川苔山(台風12号被害アリ!!)


- GPS
- 06:09
- 距離
- 16.0km
- 登り
- 1,103m
- 下り
- 1,191m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:西東京バス「上日向バス停」からJR青梅線「川井駅」 |
コース状況/ 危険箇所等 |
台風12号が原因と思われる川の増水により百尋ノ滝の手前の橋が流されています。 増水時の渡河は危険かもしれないです。 大丹波川も橋が流されたようですが復旧済みでした。 川苔山登山口に水力発電式バイオトイレがありますが、こちらも増水のため使用中止でした。 |
写真
感想
今日は川乗橋の登山口から川苔山に行ってきました。
奥多摩駅から、東日原行のバスは平日だったこともあって、
普段なら込み合っているのに自分を含め3人のみで、川乗橋で降りたのは自分だけでした。
入口のゲートの手前に、「台風12号の大雨により、橋が流されて百尋の滝へはいけません。」と書かれていましたが、
すでにバスは行ってしまったので、行ける所まで行こうと思い出発しました。
初めのうちは沢沿いに川乗林道の舗装された道を歩いていきます。
真下に見える沢は雨のせいか、かなり水量が多くなっていました。
40分ほど林道を行き細倉橋を渡った先で右側に登山道があります。
ここには沢の水力を使用した発電システムにで動くバイオトイレがありますが、
ここでも台風のせいで、電力供給がうまくいかないようで使用禁止になっていました。
川乗谷沿いに何回か沢を渡りながら進んでいくと左手に切り立った巨大な岸壁が見えてきました。
その先で下を流れる沢に橋の一部が流れ着いていました。
ちょうど川乗谷沿いの最後に架かる橋が流されているようで、
コンクリート製の橋脚だけがこちら側と、向こう側に残されていました。
少し下流に別の橋の一部が沢に突き出た岩に引っかかって残っていたので、
ここを慎重に向こう岸まで渡って行きました。
渡ってから少し登っていくと、川苔山に向かう道と百尋ノ滝への分岐に出ました。
一旦百尋ノ滝方面に向かい木製の急なはしごのような階段を下りると
目の前に、大きな滝が見えてきました。
台風による増水のせいか、少し近づいただけでも、水しぶきがかかってきます。
ちなみに百尋とは昔の長さの単位で一尋は大人が両腕を広げた長さを元にしていて、
約180cm(150cmとすることもあります。)ですので百尋だと180mの滝ということに
なりますが、実際の落差は40mほどだそうです。
でも、それでも真下まで行けるのでとても大きくすごい迫力でした。
また、元の登山道に戻り、川苔山をめざします。
ここからは、急登になり高度をかせぎながら、どんどん登ってゆくと、
道が二分する、足毛岩分岐に出ました。
足毛岩からの登りはかなりきついと書いてあったので、ここは日向沢の峰方向に進みました。
小さな沢沿いの道を行きますが少し踏み跡が不明瞭なため一瞬どちらへ行けばいいのかわからなくなる場所が何箇所かありました。
沢が終わり尾根道を進むと左手に川苔山が見えてきました。
尾根道を登り切り変形十字路に出て右手に行くと川苔山の頂上はすぐそこです。
途中の道で一人も出会わなかったので誰もいないかなと思って行くと、男性が一人いました。
この方は自分とは違うルートで麓からマウンテンバイクで登ってきたようで、
かなり大変だったそうです。
頂上からは北側の長沢背稜と南側の御前山がよく見えましたが、富士山は見えませんでした。
山頂まで来ると開けていてさすがに暑かったですが、麓では沢山いた
セミの大合唱もここではあまり聞こえず、代わりにあちこちにトンボが飛んでいました。
20分ほど休憩をとり、大丹波へ下りるために、踊平方面へ向かいました。
途中、急坂を下っていると真正面に蕎麦粒山と三ツドッケがきれいに見えました。
左手の山腹に林道が走っているのが見えてくると踊平の道標が見えてきました。
ここの分岐点からは大丹波方面に下りていきます。
あまり人が通らないルートなのかクモの巣のはった狭いトラバースを慎重に下っていきます。
30分ほどで少し開けた獅子口小屋跡に出ました。
ここには以前川苔山登山に利用された山小屋があったそうですが、
今は石造りの土台のみが残っているだけです。
また、青梅の梅郷にはここの小屋番さんが開いた獅子口屋支店というお土産屋さんがあります。
ここから大丹波川沿いに行くと途中真新しい橋がいくつもあり、
下には古い橋の残骸が落ちていました。
これは、台風の後すぐに直されたものなのでしょうか?
あまりにも仕事が早い気がしますが、そのおかげで快適に歩けました。
道が川から徐々に離れていくと、大丹波林道に出ます。
最初のうちは未舗装路ですが、途中から舗装路に代わり、奥茶屋のキャンプ場が
見えると、しっかりとした車道に変わっていきます。
東清橋のバス停から出るバスには間に合わなかったため、
さらに20分ほど歩き上日向のバス停から、バスに乗り川井駅まで下りてきました。
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