羊蹄山〜花咲く登山道・天気は雨から晴れへ〜


- GPS
- 32:00
- 距離
- 12.8km
- 登り
- 1,606m
- 下り
- 1,595m
コースタイム
- 山行
- 4:19
- 休憩
- 0:43
- 合計
- 5:02
天候 | 8/1 曇り→風雨→曇り→晴れ 8/2 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
7/28(日)とよぬか山荘=[BUS]=第二ゲートー幌尻山荘(泊) 7/29(月)幌尻小屋ー幌尻岳ー幌尻小屋(泊) 7/30(火)幌尻小屋(額平川増水のため小屋停滞)(泊) 7/31(水)幌尻小屋ー第二ゲート=[BUS]=とよぬか山荘=[TAXI]=道の駅[入浴]=新千歳空港=ニセコ(校舎の宿カリンパニ)(泊) ******************************** ★8/01(木)ニセコ=半月湖野営場P(比羅夫登山口)−羊蹄避難小屋(泊) ★8/02(金)羊蹄避難小屋−羊蹄山ー北山ー半月湖野営場(比羅夫登山口)ー蝦夷富士小屋(泊) ******************************** 8/03(土)蝦夷富士小屋=朝里岳パノラマゴンドラ山麓駅ーbbbー山頂駅ー余市岳ー山頂駅山麓駅=朝里(日帰り湯)=朝里IC=千歳IC=新千歳空港〜〜〜羽田空港+品川++高田馬場++東伏見 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■羊蹄山の熊について ①羊蹄避難小屋管理員(近藤さん)の話 羊蹄山は四囲を集落に囲まれていることからクマはいないことになっているが、喜茂別(きもべつ)町(羊蹄山の南東の町)では頻繁にクマの目撃情報がある。舗装道路や集落が障壁になることはなく容易に羊蹄山の中に入り込むことは考えられる。したがい、熊に遭遇する頻度は低いと言えるが居ないとは言えないとのこと。 ②登りで出会ったベテラン登山者(79歳)のお話 すでに四季を通じて250回近く羊蹄山に登っているが、8合目あたりでクマの糞を見つけたことがある。糞にはとうもろこしが一杯入っていたという。熊に遭遇する機会は多くはないけれど、迷い込んで入ってくる可能性はあると言える。 |
その他周辺情報 | ■7/31 宿泊「校舎の宿」カリンパニ ニセコ藤山 0136-44-1171 2800円/人(素泊)。相部屋が基本だが、当日はスイス人家族1家族のみでわれわれ2人で1部屋をあてがってもらえた。洗濯機(200円/回)・乾燥機(400円/回)可能。自炊可能。風呂あり。0136-44-1171 管理人さんもとても感じが良い人です。 ■8/01 宿泊 「蝦夷富士小屋」 羊蹄山避難小屋の管理人・近藤さんが経営している素泊まり専門の宿。比羅夫登山口のそばにある。快適な宿で、自炊設備あり。洗濯機・乾燥機あり。3800円/人 今回も避難小屋で近藤さんに勧められ泊まった。素敵な奥さまと双子の息子・娘さん、それにお父さんと楽しい夜を過ごした。 |
写真
感想
■行動記録■
■8/1
ニセコの「校舎の宿」から神仙沼を散策したあと半月湖野営場Pまではそう時間はかからなかった。すでに時間は遅いからおおかたの人は出かけていったあとだろう。6〜7台のクルマがとまっている。
登山届を書いて出発だ。ゆるやかな道にはときおり大きな倒木があってそれを上に下にとやり過ごしながら進む。今日は上の避難小屋に予約がしてある。だから一日で往復する必要はないけれど、その分シュラフやら食糧・コンロやら、ワインやらで荷物は重い。1合目で休んだあとはずっと合目表示のところで休む。2合目までは時おり陽射しも差し風もない。荷物も重く熱中症がやばいなと心配する。先が思いやられるなと思っていたら3合目を過ぎたあたりから天気は悪化し風も強くなってくる。ちょうど扇風機が終始当たっているようなもので気持ちが良くてこの程度なら悪天で良かったと思った。
富士山のような登り一辺倒で単調で苦しい。花がたくさん咲いていて、それに力付けられて登る。上から来る登山者は口ぐちに「お鉢巡りはカラダが持ってかれるくらいの強風だった」と言う。頂上を断念したグループもあった。
今日中の頂上の往復は断念して明日にすることとした。
避難小屋は最初の客となった。幸い天気も収まってきたので、小屋前で管理人の近藤さんと一緒にくつろぐ。日本酒などもいただいた。麓でご家族で蝦夷富士小屋を経営しているそうで「良かったらどうぞ」と言われ結局、そこに宿泊することになった。
天気は快方に向かっている。近藤さんに「てんくら」を見てもらったら今日はCで明日はBだという。
実際に小屋の前でみんなでくつろいでいたら一気にガスが取れて頂上が見えた。そして夕方にはニセコアンヌプリが見え星も出たのだった。
■8/2
天気は上々だ。頂上も見えている。
お鉢にでると駒が岳や洞爺湖、ニセコ、余市岳などが見えた。ホントウに幸運だ。頂上までは反時計まわりで廻るが、岩尾根で思ったよりもかなり時間がかかる。結局、出発して1時間半でようやく頂上だった。朝1時に麓を出発したという恵庭の女性がいて写真を撮ってもらった。
お鉢から下りにかかると、どんどん夏に舞い戻りしていくのがわかる。天気が良いので登山者もかなり多い。79歳の軽い足取りの登山者にあった。もう250回も羊蹄山を登っているとのこと。毎週来ていると、咲いている花が変わり変化が分かって楽しめるという。
「5合目からは上はもう秋の風。5合目から下はまだ夏ですね」という。
だとすれば我々は、未来へ行き、未来から現在に舞い戻っているタイムマシンのようなものだなぁと思った。
暑い道をたどると半月湖野営場はすぐだった。
倶知安に行って美味しい味噌ラーメンを食べて、そのあと近藤さんがやっている蝦夷富士小屋にお世話になることになった。素泊まりなので、買い出しにいって飢えていたお刺身や、肉やらを大量に買い込んで子ども達と一緒に宴会となった。
そうそう、買い出しのときにヒッチハイクをしていたオランダ人を倶知安まで送ってあげた。寝坊をして6合目までしか行けなかったという。これから富士山とどこか他に行くというので穂高に行くルートを教えてあげた、東南アジアのバックパックで知り合った日本人の奥さんはいま高知にいるという。旅らしい旅を続けている人だなと思った。
後日談。
職場で知り合いのSさんから、羊蹄山の麓でjunjapaさんとすれ違ったと聞いてこれまたびっくり!それなら声をかけてくださいよー!と言ったが、人違いだとまずいと思ったのでとのこと。いやはや悪いことをしているわけではないが、いつどこで人に会うかは分からないものだとしみじみ。
多少風があっても、ほてった体を程よく冷やしてくれる風はありがたいですよね。
2日目は天候にも恵まれたようで、何よりです。
流石北海道なのか、幌尻の疲れが残っていたのか、頂上までの道程が長く感じられたとのことですが、しっかりと2つのピークをこなすところがjunjapaさんらしい。
そして、季節を越える道中とは、素敵な表現です。
追伸
宴会の買い出し内容が北海道らしさを感じさせない(笑)
1〜2合目の時には、晴れを望んでいるのにこの暑さじゃ先が思いやられるな〜、熱中症やばいなーと思ってましたが急速に悪くなり、でっかい自然の扇風機の中で登っている感じとなりました。いやー有り難かった。幌尻があまり天気がよくなかったので、展望が開けたのはホントウにラッキーでした。山の中でカップラーメンとボンカレーばかり食べてると、生の肉や、刺身がホントウに恋しくなるものです。買い出しはがばがば買ってしまいました♪
幌尻でお世話になりましたstory3です。8/2は素晴らしい天気となり良かったですね。写真から楽しさが伝わってきます。TIRさん最高です。私は7/31にガスと強風の中、這いつくばり、巻き道を探しながら、無事登頂してきました。(岩場は危険と判断しお鉢周りはしませんでしたが)
羊蹄山避難小屋でお会いできることを楽しみにしておりましたが、やはり1日違いでしたね。ワインのお礼にと日本酒900CCパック(ワイン1.5ℓには到底及びませんが)を担ぎ上げたのですが残念です。管理人さんと半分以上飲んでしまいましたが、残りは管理人さんに差し上げました。宿泊者が来たら飲んでもらおうと言っていたので、少しでも飲んでいただけていれば嬉しいです。
一日違いでお会いできず、大変残念でした。管理人の近藤さんにワインを差し上げたら、「昨日の残りの美味しい日本酒がある」とだしてくれました。まさか、story3さんのお土産だとは思いませんでした。どひゃー!とびっくり! どっかで繋がっていますね(笑)。有難うございました。「幌尻の仇は羊蹄で討つ」でないけれど、山は決して裏切らないなーと思った羊蹄行でした。またどこかでお会いできるとイイですネ。われわれもstory3さんのような山旅を続けて行きたいと思います。
日本酒飲んで頂けていて嬉しいです。もう少し残しておけば良かったのですが、管理人さんとの話が弾み私が少し飲み過ぎました。
またどこかの山でお会いしたら、その時は厚かましくも小宴会にお呼ばれしたく、よろしくお願いいたします。
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