丹沢主稜1/2(久保起点で大室山西ノ肩〜檜洞丸)西丹沢VCに下る


- GPS
- 10:33
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,892m
- 下り
- 1,788m
コースタイム
- 山行
- 9:15
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 10:27
天候 | 晴れ。暑かったです http://www.tenki.jp/past/2018/04/22/chart/ |
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過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
神奈川都市交通042 700 0100 日曜はバス乗継便がないので、大枚はたくことに・・・ 帰路:湘南バス最終便658pm発+小田急線新松田駅820pm始発、相模大野駅で快急に乗り継いで新宿駅に938pm帰着。長い一日となりました。 バス最終便ですが、西丹沢から私を含めて2名乗車、途中、中川他から3名乗車して、全員新松田駅で降りました 湘南バス:http://www.syonan-bus.co.jp/pdf/rosen/timetable/20171005_sa.pdf |
コース状況/ 危険箇所等 |
暑かったです。ヤマレコやってなければ、用木沢に降りてました(たぶん)。 ●大室山茅ノ尾根 落葉樹林帯→植林帯→ぶな他落葉樹林帯→落葉松帯→植林帯→ぶな美林と樹相が変化。基本、修行の道ですが、最後にぶな美林が待ってます。一応テープはありますが、相応のルーファイができる人向け、という印象 ●大室山西ノ肩〜犬越路 最後、1,168m峰からの下りが些かザレますが、それまでは足裏に優しい土壌の路面、構造物も少なくて、楽しい登山路です。ただ、日光を遮るものありませんから、日焼けや熱中に要注意です ●犬越路〜矢駄尾根分岐 アップダウンが連続するマッチョな区間です。ま、来ちゃったからには歩き通すしかないですが。ここを下りに使えるのは、相応の脚力、胆力を備えた人、という印象。鎖場を終えて到達した大笄は、ご褒美のように雰囲気がよいところでした ●矢駄尾根分岐〜檜洞丸 とはいえ、まだまだアップダウンが続くのが、主稜の厳しさです。そして、最後に天国への階段が待ってます。階段地獄とも言うか・・・ ●つつじ新道 荒れた路面が悲しい・・・ 全行程通じて、泥濘ありません(ありがたや!) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
日焼け止め
保険証
携帯
タオル
ストック
ナイフ
カメラ
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感想
一昨年の子供の日、主脈を南下中に姫次や蛭ヶ岳北面の階段から主稜を眺めて、「こらあっちも歩かんとな」「そやな」と漠然と心に決めました。しかし、主稜を歩きたしと思へども、主稜はあまりに長し。西丹沢登山詳細図の丹沢主稜線コースを眺めれば、CTを合計するまでもなく、「ま、無理やな」となりますが、それに抗うもう一人の自分がいる・・・
「ほな、二分割したら、ギリギリ行けるんやないやろか」というわけで、前編として企画したのが今回の山行でした。で、まずはどの経路で西ノ肩に立つかですが、西丹沢VCから国境尾根に上がって西ノ肩まで来い、は、ご冗談を、です。そこで、私のささやかな山歩き経験中最大のプチ遭難(詳細図のなかった時代、大室指から登頂した下山時)を起こした茅ノ尾根を登るという些か妙なコースとりになった次第(大枚と引き換えに・・・)
と言っても、茅ノ尾根の選択は、感傷に浸るためではありません。主稜を歩いたレコやらブログに記された先人の貴重な経験を読むに、要は、せっかく1,600mまで標高を稼いだ檜洞丸の高みから300m激下り、金山谷乗越を危険な水平歩行、二つ瘤を越え、さらに神ノ川乗越まで100m激下り、200m急登した臼ヶ岳北の肩から100m激下り、70m登らされて50m急降下、そこに壁のごとき蛭ヶ岳への300m急登が待ってるブラックな行程で、我々一般ハイカーは、この激下りにつぐ激下りで脚より先にメンタルをやられるんではないやろか?だったら、久保からせっかく1,100m直登して到達した大室山の高みから犬越路まで500m下らされて、そこから岩場のアップダウンを絡めつつ540m登らされる檜洞丸までのマッチョな行程は、自分のメンタルが檜洞丸以東に耐えられるか否かのテストになるんやないか?という未来的ポジティブなコースとりのつもりでした。
で、結果、メンタルテストになったか、と問われれば、全然ならず・・・犬越路までの500mの下りは、楽し過ぎる。犬越路から檜洞丸への540mの登りも、変化に富み、いい雰囲気のところも多くて、流石の人気コースだなあ、でした。で、達成感もひとしお。ですが、檜洞丸以東を歩いて大倉に8pm前に下山する脚力が今の私にないこともはっきりわかりました。いずれ丹沢主稜2/2(檜洞丸〜蛭ヶ岳)のレコがあるのか?と問われれば、ありそうもない、というのが今の心境。このまま本編のない予告編に終わりそうです・・・
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