蓬莱山(日本三百名山)初ラッセル&吹きすさぶ風の山頂


- GPS
- --:--
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 1,010m
- 下り
- 1,011m
コースタイム
10:00スキー場P11
10:25登山道入口10:30
11:45分岐11:50
12:20山頂12:25
14:15スキー場P11
14:35公園駐車場
歩行時間4時間 40分
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
琵琶湖バレイスキー場を目指す スキー場オープン準備の為、料金所閉鎖中 琵琶湖バレイスキー場の駐車場には入れず 交差点を行きすぎて間もなく、左側にある公園の駐車場利用 |
写真
感想
週末の二日間で蓬莱山と武奈ヶ岳の二山に登ることに。
ついに、比良山系に出没(熊ではありません!念のため申し添えます)
どちらを先にするか、直前まで迷ったあげく、
蓬莱山を一日目としました。
冬型の気圧配置になれば、きっと雪は積もるし風も仕方ないとは思っていましたが
高速道路から真っ白な山々をちらりと見た時には不安で頭がいっぱいに…
まあ、行けるところまで行って進めなくなったら諦めて帰れば…
そうだよね、無理することはないよね、来年もありだよね…
勝手に私Aと私Bが会話しています。
当の私は、高速の運転に集中していて会話に加われる余裕はなし。
菩提寺Pで一息入れ、気持ちを落ち着けて栗東ICを降り、琵琶湖大橋を目指します。
目指す山の上には怪しい雲があるものの、琵琶湖の南は快晴で実に穏やかな雰囲気です。
この天気が私と一緒に山頂までついてきてくれたらなんて、
虫の良すぎる思いを抱きつつ琵琶湖バレイスキー場の料金所へ着くと、料金所閉鎖。
駐車場探しに手間取って予定より一時間遅れでしたが、かえって良かったかも。
登るにつれて深くなる雪、ついに登るべき道を見失う事二回、
引き返そうかとも考えました。
けれども冷静に不安の分析ができていたような気がしたのは今回の収穫でした。
たとえばこうです。
怖い、恐ろしいこの状況、でもそれは具体的にはなんなのか?
滑落?道迷い?転倒?強風による凍死?そうしないように慎重に進めばいい
全ては自己責任、自己完結しないといけない。
これは修行、それが積まれて修養に?だから、もう少しだけ我慢してみたら…
こんなことを考えていられるうちはまだまだ十分なんとかなる世界なのです
遡って思い出しているだけだから言えるのかもしれませんが…
こんな自問自答を繰り返すことに助けられました。
歩行時間4時間40分の内、多分一時間にも満たない僅かな時間なのでしょうが
迷いと不安の時間は引き延ばされて長く長く感じるものです。
西からの強風に煽られながら居並ぶお地蔵様の寒そうな姿が印象的でした。
日本海から吹き付ける冬の冷たい風を比良の山々は一身に受け止め
湖岸に暖かい日差しをもたらしているように見えました。
寒さに凍えそうになっているのですが、足元の琵琶湖の輝きが実に暖かで
その光景に心が温められるような不思議な感覚です。
仙人は人間を越えた人ですから、こんな寒さをものともせず、
下界の平穏を優しく見守っていたのかもなどと考えると
蓬莱山の名前が私の中で生き生きとした立体像になって据えられた気がします。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する