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Yamareco

記録ID: 1354923
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
尾瀬・奥利根

奥利根の中央分水嶺 平ヶ岳〜劔ヶ倉山〜滝ヶ倉山〜にせ藤原山〜藤原山

2015年08月20日(木) 〜 2015年08月23日(日)
情報量の目安: S
都道府県 群馬県 新潟県
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
35:03
距離
24.9km
登り
1,773m
下り
1,757m
歩くペース
ゆっくり
2.12.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:28
休憩
1:12
合計
5:40
距離 9.8km 登り 1,177m 下り 177m
7:40
77
西ノ沢橋
8:57
9:09
51
10:00
10:10
35
1510m付近
10:45
10:55
63
1745m付近
11:58
12:00
28
13:12
13:15
5
2日目
山行
9:41
休憩
0:33
合計
10:14
距離 5.9km 登り 298m 下り 617m
5:28
5
5:33
77
6:50
5:33
208
2072m東南の鞍部
9:01
9:34
131
11:45
140
1793m鞍部
14:05
3日目
山行
10:52
休憩
1:24
合計
12:16
距離 4.7km 登り 296m 下り 345m
5:24
111
7:15
7:24
26
1740m峰
7:50
8:00
89
1720m峰
9:29
10:21
84
11:45
148
1663m峰
14:13
14:25
142
1670m峰
16:47
16:48
52
17:40
藤原山東の1650m付近
4日目
山行
6:36
休憩
0:00
合計
6:36
距離 4.5km 登り 13m 下り 645m
5:10
140
藤原山東の1650m付近
7:30
230
1550.5m峰
11:20
26
林道
11:46
西ノ沢橋
天候 20日:曇り時々晴れ夕方雨 21日:曇りのち雨 22日:雨のち晴れのち雨 23日:曇り一時雨
過去天気図(気象庁) 2015年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
車で中ノ岐林道入り口(雨池橋手前)まで行き路肩に駐車.
ここから自転車で西ノ沢橋まで約50分かけて行きスタート地点とした.
コース状況/
危険箇所等
 平ヶ岳までは登山道があるので問題ない.平ヶ岳から笹竹主体のやぶに突入する.最初は踏み跡がある.次第にひどいやぶとなるが下りなので比較的楽.2072m峰手前の鞍部は草原で展望が良くテントが張れる.ここから劔ガ倉山,滝ガ倉山までは笹竹と灌木のやぶが続くが,鞍部付近と峰の北面のやぶはひどい場所が多い.南面は比較的楽で部分的に踏み跡がある.劔ガ倉山,滝ガ倉山ともに山頂はやぶでテントを張る場所はないと思った方が良い.滝ガ倉山からもやぶが続くが,にせ藤原山の上りは比較的楽.にせ藤原山の山頂の笹は低く展望が良い.テントも張れるが風雨が強い時は辛いかもしれない.にせ藤原山から藤原山までも笹竹と灌木のやぶが続くが,藤原山が近づくにつれてつる性植物も加わり通過するのに非常に苦労する.藤原山もやぶでテントは張れない.藤原山から下山ルートにした東に向かう尾根もやぶがひどく苦労したが,途中から昔に人の通った痕跡があり最後の方は植林した樹木になり踏み跡があった.
その他周辺情報 下山後,銀山平のカモシカの湯で入浴した.
20日 9:14 橋を渡って平ヶ岳に向かう.
2015年08月20日 09:14撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/20 9:14
20日 9:14 橋を渡って平ヶ岳に向かう.
11:59 玉子石.
2015年08月20日 11:59撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
1
8/20 11:59
11:59 玉子石.
12:00 玉子石から平ヶ岳に向かう稜線.
2015年08月20日 12:00撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/20 12:00
12:00 玉子石から平ヶ岳に向かう稜線.
13:03 水場の脇のキャンプ指定地に着いた.すぐ近くに沢が流れている.今日は一人だけ.
2015年08月20日 13:03撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/20 13:03
13:03 水場の脇のキャンプ指定地に着いた.すぐ近くに沢が流れている.今日は一人だけ.
13:14 姫の池の池塘.
2015年08月20日 13:14撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/20 13:14
13:14 姫の池の池塘.
13:19 テント場に戻る.後方は平ヶ岳.
2015年08月20日 13:19撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/20 13:19
13:19 テント場に戻る.後方は平ヶ岳.
21日 5:29 平ヶ岳の三角点.
2015年08月21日 05:29撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/21 5:29
21日 5:29 平ヶ岳の三角点.
5:29 山頂近くから燧ヶ岳.
2015年08月21日 05:29撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/21 5:29
5:29 山頂近くから燧ヶ岳.
5:33 この付近が最高点なので本当の山頂と思う.湿原になっており西に続く分水嶺は木道の終了地点から通行止になっている.
2015年08月21日 05:33撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/21 5:33
5:33 この付近が最高点なので本当の山頂と思う.湿原になっており西に続く分水嶺は木道の終了地点から通行止になっている.
6:50 2072m峰近くから平ヶ岳.笹やぶを抜けると草原にでた.ここはテントが張れる.この後,快適に張れる場所はにせ藤原山までない.
2015年08月21日 06:50撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/21 6:50
6:50 2072m峰近くから平ヶ岳.笹やぶを抜けると草原にでた.ここはテントが張れる.この後,快適に張れる場所はにせ藤原山までない.
7:31 2072m峰の下りから劔ガ倉山に向かって笹やぶを漕ぐ.部分的に踏み跡あり.
2015年08月21日 07:31撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/21 7:31
7:31 2072m峰の下りから劔ガ倉山に向かって笹やぶを漕ぐ.部分的に踏み跡あり.
8:30 1890m鞍部付近より劔ガ倉山.やぶは続く.
2015年08月21日 08:30撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/21 8:30
8:30 1890m鞍部付近より劔ガ倉山.やぶは続く.
9:17 劔ガ倉山の三角点.小雨が降ってきた.
2015年08月21日 09:17撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
1
8/21 9:17
9:17 劔ガ倉山の三角点.小雨が降ってきた.
9:17 周囲はやぶでテントは張れない.
2015年08月21日 09:17撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/21 9:17
9:17 周囲はやぶでテントは張れない.
14:11 雨の中やぶ漕ぎをしてやっと滝ガ倉山に着いた.山頂はやぶだが疲れたのでここになんとかテントを張った.
2015年08月21日 14:11撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/21 14:11
14:11 雨の中やぶ漕ぎをしてやっと滝ガ倉山に着いた.山頂はやぶだが疲れたのでここになんとかテントを張った.
22日 6:45 滝ガ倉山と劔ガ倉山を振り返る.
2015年08月22日 06:45撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/22 6:45
22日 6:45 滝ガ倉山と劔ガ倉山を振り返る.
7:12 岩場が近づいてきた.
2015年08月22日 07:12撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/22 7:12
7:12 岩場が近づいてきた.
7:17 岩場.左側から灌木を利用してよじ登った.
2015年08月22日 07:17撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
1
8/22 7:17
7:17 岩場.左側から灌木を利用してよじ登った.
7:24 岩場の上の1740m峰から今まで歩いてきた平ヶ岳に続く分水嶺.少し晴れてきた.
2015年08月22日 07:24撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/22 7:24
7:24 岩場の上の1740m峰から今まで歩いてきた平ヶ岳に続く分水嶺.少し晴れてきた.
7:55 1720m峰からにせ藤原山.
2015年08月22日 07:55撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/22 7:55
7:55 1720m峰からにせ藤原山.
7:55 荒沢岳か.
2015年08月22日 07:55撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/22 7:55
7:55 荒沢岳か.
7:55 1740m峰の岩場を振り返る.この辺の稜線は切れ落ちている.
2015年08月22日 07:55撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/22 7:55
7:55 1740m峰の岩場を振り返る.この辺の稜線は切れ落ちている.
7:56 にせ藤原山の左に越後駒ヶ岳と中の岳が見える.
2015年08月22日 07:56撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/22 7:56
7:56 にせ藤原山の左に越後駒ヶ岳と中の岳が見える.
8:35 稜線は灌木のやぶが続く.
2015年08月22日 08:35撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/22 8:35
8:35 稜線は灌木のやぶが続く.
8:35 にせ藤原山と手前のピーク.
2015年08月22日 08:35撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/22 8:35
8:35 にせ藤原山と手前のピーク.
8:54 にせ藤原山が近づいてきた.
2015年08月22日 08:54撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/22 8:54
8:54 にせ藤原山が近づいてきた.
8:54 稜線の灌木の藪漕ぎは辛い.
2015年08月22日 08:54撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/22 8:54
8:54 稜線の灌木の藪漕ぎは辛い.
9:56 にせ藤原山に着いた.ここで大休止.
2015年08月22日 09:57撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
1
8/22 9:57
9:56 にせ藤原山に着いた.ここで大休止.
9:56 歩いてきた平ヶ岳に続く分水嶺.晴れた.
2015年08月22日 09:56撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/22 9:56
9:56 歩いてきた平ヶ岳に続く分水嶺.晴れた.
9:57 藤原山から大水上山に続く分水嶺.
2015年08月22日 09:57撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/22 9:57
9:57 藤原山から大水上山に続く分水嶺.
10:19 ここはやぶが薄く分水嶺で唯一快適に休める山頂.展望も良い.
2015年08月22日 10:19撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/22 10:19
10:19 ここはやぶが薄く分水嶺で唯一快適に休める山頂.展望も良い.
10:32 藤原山に向かってやぶを下る.この先はひどいやぶが続き天気も悪くなったので写真を撮る余裕がなくなった.
2015年08月22日 10:32撮影 by  COOLPIX P6000, NIKON
8/22 10:32
10:32 藤原山に向かってやぶを下る.この先はひどいやぶが続き天気も悪くなったので写真を撮る余裕がなくなった.
撮影機器:

感想

 平ヶ岳から大水上山までの分水嶺は長くやぶ漕ぎが続くので残雪期に歩きたいが,この時期はゴールデンウィークを含め長い休暇が取れない.そこで夏休みに2泊の予定で歩くことにした.大水上山まで歩いた方が分水嶺歩きには効率的だが大水上山からは西側の六日町の方に下山するしかない.その場合,駐車地点まで戻るのが大変でタクシーを使うとかなりの料金になるので途中から東側に下るルートを検討した.
 雨池橋から入る中ノ岐林道は入口にゲートがあり自家用車は入れないが,自転車は脇を通れる.約50分かけて西ノ沢橋まで走り自転車をデポした.平ヶ岳までは綺麗に整備された登山道で問題ない.平ヶ岳キャンプ指定地は沢が脇を流れており快適だったが夕方に強い雨が降った.
 翌日は7Lの水を担いだため荷物が重く平ヶ岳を過ぎると辛いやぶ漕ぎが始まった.平ヶ岳から藤原山までの分水嶺は笹竹や灌木のやぶ漕ぎが続き苦労した.特に藤原山が近づくにつれて体に絡まるつる性植物が目立つようになり通過するのに非常に苦労した.この区間で快適にテントが張れる場所は2072m峰手前の鞍部とにせ藤原山の山頂のみで他の場所は張れたとしてもやぶや斜面で快適ではない.劔ガ倉山,滝ガ倉山,藤原山ともに山頂はやぶでテントを張る場所はないと思った方が良い.今回はひどいやぶと雨,重荷のため疲れて2日目は予定より手前の滝ガ倉山で泊まったが1人用のテントがなんとか張れる凸凹の傾斜したスペースしかなく不快な夜を過ごした.にせ藤原山山頂は展望が良い低い笹原で2日目にここまで来れれば快適な夜を過ごせたと思う.3日目もやぶと雨で思ったように歩けず藤原山から下る尾根で予定外の3泊になってしまった.
 藤原山から東に下る尾根は緩やかなので危険はないと判断し選択したが,傾斜の緩い稜線はやぶがひどく非常に苦労した.とても他の登山者に薦められるルートではない.この尾根は途中から人の通った痕跡があった.切り株もあったので高度成長期に林業のために使用した跡かもしれない.
 分水嶺はやぶなのでGPSはあった方が良いと思う.初日の平ヶ岳で登山者にあったが,他は誰とも会わなかった.

 この記録は2018年に公開.

 ここから南に続く中央分水嶺山行:
尾瀬と奥利根を結ぶ中央分水嶺 1630m鞍部〜スズヶ峰〜岳ヶ倉山〜白沢山〜平ヶ岳
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1354920.html

 ここから西に続く中央分水嶺山行:
奥利根の中央分水嶺 丹後山〜大水上山〜藤原山
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1355146.html

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