火打スキー【惣兵ェ落谷滑走】



- GPS
- 09:16
- 距離
- 15.9km
- 登り
- 1,292m
- 下り
- 1,333m
コースタイム
- 山行
- 8:39
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 9:19
天候 | 快晴無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
全体的に雪は少ない 惣兵ェ落谷は滑走に問題ないが,鍋倉谷出合のスノーブリッジ怪しいところ |
写真
感想
京都を金曜日19:00に出発。車は2台体制。musyu、mishinがレンタカー、mori、sophが山岳部カー(+山岳部新歓組4名)。レンタカー組は北陸道経由で01:00頃にヒュッテに着くが、山岳部カー組は中央道経由で到着02:30。04:30出発の予定だったが、到着が遅くなったので、05:30出発に変更。sophはよく眠れなかったようだ。
ヒュッテ05:35出発。夜中林道を車では走っている時も思っていたが,雪が少ない.去年より1-2m少ない.いつもの林道カーブの石碑のところで板は履けたが,沢状は水が流れており,雪がない感じ.そして気温も暖かい.まぁ最初からスキーをはけたのはラッキーということで.黒沢橋までは特に問題なく到着.黒沢橋はすでに出ていた.スキーを外して渡る.
十二曲がりはしばらくはスキーで進が,斜度が急になってつぼ足で行った方が早いだろうということでスキーを脱いで進む.雪は既に緩みだしていたのでアイゼンはいらない.稜線に出ると日当たりが良くなり暑い!痩せ尾根で一部右側から巻くところがあったのでアイゼンを履いた.痩せ尾根通過後はスキーを履き,スコスコと富士見平へ.ここにきて人がいっぱいいた.スキーヤーの皆さんは火打北面台地に行かれるみたいだった.惣兵ェ落谷へ行くという人はいなかった.富士見平からは火打や焼山が見えたが雪がやはり少ない.火打から影火打のコルへの下りは真っ黒であった.
黒沢岳はトラバースで通過.まだ雪が硬めだったのでクトーをつけて進む.トラバース後は高谷池ヒュッテへシールを付けたまま滑り込む.高谷池ヒュッテから火打まではトラバースして行く.雪が緩んでいたのでクトーはいらなかったが,滑ったら下まで落ちるようなところなので慎重に進む.途中薮が出ており鬱陶しさがあった.このトラバースでmori,sophがかなり消耗する.火打の最後の登りの前に大休止を取る.
そして最後の登り,練習ということでmori,sophにトップに行ってもらう.後続のパーティに抜かれながら火打に到着.雪はない.山頂で群馬から来られた人や北大山岳部OBの方と談笑しながらシールを剥がす.色々と激励されました.頑張ります!
下から見た通りコルまでは板が履けないのでつぼ足で下る.コルで滑走準備を入念に行い,遂に滑走開始.最初の斜面は良いザラメで至極快適.sophは山スキーはスキー合宿以来2回目らしいが歓声を上げながら滑っている.まぁ,調子乗ってすぐに転んでいたが・・・ ある程度滑ったところでsophが足の土踏まずが痛いということでブーツのバックルを緩めたり,mishinが持っていた痛み止めを飲んでもらったりして対処した.加えて太ももとかも痛くなったようだ.久々のスキーできつかったのかもしれない.惣兵ェ落谷に入ってからは完全に雪は腐っており,しかもデブリがひどい中滑ることとなり,初心者2人は苦戦していた.2人の消耗がさらに激しいのでさくら谷の出合台地でまた大休止.その間にmishinにスノーブリッジが繋がっている場所を探しに行ってもらう.去年に渡ったところが繋がっていた.部分的に繋がっているだけなので来週には厳しいかも.
鍋倉谷左岸に上がってからはなるべく東へということでスキーを滑らしていく.順調に笹ヶ峰登山口付近で林道に出てそこから黒沢の橋まで歩く.時々雪が切れており面倒臭かった.黒沢の橋でヒュッテにいる山岳部員に車で迎えにきてもらった.
雪が少ないと事前情報であったので惣兵ェ落谷は大丈夫か心配していたが,鍋倉谷のスノーブリッジも思ったよりかはしっかりしており杞憂だった.火打を踏めて滑走も壮大でこのルートはやはり良い.3回目だが今後も通いたい.
反省点としたらファーストエイドキットを忘れたことだろうか.sophが足が痛いという時に持ってきていないことに気がついた.忘れ物はゼロに!
山頂でお会いした群馬のhareharawaiです。
京大の山スキーグループの皆様と山頂でご一緒できて光栄です。
自分は山スキーの経験値だけは30年以上あり、火打山にも20回くらいは登頂していますが、状況は毎回異なるため、その時々の状況を素直に受け入れ、楽しませて頂く...というのが自分のモットーです。昨シーズンは雪が多かったので、黒沢を登って、火打山から澄川を滑走し、送水管尾根に登り返して岡沢ゲートまで滑らせて頂きました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1114940.html
今回は3人のトリオで、火打山頂から焼山北面台地を経由して笹倉温泉まで標高差2000mを滑走することができました。このコースも笹倉温泉からソロで登ると10時間程かかってしまいますが、笹ヶ峰からだと半分の5時間くらいで火打山頂上に行け、滑走に専念できるので、最近は専らこのスタイルで楽しんでいます。今回も楽させてもらい、良いトレーニングとなりました。
若い方々が山スキーに精を出して頑張っている姿を見ると大変嬉しいです。今後も楽しい山スキーが出来ることを願っています。是非とも雪山滑走をお楽しみください。
hareharawaiより
こんにちは,京都に住んでいますと身近に山スキーをやっている人は少なく,道具のことなど話せるのは新鮮で楽しかったです.
澄川ルートの記録拝見させていただきました.実はhareharawaiさんが行かれた去年の4月23日に僕らも火打に行ってました(今回と同じく惣兵ェ落谷滑走ですが).もしかしたらあっていたかも知れませんね
澄川ルートは行ってみたいルートの一つです.実は北面台地も行ったことがなく,記録参考になります.
実は僕は去年度に大学山岳部は卒部してOBという立場なのですが,僕もそうですが,山岳部の現役部員たちも京大ヒュッテの場所的に今後もこの時期には火打周辺へ山スキーに通うと思います.また見かけたらぜひ声をかけてくださいませ.
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