記録ID: 147601
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無雪期ピークハント/縦走
日光・那須・筑波
【晩秋の奥那須】 音金から三倉山〜大倉山〜流石山〜大峠
2011年11月05日(土) [日帰り]


- GPS
- 07:10
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 1,312m
- 下り
- 767m
コースタイム
旧三倉山登山口07:25→08:25新道合流08:35→唐沢山10:07→11:00三倉山11:45→大倉山12:20→流石山13:10→大峠13:55→14:30大峠登山口駐車場
天候 | 曇り(天気予報は晴れでしたが、朝方に陽が射しただけで、その後は曇りでした。) |
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過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・ 大峠登山口駐車場は、10〜15台程度駐車可能。その先、林道終点まで走行できます。 ・ 音金の三倉山登山口は新旧2カ所あります。山と高原地図の表記は旧登山口。付近のスペースに3〜5台駐車可能。新登山口は稲荷神社のところ。駐車スペースは見あたりませんでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆ 旧三倉山登山口〜新道出合 ・ 上にも書きましたが,昭文社の山と高原地図に記載の三倉山登山口は,旧道を示しています。 ・ この旧道は,最近はほとんど歩かれていないようで,標識やマークはまったくありません。僅かな踏み跡をたどるルートです。 ・ 勾配のきつさは半端ではありません。ダブルストックでバランス確保をオススメします。でないと,コケそうなほどです。 ・ また,ササヤブが密生しているところがあります。ルートははっきりしていますが,ヤブコギ覚悟で歩きます。 ・ 11月だというのに,異様な暑さで,登りは半袖Tシャツ一枚でした。それでも大汗。 ・ 旧登山口から新道出合までは,1時間少々。ここで初めて指導標を見ました。ここまで誰にも会わず。 ◆ 新道出合〜三倉山 ・ 新道出合からは,道もしっかりしますが,急勾配が続きます。 ・ 登るにつれて,ブナ・ミズナラからダケカンバ,そして立派な檜の森へと植生が変化します。 ・ 突然北東側の展望が開け,三倉山方面も見えてくると,間もなく唐沢山の山頂に到着です。 ・ 唐沢山の山頂は,そこそこ展望が良いところです。一人用のテントなら,設営できそうなスペースもあります。 ・ 唐沢山から先は少し下ってから一ノ倉への登り返し。三倉山までは標高差200メートル近い登りです。 ・ 登山口から三倉山までの標高差は1,137メートル。急登の連続で,さすがに最後はバテました。 ・ でも,三倉山山頂からの展望は素晴らしいです。 ◆ 三倉山〜流石山 ・ 三倉山から先は展望の良い尾根歩き。まるで上越国境の稜線を歩いているような雰囲気です。 ・ 圧巻は,那須連峰の眺め。新鮮です。でも展望がよい分,風が強い時は注意が必要でしょうね。 ・ 流石山まで,危険なところはありません。「五葉の泉」や「キスゲ小沼」などの池がアクセントです。 ・ 流石山山頂は小広い場所で休憩適地です。あとは下るだけですので,最後の展望を楽しみましょう。 ◆ 流石山〜大峠〜登山口駐車場 ・ 流石山から大峠への下りは,眼前に三本槍岳を望みながらのダイナミックな下りです。 ・ 大峠まで,途中,岩の出ている道を下るので歩きづらいですが,気をつければ問題ないでしょう。 ・ 大峠は,旧会津街道の要所です。峠にはお地蔵様が鎮座していて歴史を感じさせます。 ・ ここを北に下り,大峠登山口駐車場までは,35〜40分ほどです。途中,鏡ヶ沼への分岐を通過します。 ・ 林道終点のゲートを過ぎると,10分で大峠登山口駐車場に到着です。 |
写真
感想
・ 以前から気になっていた,奥那須の稜線「三倉山〜大倉山〜流石山〜大峠」を歩いてきました。
・ 大峠からのピストンでは面白くないので,今回も「バイク作戦」です。クルマを大峠登山口駐車場に置き,バイクで音金の三倉山登山口へ。
・ 事前の下調べをしていなかったので,登山地図のとおり,尾根の直登コースを歩きましたが,これは旧道でした。
・ 稲荷神社から登る新道が整備されているようです。ヤマレコにも記録がありますね。あとで気付きました。反省。
・ 旧道は,とんでもない急勾配のルートです。地図に記載の「那須連山で最大の急坂道」はダテではありませんでした。
・ 前回の山行から一ヶ月もサボっていて,すっかり脚力が落ちていたせいか,唐沢山さらに三倉山への登りが堪えました。
・ でも,三倉山からの稜線歩きは快適そのもの。展望が素晴らしい。晴れていたら,さらに良い展望を楽しめたでしょう。
・ このルートから望む那須連山の眺めは新鮮ですね。茶臼岳の威容。朝日岳の屹立。三本槍岳の悠然。素晴らしいです。
・ そのうち,甲子山から避難小屋経由での縦走や,三斗小屋温泉経由での縦走など,山中1泊で歩いてみたくなりました。
・ 7月の三倉山山開きの時は,地元でバス送迎もあるようですので,バイクが無くともこのコースを歩くことができます。
・ ニッコウキスゲの群落など,夏は高山植物がとてもきれいなようです。次回はそんな時期をねらおうかと思っています。
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rikimaruさん、ご無沙汰しています。
三倉山に行ってきたのですね。
私も那須に行くたびそちらから登ってみたいなーとズッと思っていましたが、rikimaruさんが忠実にご案内して頂きありがとうございます(笑)
参考になりました。
やはり最初の取り付きは凄い急登のようですね、暑いとバテそうです。
それにしても稜線はまさに上越国境のようですね、チョッと意外でした。
我々のように栃木茨城の人間にとっては那須があるのは大きいですね、また楽しみにしています。
コメントありがとうございます。こちらこそご無沙汰しています。
私がサボっている間に,gooner3104さんはアグレッシブに山歩きしていますね。すごい
ところで,三倉山〜大倉山〜流石山の山の塊は,決まった名称が無いようですが,私の感覚では
中央の大倉山の名称で「大倉山塊」,又は最高峰の三倉山の名称で「三倉山塊」でしょうか。
那須の人気に隠れて,また交通の便が悪いこともあって,登山者の数は少ないですが,
とても味わい深い山域でした。gooner3104さんも,是非登ってみて下さい。
実は,以前は那須山域を敬遠していました。夏は暑いし,人は多いし。でも,主稜線を避けて歩いたらびっくり。
山域西側に続く沼原〜三斗小屋温泉〜大峠ルートは,豊かで美しい森と水の別世界でした。
また,白笹山〜南月山を中心とした南部那須山域や北温泉から三本槍岳へと続くルートの楽しさも特筆です。
一方で,冬の那須は恐ろしいほどの強風と積雪で人を寄せ付けないですが,ひとたび移動性高気圧に覆われると
この世の天国のような,美しい銀世界をみせてくれます。本当に不思議な,魅力的な山域ですね。
これからも大事に,こっそりと,この山域の山歩きを楽しもうと思っています。ではでは。
こんばんは、全くrikimaruさんの仰る通りです。
那須はメインコースを取るとハイカーが多いので味気ない部分もありますが、三倉山塊はそういう意味では秘境ですね。
今年の冬に登ったとき峠の茶屋から三倉山の稜線がクッキリ見えたのですが、私も飛ばされ掛けました
でも冬の三倉山塊は人を寄せ付けないくらい荘厳さですね。
三斗小屋越しの茶臼岳の写真はイメージ通りでヤラレました。
また報告楽しみにしています、それでは。。
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