絶景と霧氷に歓迎された御所平【船石林道からコスギ谷の左岸尾根で往復】
三重県
滋賀県
onetotani
体力度について
- GPS
- 07:14
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 806m
- 下り
- 805m
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- 山行
- 5:26
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 7:16
| 天候 | 晴れ 稜線は風も弱く比較的穏やかでした。 【気温】 駐車地出発：0℃ 御所平：−3℃ コスギ谷出合いに下山：1℃ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年01月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
安楽越林道分岐から船石林道へ→石水渓橋手前の鬼ヶ牙登山口に駐車。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
船石林道の舗装が尽きた少し先で、倒木が林道を完全に塞いでいます。 谷側をへつって抜けるしか方法が無いので、注意して下さい。 【積雪状況】鈴鹿北部に比べて南はやや少なめでしょうか。 全線ツボ足にて歩行。 林道〜コスギ谷の左岸尾根：新雪10cm 長坂の頭尾根（長坂尾根）：新雪20�僉 � 県境尾根：新雪40〜50cm 【コスギ谷の左岸尾根】 ・小さいながらも明確な尾根で、岩場、ガレ場、小さな登降有りと 変化に富んでいます。 ・東西に延びる長坂の頭尾根（長坂尾根）の600m辺りで南側へ 派生する尾根で、分岐にはテープがいっぱいです。 ・下る場合は途中で派生する尾根に注意が必要です。 ��570m辺りでコスギ谷側へ紛らわしい尾根が派生します。 赤い杭とリボンが目に留まるため、引き込まれそうになります。 但し、こちらもルートとして使われている感じです。 ��500m辺りで再びコスギ谷側へ尾根が派生します。 目印の類は無さそうです。 ��今度は480m辺りで東側へ尾根が派生します。 直進してもコスギ谷出合いへ着地できそうですが、 この地点から山腹へ下降し林道に着地しました。 |
| その他周辺情報 | 早朝の県道302は所々で凍結、走行には注意して下さい。 |
写真
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綿向山から清水頭-雨乞岳。そして鈴鹿では珍しいU字稜線。（サクラグチ〜横谷山〜能登ヶ峰へ）
遂に積雪期の御所平に到着！
思わず叫んだ。「素晴らしい！」
570m辺りでコスギ谷へ下る尾根が派生する。こちらにも別ルートのリボンが有るので要注意だ。
感想
onetotani
昨年末に歩いて、船石林道から取付くコスギ谷の左岸尾根を使えば
短時間で御所平へ届く事が確認できた。積雪期の登降を考えても
ピストンならゆっくりペースでも充分日帰りできそうだ。
好天予報を捉えて早速実行しよう。
積雪期の御所平はどんな表情で迎えてくれるか楽しみだ。
早朝のR306から県道302に入ると所々に路面凍結が見られる。
慎重に走行して新雪で白いままの県道を石水渓から船石林道に入り、
石水渓橋手前の鬼ヶ牙登山口に駐車し、薄暗い林道を上流に向かう。
新雪に覆われた平らな路面が凹凸の地道に変わるとしばらくして、
倒木が完全に林道を塞いでいる。右手は船石谷へ落ち込んでいるが
縁から慎重に迂回する。頭上から雪を被ったり、ザックが枝に
引っかかったりと通過するのも一苦労だ。
コスギ谷出合いで衣服調整を済ませ急な山腹へ踏み込むが、
落ち葉に積もった雪は滑りやすい。ズルズルと滑りながら
10分ほどの格闘で左岸の尾根に乗る。
小さいながらも明確な尾根は展望に欠けるので登りに専念する。
10cm程の新雪は滑りやすく、痩せた尾根筋は要注意だ。
慎重に足場を決めて登る。
二度目？の岩場を過ぎて一登りすると、やがてしっかりした
長坂の頭尾根（長坂尾根）に合流する。
しばらくは緩やかな登りだが、きつい登りに変わると左手に大岩が
現れ、基部を廻り込んで県境尾根の小太郎峠から大岩へ上がると
一気に展望が開ける。
新名神を越えて光る伊勢湾から左へ視線を巡らし、
長坂の頭〜仙ヶ岳〜御所平の遠望を楽しみ、小太郎峠から
県境尾根を北上する。
家老平を過ぎると尾根形状が崩れた樹林の広い斜面に変わり、
南峰までの直登が始まる。やがて樹林が尽き馬酔木の茂みを
かがむようにして抜けると一気に頭上が抜けて南峰に到着する。
紺碧の空と御所平へ延びる雪稜、広がる鈴鹿の展望。
一気にテンションが上がる。
40cm程の新雪を蹴散らして、水無を越えると今度は霧氷が
お出迎えだ。思わず尾根芯を外して霧氷の林へ踏み込む。
積雪期の御所平は距離も有り、日帰りは無理だろうと考えていたが
最短コースとなるコスギ谷の左岸尾根のおかげで素晴らしい景色に
出逢う事が出来た。思わず「素晴らしい〜！」と叫んでしまった。
絶景と霧氷で歓迎してくれた御所平を堪能しよう。
白湯とパンの軽食で空腹をなだめつつ、目の前に広がる鈴鹿の景色を
時間を忘れて独り占めだ。
風が無ければまったりしたいが、この季節は無理な相談だ。
名残惜しいが身体が冷える前に戻ろう。
自らのトレースを踏んで家老平から大岩に戻り、
展望をおかずにしてゆっくりと昼食を摂る。
長坂の頭尾根から左岸の尾根に入ると、シャーベット状の雪に
変わり登りよりも始末が悪い。
転倒を避け、幹や枝の助けを借りながら慎重に下る。
明快な尾根筋と思って登ったが、やはり下ってみないと派生する
尾根の分岐には気づかないものだ。
二度程右に派生する尾根を見送り、再び尾根が左に分岐する地点で
思わず直進してしまい、下降地点をやり過ごしてしまった。
このまま尾根通しでも下れそうだが、すぐに気付いたので急な
山腹へ飛び込むように下降し、コスギ谷出合いへ着地する。
後は風も無い穏やかな林道を戻るだけだ。
船石谷の流れを楽しみながら、そして御所平の余韻に浸りながら
駐車地までのんびりと歩く。
【昨年末、試しに歩いた尾根のおかげで、積雪期の御所平を
ゆっくりと楽しむ事が出来た。絶景と霧氷に迎えられ大大満足な
一日だった。】
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onetotaniさん
こんばんは
初めて知りました鈴鹿の南部でもこんなに雪があるんだと
霧氷天国に鈴鹿の名だたる明峰の数々。
至福の一時を味わえたこと羨ましい限りです。
kazu97さん 今晩は。
ヤマレコではなかなかこのエリアの情報が無いので、林道へそのまま
乗り入れできないかな〜などと考えていましたが、やはり蛇行の多い
雪の林道は危険なので手前から歩きました。
やはり藤原や竜と比較すると雪は少な目ですが、県境尾根に入ると
サクサクの新雪は充分でした。
青い空と白い雪山。絶景を堪能できました。
onetotaniさん、おはようございます。
雪の御所平、やりましたね！
白い雪原に青い空、回りには誰もいない異次元のような世界
この時期に、あの雪原を踏むことは困難ですが、昨年、最短コースを開拓され、積雪期に到達でき、おめでとうございます
静かな雪面を独り占めされ、至福の時を過ごされたのではないでしょうか！
雪の御所平、やっぱり素敵です
バリルートの下り尾根は、やっぱり気をつかいますね。
登りではなんでもなくても、下りの細かい派生尾根には気をつけないと！
同じ尾根でも登りと下りでは景色も難易度も大きく変わることがありますね
totokさん 今晩は。
有難うございます。やっと雪の御所平に登る事が出来ました。
積雪期に、臼杵山のルートや長坂の頭ルートを辿って御所平に
出るのは私には遠すぎるので半ば諦めていましたが、
最短ルートのおかげでゆっくり歩く事が出来ました。
絶好の天気に恵まれ、楽園を独り占め。至福のひと時でした。
このたびは、大変ご迷惑をおかけしました。
御所平、ぽっかり開けた空間が
一面の雪景色で、苦労して登った
甲斐がありますね。
鈴鹿南部の山並みが
迫力ありますね。
雪のない時期の下見は、大事ですね。
komakiさん 今晩は。
最高の北横岳を堪能されましたね。安心しました。
積雪期の御所平は御池岳のテーブルランドと並び、憧れでした。
昨年、雪のテーブルランドデビューは済ませたので今度はこちらと
期待してやってきました。結果こちらも最高のデビューでした。
今回の尾根を使えば、さらにバリエーションが広がりそうで
楽しみが増えました。
こんばんはonetotaniさん
前回調査されたルートでの御所平、山頂台地は積雪があるとかえって歩きやすくて良さそうです。私も秋に歩きましたが全く別の世界に見えます。誰一人いない平原に足跡を付けながら歩くのは素晴らしいの一言、疲れも吹っ飛びましたね！
teppan2013さん 今晩は。
目論見通り、雪道を辿っても短時間で御所平に立つ事が出来ました。
通常ルートでは、多分届かないだろうと諦めていた積雪期の御所平。
それだけにテンションMAX!、感激いっぱいでした。
船石林道の二つ目の「紅葉谷橋」手前にも駐車スペースを見つけました。
こちらは先回のスペースより広そうです。ゆったり３〜５台は
停められそうで、ここまで車が入れば少しは時間短縮できます。
今回の駐車地からでもゆったりでしたので、北端のヨコネまで
脚が伸ばせそうです。是非足を運ばれてはどうでしょう。
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