釈迦ヶ岳〜御坂黒岳周回 天気晴朗なれど富士山見えず


- GPS
- 04:50
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,038m
- 下り
- 1,025m
コースタイム
09:05林道終点登山口
09:25稜線分岐
09:55釈迦ヶ岳山頂10:05
10:50日向峠
11:55黒岳11:15
13:25駐車場所
歩行時間4時間20分
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
道なりにすずらん群生地まで少し手前まで13km 河口湖町に抜ける新しいトンネル手前 すずらん群生地バス停を左折し 村内の狭い道へ出て、東進します すずらん群生地駐車場とにかく広いです |
コース状況/ 危険箇所等 |
釈迦ヶ岳山頂直下の岩場はどちら側も 凍結している場合は注意が必要でしょう 黒岳への北斜面はアイゼンなしで歩けましたが これからの積雪によっては凍結しアイゼン必要でしょう すずらん峠北斜面、崩落箇所あり そのすぐ先の川が完全凍結していました 沢が急なので滑ると滑落の恐れあり |
写真
感想
釈迦ヶ岳は甲府市から眺め、その形の美しさに目を奪われた山でした。
日本二百名山に登り始めた頃、
黒岳を新御坂トンネル南側からピストンで登ったのですが
釈迦ヶ岳の尖峰がすぐ近くにある事を全然知らず、
後で一緒に登っておけば良かったと、猛烈に後悔した山です。
一昨年、三方分山以来、しばらく御坂の山にも御無沙汰で
すっかり釈迦ヶ岳を忘れておりました。
あの時の思いがよみがえり、再挑戦。
どんなコースで歩こうかとヤマレコの記録を見ているうちに
12月初めに周回されているmako10さん、nkmrya3さん、hi-hawkさんの記録を
拝見して、このコースなら歩き甲斐がありそうなので決めました。
黒岳も別コースなら二回目でも十分楽しめます。
早速地図プリでプリントアウトさせていただき、参考にしながら歩きました。
有難うございました。道中、大変心強かったです。
県道719号線は、芦川集落まで川に沿って狭い谷を延々と走ります。
ずいぶん長く感じますが、知らない道だからですね。
おまけに、真っ直ぐ行き過ぎて、
河口湖町へ通じる新しいトンネルを抜けてしまい、
どう考えてもおかしいと引き返す一幕も。本当にそそっかしいのです。
すずらん群生地駐車場に車を置くと
釈迦ヶ岳登山口まで相当林道を下るようになるので
朝の貴重な時間がもったいなくて
登山口近くの道路脇のスペースに車を置きました。
帰りはすずらん峠取り付き口から長い舗装道路歩きになり
ちょっと退屈、固い路面が足に応えます。どっちがいいでしょうか?
林道から簡易舗装の道もかなり急勾配。
ひと汗かいて、更に登山道からの急斜面で大汗でした。
地元の登山者にお聞きしたら、殆どこの道を登らないという話でした。
確かに稜線に出てから結構な岩場もありますし、
日向峠からのピストンの方が楽で安全かもしれません。
やはり期待通り、釈迦ヶ岳からの展望は素晴らしいものでした。
これで富士山が姿を見せてくれたら万々歳なのですが
天気晴朗なれど、富士見えず、残念です。
二日続けて富士山を望むなんて贅沢でしょうか?
お地蔵様二人が、微笑んでいました。
心の内を分かって下さったようで、またおいでと語りかけてくれました。
気を取り直し、黒岳に向けて出発です。
山頂直下はどちらから登っても急な岩場があります。
ほとんど雪がなく凍結も日影だけの状態で助かりました。
降雪は例年になく少ないようです。
岩場を通過すると、本日の最高に楽しい稜線歩きが待っていました。
木漏れ日が嬉しいです。海老せんではないですが、止められませんね。
「どんべえ峠」なんだか楽しげな名前の峠。
ここまでは最高の散歩道でしたが、
その峠から、黒岳へは北斜面の道。
最初は緩やかですが次第にきつくなります。
そうでなくとも日影で、雪も多く残っている様子。
運悪く雲が空を覆い始め、風も吹き始めました。
林道に下るショートカットに思わず足が止まります。
私A「ここ下っちゃった方が良いんじゃない?」
私B「何言ってるの、今日のコースは決めてるでしょ?」
私C「早く下山したらのんびり温泉に浸かれるよね!」
私D「決めた事は遂行すべし!」
本当の自分はどれなのかわかりませんが
苦しい登りを選択しました。
風はますます強まり雪が…
ようやく山頂到着、ですが展望なしの山。
この先の展望台からの眺めが素晴らしいのです。
ほんの僅かの距離で、天気の良い日なら、
どの富士展望の山にも負けない展望が得られると思います。
相変わらず風が強く、雪が舞っているので、
軽く食事を摂り、すずらん峠に下ることに。
急坂で所々凍結しています。慎重に下ります。
新道峠への分岐からは北斜面のトラバース道、雪と霜柱とででこぼこでした。
崩落箇所は一歩一歩足を丁寧に置き通過しましたが、
その先、沢を流れる川が完璧に凍りついているではありませんか!
一瞬、頭の中が真っ白になりました。
急な沢です。足を滑らせたら、すべり台のように落ちて行きそう。
こんな時こそ冷静にならなければ、自分に言い聞かせます。
間際まで行って辺りを観察、
ちょっと下方に先行者の登ったらしい雪を崩した跡がありました。
なんとか氷上を通過してあそこまで行き、雪の崩れている跡を登れば
登山道に戻れるのだと見当が付きました。
無事に通り過ぎてしまえば、スリリングな思い出ですが
もし何かあったらと思うと背筋が寒くなります。
臆病な私ですが、もっと臆病になって慎重にならなければ。
安全の為、アイゼンを着けた方が良かったかもしれません。
これくらいなら…の気の緩みが事故につながるのですから。
下山後、国道358号線沿いにある「上九の湯」に寄りました。
上九一色村はもう存在しませんが、温泉の名前に残っていました。
この辺は上九一色村だったのですね。
「王岳」付近の険しい山並みが頭上に見えていました。
市外の人の入浴料は700円です。
正月のサービスで、甘酒がふるまわれていました。
美味しかったです。
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