四国山地縦走


- GPS
- 91:37
- 距離
- 252km
- 登り
- 19,560m
- 下り
- 20,017m
コースタイム
- 山行
- 14:19
- 休憩
- 1:09
- 合計
- 15:28
- 山行
- 14:34
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 14:50
- 山行
- 12:31
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 12:48
- 山行
- 11:01
- 休憩
- 0:06
- 合計
- 11:07
- 山行
- 13:40
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 14:53
- 山行
- 13:18
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 14:22
- 山行
- 6:27
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 7:14
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
黒岩山から京柱峠までは踏み跡薄い場所が多い。 特に黒岩山から玉取山の間は密生したスズタケと岩場が頻繁に出てくる。 エスケープも少なく登山口まで降りてもそこから公共交通機関までが遠い。 それなりの備えが必要。 立川越えは林道を少し北に行ったところで水が取れました。 |
写真
装備
備考 | コース上にトイレが少ないのでトイレスコップがあれば便利。 紙は水溶性ティッシュ。 |
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感想
登山趣味の人が四国の地図を見ると東西に山が連なっているのに気付くかと思います。
真ん中で吉野川に分断されてますが石鎚山系、剣山系がドーンと横たわっている。
コレは、と思い調べてみると登山地図に載っていないエリアは中々手強い感じで・・・。
ずっと放置してたのですがどうにも心の隅に引っかかったままでした。
詳細に調べてみると1週間で収まりそうなのでGWに行ってきました。
初見の難所を日にちと食料に余裕のある序盤にこなし、終盤は土地勘のある方へという事で西から東へ。
取りあえずの目標は石鎚山→剣山ですが、出来れば四国山地縦走という事で東の中津峰山まで。
ピークハンターでもなくラインをひくことが好きなので山頂には拘らない。
途中の補給も拘りがないので自販機、食堂、食料補給サポートありで。
4月27日
移動中の電車内から石鎚山が白く見える。
4月28日
山は東温アルプスから続いているが相名峠のあたりは薮が濃いので日和って保井野からスタート。
平地から白く見えたのは雪ではなくエビノシッポだった。
弥山の小屋は人も多いのでスルー。
東陵は陽気で溶けたエビノシッポが落ちていて降り辛い。
白石ロッジでカレー。 これ以降しばらくは持参の食料しか食べられない。
寒風山やちち山別れから眺める獅子舞の鼻方面もアケボノがあまり見られない。
一ノ谷越で泊。
4月29日
カッパスタート。
黒岩山までは整備されていた。
八方ブナは一目見てわかるくらいに巨大で枝ぶりが立派。
ここから先が今回の核心部。
次第に薮が濃くなり登岐山への登りはスズタケの密生地を正面から突破。
いくつかある獣道の中から歩きやすいものを登山道にしている感じ。
白テープで目印が付いているが、このテープを付けた方はルートを熟知しているのか最善と思われるところに付けられている。
スズタケの間をしゃがんで通るが獣道の分岐や倒木で遮られたりでルートをハズしては適当に進んで復帰の繰り返し。
登りの最後は巨大な岩の基部を東に回り込んで乗っ越す。
霧に交じっていた雨が強くなり風もゴゥゴゥと鳴る程強くなってきたのもあり大登岐山はスルー。
兵庫山を過ぎると岩場が連続してきた。
ここも弱点を突いたところにルートが付けられ、白テープが過不足なく付けられている。
*テープ付けはかなり個性が出ます。
過剰なテープ付けは残置ゴミと変わらないですし、かえって注意点がわからなくなる。
ここの白テープは必要なところに最低限しか付けられていなかった。
地形図であたりを付けた玉取山南のコルで泊。
スズタケで破れたカッパの補修をしてから寝る。
4月30日
天気は少し回復。
中川峠から三ツ足山へのルートがよくわからないので適当に上った。
山頂付近はしっかりしたルートがあったので少し探ってみたがやはり正規ルートはよくわからなかった。
今回は水場情報は事前に調べたが、あまり人の行かないエリアを長く歩ける機会もそうないのでルート情報は最小限しか収集していなかった。
中川峠からカガマシ山へ向かう人は稜線辿って三ツ足山経由なのか三ツ足山はスルーしてるのかよくわからない。
橡尾山はあまり山らしくない山頂。
ここから進路は県境に沿って東北東へ向かうと思われるが標識は一切なし。
コンパスの指す方向にはスズタケの密生した壁にポッカリと不自然に穴が開いている。
ココを行けという事ですね。
巧みに付けられた巻道で薮や岩場などの難所を避けながら笹ヶ峰トンネルの上へ降りる。
野鹿池山の小屋は開いていたが水場が枯れていた。
雨は降ってるのに水がない。
水を汲むため車道を下ってみたが谷がない。
足元を見ると側溝に水が・・・これでOK。
5月1日
地味な尾根を下って土佐岩原でサポーターと合流。
人に会うのは2日半ぶり。
預けてあった後半食料を受け取り、弁当、バナナなどの差し入れも美味しく頂く。
駅前で偶然友達に会ったというのでそこへもご挨拶。
雨の中マニアックな山へのお出かけお疲れ様です。
一息ついてサポーターと共に出発。 話ししながら歩いていると数回プチロストした。
そういった意味ではひとりが安全なのかも。
5月2日
サポーターは矢筈峠で引き返した。
どうもありがとうございました。
綱付山あたりから晴れてきて遠望が利くようになり気持ち良い。
さすがに三嶺は人が多い。
剣山ヒュッテでお茶とおにぎり購入。
5月3日
ファガスの森で鹿バーグカレーを頂く。
昨日からここが開いている時間に来られるか計算しながら歩いていた。
美味しい。
並でも盛りが良い。
大盛はどれだけあるんだろう?
いつも行動中に寄るので大盛を食べられないのが残念。
アケボノ峠はアケボノ見られず標識さえなくなっていた。
この辺りから完全に消化試合な感じで歩く。
柴小屋山からの四国の道は只でさえ林道でズタズタになっているのに風力発電計画とかで新たに工事が進んでいた。
5月4日
舗装林道を数キロ歩いただけでマメが出来た。
山ではシューズ内が濡れたまま数日歩いても平気だったのに・・・。
大川原高原ではもう完全に帰ってきた気分。
中津峰山で二人目のサポーターと合流。
差し入れなど頂き朝立彦神社まで付き合ってもらう。
朝立彦神社は久しぶりだが端っこ感があって今回のゴールに打って付け。
でも下山しなければいけないので無難に今山橋まで下る。
自販機でコーラ買って終了。
ログの距離は出鱈目です。 210kmくらいかなと。
ベースウェイト 4400g
スタート時の食料 5000g
土佐岩原で受け取ったデポ荷物 2300g
今回のルートは人気コースから薮の濃いところなど様々なルート状況でした。
登岐山周辺では刈払いなしで最低限度のテープ付けというかなり良い状態で薮山を満喫出来ました。
薮もその山の特色、特異性なのでむやみに整備してその特色、特異性を無くしどこの山も同じようにしてしまうと、その山の特色、特異性を楽しむという事が出来なくなってしまいます。
百名山周辺ではキッチリ整備、マイナーコースはそれなりに等、それぞれの山、エリアに応じた適切な整備が大切だなと思いました。
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