありましたが、1時間遅れで出発です
天気はいいです
白根山が
いつもの楽しいメンバーで、今日はユメさんの群馬百名山達成の山です
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いつもの楽しいメンバーで、今日はユメさんの群馬百名山達成の山です
弥陀ヶ池に来ました
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弥陀ヶ池に来ました
水がきれいです
気分爽快
五色沼へ
ここから下って行く
ここから下って行く
五色が見えます
静かです
テントが一張りありました
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テントが一張りありました
避難小屋です。この小屋、毛布などもあって広くていいです。
避難小屋です。この小屋、毛布などもあって広くていいです。
此処から稜線へ登ります
此処から稜線へ登ります
正面は前白根の道。手前が錫ヶ岳への道です
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正面は前白根の道。手前が錫ヶ岳への道です
男体山と中禅寺湖。AOさんは男体山に登っていないんだと!
男体山と中禅寺湖。AOさんは男体山に登っていないんだと!
この外輪山の稜線を行きます
この外輪山の稜線を行きます
奥白根山が立派!
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奥白根山が立派!
こんな稜線、ルンルンしながら
こんな稜線、ルンルンしながら
白根隠山です。女性はここまでだそうです。
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白根隠山です。女性はここまでだそうです。
白根隠山のガレバの下りを下ってきました
白根隠山のガレバの下りを下ってきました
笹に覆われた稜線に突入
笹に覆われた稜線に突入
稜線の下をトラバースするように膝までの笹道をゆく。神経使います
稜線の下をトラバースするように膝までの笹道をゆく。神経使います
白檜山山頂
ちょっと休憩
錫ヶ岳が見えるピーク
錫ヶ岳が見えるピーク
錫ヶ岳を見ます。でもここからの距離と時間を考えると今日の体力であ二人の足を引っ張ると思って、私は、ここで二人の帰りを待つことに決断。
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錫ヶ岳を見ます。でもここからの距離と時間を考えると今日の体力であ二人の足を引っ張ると思って、私は、ここで二人の帰りを待つことに決断。
小屋までの帰りの体力温存を考えた。やはり久しぶりの山で不安が大きかった。
2019年09月07日 11:33撮影 by  Canon EOS M3, Canon
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9/7 11:33
小屋までの帰りの体力温存を考えた。やはり久しぶりの山で不安が大きかった。
少し降りた場所で、寝ていました。
2時間ほど休んでいたらご夫婦が下ってきました。山頂から15分ほど下ったところで二人に会ったと教えてくれた
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少し降りた場所で、寝ていました。
2時間ほど休んでいたらご夫婦が下ってきました。山頂から15分ほど下ったところで二人に会ったと教えてくれた
二人の帰る時間を考えて、錫ヶ岳への道をあるいてみました。
二人の帰る時間を考えて、錫ヶ岳への道をあるいてみました。
途中、きれいな道もありますが、倒木が多くて道がわからなくなる。行き違うと困るので、引き返すことにしました。
途中、きれいな道もありますが、倒木が多くて道がわからなくなる。行き違うと困るので、引き返すことにしました。
4時近くに二人の声がして、私もほっとしました。かなり難儀した道の様です。先行していた男性と一緒に戻ってきました。
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4時近くに二人の声がして、私もほっとしました。かなり難儀した道の様です。先行していた男性と一緒に戻ってきました。
白檜山へ登り返し、
白檜山へ登り返し、
白根隠し急峻なガレバの道も登り切りましたが、もう6時です。ここから暗くなる前に分岐に向かう。小屋跡で日が暮れました。
白根隠し急峻なガレバの道も登り切りましたが、もう6時です。ここから暗くなる前に分岐に向かう。小屋跡で日が暮れました。
午後7時前に小屋に到着。先客2人で5人の宿泊となった。毛布があってよかった。
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午後7時前に小屋に到着。先客2人で5人の宿泊となった。毛布があってよかった。
9月8日の早朝に、奥白根山に二人はピストンしてきたが、山頂は360度の展望があり、青さんが前回の時には何も見えなかったが、リベンジ達成。Yumeさんの映像をヤマレコで見てください。AOさん大喜びでした。
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9月8日の早朝に、奥白根山に二人はピストンしてきたが、山頂は360度の展望があり、青さんが前回の時には何も見えなかったが、リベンジ達成。Yumeさんの映像をヤマレコで見てください。AOさん大喜びでした。
私の靴はご臨終間近です。ソウルが両方とも剥がれてしまいました。
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私の靴はご臨終間近です。ソウルが両方とも剥がれてしまいました。
7時過ぎに菅沼へ向かいます。
7時過ぎに菅沼へ向かいます。
ユメさんもぐんま百名山達成して大満足。
ユメさんもぐんま百名山達成して大満足。
五色山への分岐
弥陀ヶ池に戻りました
弥陀ヶ池に戻りました
1.9kの道標
はい戻ってきました。
はい戻ってきました。
この先が駐車場です
この先が駐車場です
9時35分。はーい、ただ今到着。これで午後には家に帰れます。犬の散歩に間に合うぞ・・・・!
妻が留守なのでワンコのことが気がかりでした。
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9時35分。はーい、ただ今到着。これで午後には家に帰れます。犬の散歩に間に合うぞ・・・・!
妻が留守なのでワンコのことが気がかりでした。
撮影機器:

感想




2019年はお正月に初日の出を見に多峯主山に登ったのが始まりだが、今年はほんとに高い山に登っていない。2000mを越える山は今回が今年初めてなのだ。1週間前に22キロ歩いてみた。
週半ばから胸が苦しく感じられてこれも厭らしい。右足の親指の付け根辺りも違和感がある。ユメさんに行こうと言いながら、内心ものすごい不安を感じていた。
丸山スキー場の駐車場で仮眠したけど、3時ごろに目が覚めた。4時ごろに菅沼へ向かったが、バックドアを開けたまま走り出して、途中で気づいてみたら、私の荷物がなくなっていた。道路にみんな落ちていて、無事回収できたけど、これで少し時間をロスした。
結局 5時半に駐車場を出た。弥陀ヶ池には2時間で、更に稜線の分岐まで1時間、途中避難小屋を覗いて、毛布が沢山置いてあるので、ここで寝られると思った。
稜線に出てから、白根隠山まで50分は気持ちよく歩いた。ここからガレバを下り、笹薮の尾根に入る。この藪漕ぎは今日の具合にはつらかった。白檜山まで小一時間、そこからどーんと笹薮を下る。そしてしばらくして小さなピークに立つと目の前に錫ヶ岳が見えた。
一旦、長い稜線を下り、コルに至り、そこから登りかえす頂が錫ヶ岳だ。12時前だ。今日の私のペースでは山頂までは行けるだろうが、体力を使い果たしたら、白檜山や白根隠のガレバの登りに耐えられるか、遅くなれば小屋に付くにも遅くなる。
私は、2人に「ここにいるから、2人で登ってきて」と言いました。今日中に帰るならば、ここが限度だろうが、小屋に泊まることにすれば、2人は行ける。何としてもユメさんの思いは叶えたい。それでここに留まった。二人を見送り、少し下った場所で荷物を置いて横になった。

   帰路思い二人見送る道半ば我には遠く錫ヶ岳みゆ

AOさんがラジオをおいていってくれたので、ラジオを聴きながらしばらく横になって寝た。2時ごろだったか、突然ご夫婦が現れて、こちらがびっくりした。
「二人に会いませんでしたか?」と聞くと、下山して15分くらいしたところで会いました」と言われた。
差を考えると3時ごろには戻るかなと思って、2時半ごろに、錫ヶ岳にむかってみた。途中いい道が現れたりいするが、倒木が多く、道が不明になる。二人ならいけるな、と思いながら、私は適当なところで引き返す。
ザックを置いた場所で、再び横になっていたら、4時近くに二人の声がして戻ってきた。
ユメさんが、群馬百名山を達成できて、興奮気味。アオさんがいてくれて、独りでは心が折れると言った。私たちより先行していた人も一緒だった。Sさんは道に迷ってあきらめて戻ろうとした時、二人に出会い一緒に山頂を踏んだと言う。
Sさんは先に下山して行った。私たちはピッチも遅く、白檜山の登り返し、笹薮の道、再び白根隠山のきつい登りを越えた時には、6時間近になりガスが我々を包んだ。小屋跡に出た時はほっとした。携帯がつながる場所だったので、妻に泊まることを連絡。青さんも、ユメさんも奥さんに連絡をした。これで私も安心した。ライトを取り出して日没に備える。
避難小屋への道を黙々と下り、小屋の前に立ったのは7時前だった。小屋の戸を開けると、Sさんともう一人若い人がいた。
その夜はにぎやかだった。Sさんは安中の人で、群馬百名山88番目となったと言う。若い人は東京の人で山を初めて間が無く、初めての避難小屋泊まりだと言う。
私はアオさんが沸かすお湯を貰って「カレー飯」の夕食。
毛布を3枚使って寝床として、食べたら寝てしまった。夜中に目が覚めた。小屋の外に用を足しに出た。寒い。その後、1時間ごとに目が覚めたようだったが、4時半ごろ起きだした。
Sさんが、デポしていた食パンで、キュウリとハムでサンドイッチを作ってくれて、自分は食欲がないからと、みんなに朝食としてプレゼント。これはありがたい朝食と喜んでいただく。コーヒーを沸かしてにぎやかに朝を迎えた。
ユメさんが奥白根の山頂まで1時間だよ、と言い出したので、アオさんと言ってくればいい、と私は言った。私の靴はソウルがはがれてしまい、登るの気はなかった。ただアオさんが以前登った時に展望が得られなかったことを悔やんでいたので、リベンジと言って、けしかけた。予定にはなかったが、私は小屋で待つことにした。
実は家では妻がいないので、アイビーが独りになるのが不憫で早めに帰ることを願っていた。5時過ぎ二人を送り出し、Sさんは下山した。東京のKさんはしばらく話をした後、下山した。ピーカンの空は真っ青だった。
私は小屋に一人になった。

 七十と四となっても山が好き一人避難小屋の掃除する
 奥白根頂を踏む友を待つ短歌を詠んで一人笑っている

長年履いてきた靴の底がはがれて、Sさんが暮れたテーピングで修理する。最後の登山口まで持ってくれれば、この靴ともお別れだなと思った。
新しい靴もしばらく買えない。残りの靴でやり繰りしようと思いながら百名山のラストの山、大雪山を登ったのもこの靴だ。

 百名山登った靴底剥がれ騙しだまして下山路をゆく
 人生の仕舞いに向かう道半ば困窮(くなん)の頂き越える愉しみ

7時に二人がにこにこしながら戻ってきた。「すっごい眺めだったよ」とユメさん。アオさんも「最高の天気!」と興奮気味に山頂の様子を語る。
二人の喜びに私も満足。小屋の戸を閉めて、登山口へ心も軽く戻る。
とても充実した楽しい山となった。

 故郷の百の頂踏み終えた我が山友に空笑う秋

(後記)
無事家にたどり着き思うことは、年齢と体力のことだった。まだ山は続けたいがコンスタントに行かないと体力を維持できないし、回復力も格段に言うことだ。
今回取った自分の行動は正しいと思った。冷静に判断することで、目的を達成させた。それが何よりうれしかった。
去年の体力ならば行けない山ではなかったと思う。ただ出かける前からの不安と闘いながら、精いっぱい頑張ったかなと思う。
今年は山の記録から見ても不遇の年であって、過去最低の山回数でしかない。しかしできるだけ頑張ろうと思う。工夫次第だろう。
道々思った。20代から60代まで過ぎていろいろな苦労があったが、この歳になって一番困窮している事態に直面しているが、なぜか楽しんでいる自分を見る。異の痛む思いをするが、友がいて気遣ってくれる。こんな仕合せなことはない。
この山は心に残った山です。リベンジしますよ。必ず。





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コメント

インテリっていいなー
hagureさん  こんにちは。
私は学がないのでとても上手に読めませんが一つ

わが夢に付き合い喜ぶ友嬉し 

最後の山を一緒に祝ってもらい、山友の有難さを感じています。
4時間も待たせてしまってごめんなさい。動かずに待ってくれて有難かったです。今回は思い出の靴が壊れてしまって、一番行きたいだろうhagureさんが我慢を2度もさせてしまい、良かったのと申し訳なかったのが交差しています。
最後の鼻歌歌って終われたので良かったですね。
2019/9/11 11:15
Re: インテリっていいなー
こちらこそ、頑張りが足りなくて、ヘタレで申し訳なかったです。やはりこの一年の不摂生が答えていますね。まだ足首痛いです。体力の不安が会ったのが気を弱くした原因でしょうね。今度は穂高ですね。それと信州百名山やりましょう。
山梨もあるけど、私は甲信越百名山頑張ります。
夢さんに代わって青さんへの感謝の歌
 夢叶う友が導く頂に立てば果て無く空のひろがり
 錫ヶ岳頂に立つ喜びを友と分ちて空に乾杯
2019/9/12 19:06
Re[2]: インテリっていいなー
ありがとうございます。
下手な筆をとって記念に、名作を残しておきたいと思います。
2019/9/12 20:40
コラボを重ね…
hagureさん、こんばんは。

2011年1月、湯の丸でご一緒してから9年。
yumeさんとは翌2012年の浅間隠山でお会いし
一年後から一緒に歩くようになったのかな
pikachanさまも一緒にみんなで黒檜山へ登ったのが
共通の初コラボだったでしょうか?
考えてみれば、あの大震災前からのお付き合いですので
月日の流れること、世の中の変化
そして、自分たちの年齢の重なり
ただただ、驚きと懐かしさが駆け巡ります。

以前のような山行はできずらくなりますが、
一緒に歩いてきた山や、日々はかけがいのない思い出であり、
私自身を作ってきた貴重な時間だったと思います。

まずは、pikachanさまとyumeさんのお祝い登山をして、
今年を締めくくりたいですね。
何時、どこがいいかな?悩むところです。
2019/9/12 22:01
Re: コラボを重ね…
ただいま家で85歳までの計画立ててます。
早いよねつきがたつのは。でもお二人との出会いは特別。
面白いですよ。関東百名山低い山を残して行きます。
もしかしたら来年百高山達成するかも。一気にいきたい。
75歳までがひとつの限度。あとはゆるりと山歩き。
餓鬼岳、鋸岳、有明山、後は北信五山、
青さんの企画で、お祝い登山を計画してください。
2019年後半は、ちょっとがんばってエンジン吹かします。
青さん、男体山行かないと。

えー、その後の結果報告。足首、アキレス腱周りがむくんでいます。このむくみ感が取れるのを待っています。回復が遅くなっていますが、気力を新たに再スタートのエンジン吹かします。
2019/9/13 11:54
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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