【西黒尾根〜谷川岳〜茂倉岳〜土樽】 群馬側はガスでしたが、新潟側は良く晴れました


- GPS
- 09:23
- 距離
- 15.3km
- 登り
- 1,633m
- 下り
- 1,690m
コースタイム
天候 | 西黒尾根の登り始めは濃いガスと小雨。稜線に出ると群馬側からガスが湧いてくるものの、新潟側は晴れ。茂倉岳からの下りは、晴れて暑いくらいでした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
復路 15:21 土樽駅発の上越線に乗り、土合駅に15:31着(230円、乗車券は車内で購入) |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆ 西黒尾根(登山口〜トマノ耳) 休憩込みで約3時間20分 ・ 登山口からいきなり樹林帯の中の急傾斜です。最初は意識してゆっくり登りました。 ・ 南からの湿った空気が入り込んでいたため,とても蒸し暑かったです。歩き始めて10分で汗が噴き出しました。 ・ 登山口から1時間半ほどで最初のクサリ場に到着です。ここまでは樹林帯の中ですので,危険な場所はありません。 ・ クサリ場も登りならそれほどクサリに頼る必要はありませんが,蛇紋岩の岩場は滑ります。いざというときのために,クサリを握りながら登りました。 ・ クサリ場から先も,ラクダのコルまではそれほどきつくはありません。 ・ この尾根の正念場は,ラクダのコルから上部の急傾斜ですね。疲れてきてから,傾斜が増します。 ・ 左手に肩の小屋が見えると,トマノ耳はすぐそこです。多くの登山者で賑わっていました。 ・ 今日で谷川岳登頂2,750回というオヤジさんがいました。目標はなんと3,000回。30年間登り続けているそうです。すごい人がいるものです。 ◆ トマノ耳〜茂倉岳 休憩込みで約2時間 ・ トマノ耳から茂倉岳までは,稜線のアップダウンが続くので,時間がかかります。 ・ トマノ耳からオキノ耳までは12〜13分ですが,奥の院を過ぎると,滑りやすい蛇紋岩の岩場を登り降りするようになります。 ・ また,一ノ倉岳への登りは,標高差約130メートルを一気に登るのできついです。 ・ 一ノ倉岳山頂には小さな避難小屋がありますが,2人も入れば満員です。宿泊するなら,広くて水もトイレもある,茂倉岳避難小屋がお薦めです。 ・ 一ノ倉岳から先は,開放的で穏やかな登山道となります。岩場もありません。 ・ 山頂から少し下ったところで昼食休憩としました。茂倉岳がすぐ目の前で良い眺めです。万太郎山もよく見えました。 ・ 休憩場所から茂倉岳までは15分ほどで到着しました。 ◆ 茂倉岳〜土樽駅 休憩込みで約3時間15分 ・ 茂倉岳から土樽駅へと下る茂倉新道は,とても展望の良い尾根道です。危険な場所はありません。 ・ ただし,展望が良い分,日差しが強いと暑いです。この日もとても暑く,かなり水分を補給しました。 ・ 茂倉岳山頂から下り始めると,目の前に,万太郎山の立派な山容を目にします。谷川岳から万太郎山へと続く尾根道も歩いてみたいですね。 ・ 山頂から少し下ると,茂倉岳避難小屋があります。この小屋はとてもきれいで広いです。20人くらいは泊まれます。歩いて1分のところに水場があり,トイレも別棟で設置されています。 ・ 避難小屋から先は,ずっと尾根を眺めながらの下りとなります。尾根の途中にある1,683メートルピークと標高1,490メートルの矢場の頭の2つのピークがアクセントになっています。 ・ それぞれのピークからは,迫力ある茂倉岳の眺めが楽しめます。万太郎山も正面に見えます。 ・ 矢場の頭を過ぎると,樹林帯の中の急な下りとなります。ここまで歩いてきた疲れが,この下りで一気に出ました。膝がガクガクで,途中で休憩を2回とりました。 ・ 息も絶え絶えでなんとか登山口に降りてきたところ,すぐそばに小沢が流れていたので,その水で顔を洗い,汗を流してほっと一息。 ・ 登山口の駐車場はそこからすぐです。 ・ 駐車場から先は舗装路を土樽駅まで30分ほど歩き,駅には15時ちょうどに到着。 ・ 駅に設置されていた自販機で冷たいジュースを買い,土合行きの列車を待ちました。 ・ 予定どおり15:21発の列車に乗車し,土合駅には15:31に到着しました。 |
写真
感想
・ 8月初旬の北アルプステント縦走以来,モチベーションが上がらず,なかなか山に行けないでいました。
・ 9月の3連休ぐらいは,どこかにテントを持って登ろうと思っていたのですが,天候が安定しません。
・ 幸い,18日の日曜日は晴れの予報。最近購入した革製登山靴「アンドリュー・ローラ」の足馴らしを兼ねて,谷川岳に登ることにしました。
・ でも,谷川岳の往復だけでは物足りないと地図を眺めていて,今回のコースを思いつきました。
・ 最初は,土樽駅にクルマを駐車し,06:30発の始発電車で土合駅に移動して,そこから歩き始める計画でした。
・ しかし,それでは下山が遅くなるので,帰りに電車を使い土合に戻るルートとしました。
・ 唯一の懸念は,15:21土樽駅発の電車に乗り遅れると,次は18:12まで無いということ。
・ 茂倉岳まで行ってみて,時間的に難しそうなら,往路を戻るつもりで歩き始めました。
・ 結果的には,出発の21分前に土樽駅に到着できましたが,茂倉新道の下りがきつくて焦りました。
・ この山域は,春の残雪期か,秋の紅葉の時期が良さそうですね。そのうちテント泊で馬蹄形縦走にもトライしてみたくなりました。
・ それにしても「アンドリュー・ローラ」は良い感じでした。10年履いたゴローのS8がそろそろヘタッてきたので買ってみたのですが,かかとのホールド性が良く,歩きやすいです。中敷きのつくりも素晴らしい。そのうえ,S8よりもかなり軽いです。
・ 春〜秋の日帰り登山や1泊程度の縦走は,この靴の出番が多くなりそうです。
・ ただし,2泊以上のテント縦走は,これまでどおり重登山靴グローネル・モンテローザの独壇場です。
コメント
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りきまるさん、こんばんは。
さすが毎回中身の濃い縦走をしていますね、いつも参考にさせてもらっています。
りきまるさんの記録は特に食事とビールがいつも美味しそうですね。
私も今回の記録と同じ縦走を3年前にしたことがありますが、谷川の日帰り縦走は中身が濃いので私も大好きです。
6月下旬から8月中旬までなら花の種類も凄いので、アルプスを縦走しているような錯覚にもなります。
土樽側へ行くとオキトマの賑やかさが嘘のように静かなところもありお気に入りです。
私はオキトマから万太郎山へ縦走して吾作新道で土樽に縦走するコースもやってみたいのですが、今年は天候不順で実現しませんでした
いずれにせよ谷川連峰は馬蹄形しかり、色んなコース取りが出来るので魅力が尽きませんね。
gooner3104 さん コメントありがとうございます。
>食事とビールがいつも美味しそうですね。
そう言って頂けると,うれしいですよ。
仕事では毎日,同じようなランチですが,山での食事は何食べてもウマイですね。
そして,そこに冷たいビールがあると最高です!
>オキトマから万太郎山へ縦走して吾作新道で土樽に縦走するコースもやってみたい
私も,そのコース考えましたが,自分のスピードではとても無理とあきらめました。
URU-12さんが,西黒尾根・トマノ耳・万太郎山・仙ノ倉山・平標山と歩いている
記録がアップされています。すごいパワーですね。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-120320.html
>いずれにせよ谷川連峰は馬蹄形しかり、色んなコース取りが出来るので魅力が尽きませんね。
北関東自動車道が全線開通になって,谷川連峰へのアクセスが飛躍的に良くなりました。
今回の山行でも,自宅から土合駅までわずかに3時間少々。奥日光や那須連峰と同じくらいの
時間距離となり,俄然,山行回数が増えそうな感じです。
どこかでお会いできることを楽しみにしております。
113です。
どう〜してこんなに空が青いのか?
どう〜してこんなに稜線がグリーンか?
このカッリッと感は、どうすればいいのか・・?
帰宅し現像の作業をすると色々出来ちゃいますが、
rikimaruさんの写真は現場での処置が如何に卓越したものかがうかがえます。
そこがとても素敵です。
修行中の 113
コメントありがとうございます。
こちらより先に、上の記録へのコメントに返事してしまいました。
中央アルプスの記録のコメントに返事をまとめますので
、あしからず。
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