蔵王と吾妻を結ぶ中央分水嶺 1075.1m峰〜栗子山〜杭甲山


- GPS
- --:--
- 距離
- 17.9km
- 登り
- 1,656m
- 下り
- 1,577m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
地元なので帰りはゴール地点(旧国道13号入口付近)まで妻に来てもらい車まで送ってもらった. |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山靴で歩いた.駒ヶ岳の登りは林道を少し歩いて枝尾根から駒ヶ岳に向かう主尾根に乗った.駒ヶ岳から1075.1m峰,分水嶺は傾斜の緩い雪稜が多く危険なところはあまりない.栗子山山頂は広い.杭甲山(1202m峰))の登りは急で雪面が凍っていた.栗子隧道からは旧国道をショートカットして下った. |
写真
感想
駒ヶ岳の登りは林道を少し歩いて枝尾根から駒ヶ岳に向かう主尾根に乗ったが,直接主尾根を登っても問題ないと思う.この尾根には歩いた跡があった.駒ヶ岳から1075.1m峰,分水嶺は傾斜の緩い雪稜が多く危険なところはあまりない.展望は良い場所が多い.栗子山山頂付近を含め稜線は広い部分があり視界が悪いと迷うかもしれない.地形図は当然だが,GPSもあった方が良い.杭甲山(1202m峰)は急峻で雪面が凍っており上り下りに苦労した.杭甲山はこの辺の分水嶺ではもっとも形の良い山で米沢市からよくみえる.山形市からみる雁戸山に似ている.
栗子隧道の入口は雪が大部分を覆っていたが,内部が見たかったので上部からなんとか入った.内部は大きな氷柱があり神秘的.ただ落盤しないか不安でもあったので写真を撮ってすぐに出た.この記録を公開するにあたって隧道について調べてみた.最初の栗子山隧道は明治14年に竣工.開通により馬車や人力車での通行,冬期のそりでの通行が可能になった.この隧道は公開した写真の右(南)側にあるが落盤で入れない.その後改修工事が開始され昭和11年に自動車の通行可能な隧道がすぐ隣の左(北)側に完成した.そして栗子山隧道は栗子隧道に改称された.昭和41年に隧道北側の離れた場所に西栗子トンネルと東栗子トンネルが開通し国道13号は新道に指定変更された.昭和47年に栗子隧道が落盤により閉塞し通行不能になり,平成20年に栗子隧道が経済産業省の近代化産業遺産に指定されたとのこと.そして平成29年にこの隧道近くの地中深くに東北中央自動車道の一部として東北最長の約9kmのトンネルが完成し時代がまた変わろうとしている.
地元なので帰りはゴール地点まで妻に来てもらい車まで送ってもらった.タクシーを利用するのであれば米沢から呼べる.距離は長いが標高差はあまりないので自転車があれば駐車地点まで戻れると思う.
分水嶺に最近歩いた痕跡はなく誰とも会わなかった.
この記録は2017年に公開.
ここから北に続く中央分水嶺山行:
蔵王と吾妻を結ぶ中央分水嶺 豪士峠〜豪士山〜1075.1m峰〜駒ヶ岳
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1308862.html
ここから南に続く中央分水嶺山行:
蔵王と吾妻を結ぶ中央分水嶺 杭甲山〜990m峰〜鉢森山〜板谷峠
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/showroute_rec.php?uid=81402
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