記録ID: 1760295
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
谷川・武尊
積雪期だけの谷川展望台♪小出俣〜阿能川岳ラウンド縦走。
2019年03月17日(日) [日帰り]


体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 10:04
- 距離
- 19.3km
- 登り
- 1,418m
- 下り
- 1,404m
コースタイム
天候 | 晴れ のち 曇り時々雪 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
15台くらいとめられるスペースがありました。 登山口までは舗装路。 駐車スペース付近でちょっと狭い区間があるくらいで、RVや四駆でない普通車でも問題なく通行できます。 積雪や凍結はありませんでした。 川古温泉をナビにセットするとよいと思います。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雪崩等の危険を考えると、登山適期はそろそろ終わりかもしれません。 <装備について> ・駐車場(川古温泉)〜千曲平 ツボ足。 ・千曲平〜小出俣山〜阿能川岳〜三岩山 ワカン&ピッケル。 千曲平でワカンを履きましたが、今回の雪の状況ならば、樹林を抜けるまではツボ足でも良かったかな、という感じでした。 ピッケルは必須。 特に小出俣山〜阿能川岳の間。 ・三岩山〜下山 アイゼン&ピッケル。 <ルート上の難所について> 今回のルートで一番神経を使ったのが、小出俣山を登頂後に、いかに阿能川岳の稜線ルートへ降りるか、という点でした。 安全を第一に考え、ヤブの中で高度を下げて、やや登り気味にトラバースして稜線ルートへ出る、という方法を取りました。 積雪の状況や、その日の気温などによって、取るべきルートはその都度変わると思います。 安全に進めるルートを見いだせない場合は、無理せずに撤退することも必要と思います。 また、記録でよく見かける難所として、三岩山より南の、ルンゼっぽい場所と、雪壁の場所があります。 今回の縦走方向では両方とも登りになるためか、とくに難しくはありませんでした。 阿能川岳ピストンの場合は、両方とも往路で下ることになります。 ピストンの場合はちょっと緊張を強いられるかもしれません。 |
その他周辺情報 | 駐車スペースのすぐ近くにある川古温泉は日帰り入浴もできるようです。 (、、というより、本来は温泉利用者のための駐車場なのかもしれません。汗) |
写真
、、と思ったのもつかの間、すぐに雪。
とはいえ、雪は固く&薄く、ワカンが必要なほどでもない。
樹林を抜けるまでは、ツボ足のままでもよかったかな?
などと思っていると、ツボ足でスイスイと歩く、若いソロの男性に追いつかれる。
挨拶を交わし、道を譲る。
とはいえ、雪は固く&薄く、ワカンが必要なほどでもない。
樹林を抜けるまでは、ツボ足のままでもよかったかな?
などと思っていると、ツボ足でスイスイと歩く、若いソロの男性に追いつかれる。
挨拶を交わし、道を譲る。
樹林を抜けたところで、後ろを振り返る。
真ん中あたりに写っている山の連なりは、榛名。
右の端っこに写っている白いのは、浅間山。
先行する男性はここでスノーシューに履き替えたらしい。
踏み跡がツボ足からスノーシューに変わる。
真ん中あたりに写っている山の連なりは、榛名。
右の端っこに写っている白いのは、浅間山。
先行する男性はここでスノーシューに履き替えたらしい。
踏み跡がツボ足からスノーシューに変わる。
正面は、小出俣山。
雪の様子、とくに、登頂後に阿能川へ向かうときに通る右側の様子をよく観察しておく。
雪庇の切れ目がよくわからない。
雪庇を避けて縫うように降りるより、尾根をずーっと東へ向かったほうがよさそうかな。
雪の様子、とくに、登頂後に阿能川へ向かうときに通る右側の様子をよく観察しておく。
雪庇の切れ目がよくわからない。
雪庇を避けて縫うように降りるより、尾根をずーっと東へ向かったほうがよさそうかな。
さてここから東へ。
阿能川への稜線ルートへ降りなくては。
さっき観察した記憶から、しばらく東へ尾根づたいに進むことにする。
先行する男性もそうしたようだ。
、、ところがしばらく行くと、先行の男性が引き返してきた。
「大きなクラックがあり、進めない」
「1.5mくらい落差があって降りられない」
「ここであきらめて引き返す」
とのこと。
男性と別れ、とりあえず様子だけ見に行ってみることにする。
阿能川への稜線ルートへ降りなくては。
さっき観察した記憶から、しばらく東へ尾根づたいに進むことにする。
先行する男性もそうしたようだ。
、、ところがしばらく行くと、先行の男性が引き返してきた。
「大きなクラックがあり、進めない」
「1.5mくらい落差があって降りられない」
「ここであきらめて引き返す」
とのこと。
男性と別れ、とりあえず様子だけ見に行ってみることにする。
雪庇を越えて降りるのは論外。
どうやったら降りられるかな、と、様子を観察。
尾根の左側(西側)がヤブだったので、いったんヤブに入る。
ヤブの中で十分に高度を下げ、阿能川岳への稜線ルートへやや登り返すような形で、ピッケルを効かせながらトラバース。
なんとかクリア!
トラバース箇所は、万が一滑落してもすぐ下の樹林で停止できそうな場所を選び、やや登るようなルート取りとした。
(やや登りにしたほうがトラクションを稼ぎやすく安定するので)
どうやったら降りられるかな、と、様子を観察。
尾根の左側(西側)がヤブだったので、いったんヤブに入る。
ヤブの中で十分に高度を下げ、阿能川岳への稜線ルートへやや登り返すような形で、ピッケルを効かせながらトラバース。
なんとかクリア!
トラバース箇所は、万が一滑落してもすぐ下の樹林で停止できそうな場所を選び、やや登るようなルート取りとした。
(やや登りにしたほうがトラクションを稼ぎやすく安定するので)
眼前に迫るド迫力の俎嵒。
ここから先はノートレースの一人旅。
落ちても気づいてくれる人はいない。
慎重にルート取りをし、基本的に樹林寄りを歩いていくことにする。
途中すこし不安になり、無線機のバッテリーをチェックしたりする(笑)
ここから先はノートレースの一人旅。
落ちても気づいてくれる人はいない。
慎重にルート取りをし、基本的に樹林寄りを歩いていくことにする。
途中すこし不安になり、無線機のバッテリーをチェックしたりする(笑)
疲れた体で急登に四苦八苦していると、
あれ?太陽の周りに虹(ハロ)が!
きれいだな〜
ただ、ハロが見えると大抵その後は天気が悪い。
予報でもそのとおり、午後の天気はちょっと悪いのだ。
あれ?太陽の周りに虹(ハロ)が!
きれいだな〜
ただ、ハロが見えると大抵その後は天気が悪い。
予報でもそのとおり、午後の天気はちょっと悪いのだ。
急登を登りきって、左(北)へ。
雪庇が大きく発達しているようだ。
登ってきた方向からは、雪庇の大きさや幅を見ることは出来なかったので、どのあたりを歩くのが安全かわからない。
このため、雪の上でなく、左側に写っている樹林のそばをたどって進むことにする。
とにかく安全第一。
雪庇が大きく発達しているようだ。
登ってきた方向からは、雪庇の大きさや幅を見ることは出来なかったので、どのあたりを歩くのが安全かわからない。
このため、雪の上でなく、左側に写っている樹林のそばをたどって進むことにする。
とにかく安全第一。
まもなく阿能川岳ピストンルートと合流し、阿能川岳山頂に到着。
ピストンの登山者はけっこう多く、みな山頂で食事やコーヒーを楽しんでいた。
写真では白く飛んでしまったが、谷川本峰もよく見えていた。
谷川は登山者がかなり入ったようで、登山者がつぶつぶになって並んで歩く様子が見えた。
ピストンの登山者はけっこう多く、みな山頂で食事やコーヒーを楽しんでいた。
写真では白く飛んでしまったが、谷川本峰もよく見えていた。
谷川は登山者がかなり入ったようで、登山者がつぶつぶになって並んで歩く様子が見えた。
記録でよく見かけた、ルンゼ状の岩場。
どなたか親切な登山者が提供してくれたのか、小さなロープがついていた。
今回の縦走方向では、ここは登るだけなのでさほど難しいことはなかった。
(ピストンの場合は下る必要もあるので要注意)
どなたか親切な登山者が提供してくれたのか、小さなロープがついていた。
今回の縦走方向では、ここは登るだけなのでさほど難しいことはなかった。
(ピストンの場合は下る必要もあるので要注意)
30分ほど歩くと、峠と標識が現れる。
予定ルートでは左(東)へ折れて下山するのだが、右(西)へ進むと川古温泉(クルマを駐車したところ)、とある。
右に行こうかな、と一瞬迷うが、事前調査をしていないので、予定通り左へ降りる。
予定ルートでは左(東)へ折れて下山するのだが、右(西)へ進むと川古温泉(クルマを駐車したところ)、とある。
右に行こうかな、と一瞬迷うが、事前調査をしていないので、予定通り左へ降りる。
撮影機器:
装備
備考 | 自作スタンドコジーは、enjunさんのヤマノートを参考にさせていただきました。 https://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=2113 |
---|
感想
積雪期だけのルート、ということで、賞味期限はそろそろ終わり。
このタイミングで行くことが出来てよかったです。
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