八甲田山(仙人岱〜大岳〜毛無岱)と温泉三昧の旅
青森県
poni
その他1人 - GPS
- 05:38
- 距離
- 8.9km
- 登り
- 718m
- 下り
- 707m
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| 天候 | 曇ったり、晴れたり、ガスったり、雨だったり、大雨だったり。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
酸ヶ湯温泉の駐車場も無料で管理されていませんが、かなり混んでいるので宿泊者以外は遠慮した方がよさそう。 バス停は酸ヶ湯温泉前にあります。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
<酸ヶ湯からの登山口は2つあります> 仙人岱側の登山口は酸ヶ湯インフォメーションセンターの道路を挟んで向かい側にあり。酸ヶ湯温泉駐車場から行くには、バス停前公衆トイレの左の石段を登るとインフォメーションセンターの道路向かいに出ます。(車道カーブ1つ分ショートカット) 毛無岱側の登山口は、酸ヶ湯温泉の向かって一番左側の客室棟の横を通っていきます。駐車場から見える範囲に標識はないので、私有地を通るみたいな感じになります。建物脇まで行くと標識あり。 <登山ポスト> 見落としました。(旅館前にあるようです) <ルート> 両登山口付近は結構枝道が多いですが、「酸ヶ湯温泉の管理です」という標識とロープがあるので、迷い込む心配はあまりなさそう。(おそらく旅館の山菜取り用の道かと) 仙人岱側の登山道はあまり笹払いがされていないようで、若干ヤブ漕ぎ状態。長袖シャツ着用がおすすめ。(Tシャツだと痛い〜) 毛無岱側の登山道は木道が多いですが、よく管理されていて木も新しく、歩きやすかったです。上毛無岱から下毛無岱の間の長い階段も、ステップが低く膝への負担はほとんどなし。 仙人岱手前の地獄湯沢付近には、ガスに注意の看板が多くあります。(昨年6月に山菜取りでガスによる死亡事故あり)登山道上ならほぼ危険ないとのことで、道をはずれないように注意。 なお、毛無岱側の登山道でも硫黄臭がするところがありました。 <水・食料> 酸ヶ湯温泉旅館内の売店で、手作りおにぎり(鮭・梅の2種、1個150円)、バナナなどが買えます。 水は駐車場の「辰五郎清水」で汲み放題。 <温泉> ■酸ヶ湯 ヒバ千人風呂(原則として混浴):シャンプー、石鹸なし。ドライヤーあり。 男女別内風呂:リンスインシャンプー、ボディソープ、ドライヤーあり。女性用の方が広いとか??こっちも成分は十分濃いです。 その名の通りすごく酸っぱいお湯で、うっかり目に入れると痛いので注意! 日帰り入浴時間: 千人風呂:午前7時から午後5時半(午前8-9時は女性専用) 男女別内風呂:午前9時から午後5時(千人風呂より短いので注意) 結構朝早くから皆さん来ています。 どちらか一方で600円。両方入れて休憩所も使える1000円プランもあるらしいですが、未確認。 千人風呂は日帰り入浴時間だと朝の1時間以外はずっと混浴ですが、女性脱衣所側から行くと奥の四分六分の湯の一部までずっと衝立で隠れているので、全身が見られなければいいわ、という方なら四分六分の湯と女性用冷の湯(かけ湯)だけは入れます。(温泉HPの写真よりずっと長く衝立がしてあります) 温泉は白濁していて湯船自体も半分が女性エリアなので、衝立の陰で湯船に入ってしまえばそのまま湯の中を移動して浴場全体を見渡すことも出来ます。雰囲気を味わいたいなら十分楽しめます。 なお熱の湯、湯滝は全身を見られることなしには入れません(笑)。 脱衣所から風呂場へ降りる階段のところは目隠しのすだれが掛けてありますが、光の関係でスケスケなので、気になる方はタオルでシルエットが見えないように移動した方がいいかも。(丸見え、ということはありませんが) ☆前泊特典☆ せっかくだから1泊したい!という方は前泊がオススメ。 �〜闇颪垢襪函�朝08:30発の青森駅までの送迎バスでロープウェイまで乗せてくれます。ロープウェイから登って酸ヶ湯に降りてくる方には便利! 無料ですが、前日の18時ごろまでに要予約。 �▲船Д奪�アウト後もその日中であれば、無料で入浴可能。タオルも貸してくれるそうです。朝チェックアウトして登山し、その日は泊まらずに次の場所へ移動という方にはうれしいサービス。 �Ｄ�5時半以降出発なら、お昼用お弁当を600円で用意してくれます。朝食も弁当に振り替え可能。チェックイン時に申し出ること。 �ぬ襪砲眄蘓揺�呂の女性専用時間が1時間あります。(8-9時) �ヅ鮗Ｉ�泊なら自炊素泊まりも可。ガスコンロ・電子レンジのある炊事場、食材の売店あり。冷蔵庫は部屋にあり。(冷凍庫はなし。鍋食器は持参すること) ■蔦温泉 混み混みなのはイヤ、という方はこちらもオススメ。 無色透明無味無臭なので、お湯としては酸ヶ湯ほどのインパクトはありませんが、湯殿の雰囲気はいいです。日帰り入浴は午前9時-午後4時、男性は2つ、女性は1つの浴場に入れます。500円。 |
写真
仙人岱への登山口はこの写真右側の駐車場向こう、毛無岱への登山口は左後すぐになります。
酸ヶ湯温泉の公衆トイレの左手にある仙人岱への登山口、への道。ここを上がると登山口および公共駐車場へのショートカットになります。
ここを上がると登山口および公共駐車場へのショートカットになります。
道路の左側が登山口、右側がビジターセンターと公共駐車場です。
終点にも同じものがあるのでしょうか。
笹が当たって腕が痛い・・・。
渡った後は左岸を赤線のように登っていきます。
これは途中で来た道を振り返ったところ。
右手に仙人岱ヒュッテへの分岐があります。(通り過ぎてから撮影)
今回は寄りませんでした。
左手奥は辰五郎清水。
湿原は大分荒れています。
モウセンゴケとキンコウカが目立ちました。
ダンナの後に八甲田大岳がそびえているはずなんですが、全く見えません。
辰五郎清水。囲いから直接汲まず、奥のパイプから流れ出す水を汲むこと、とあります。
ですが、水が少なくてパイプまで水が達していませんでした。
仕方なくなるべくそっとカップですくって飲みましたが、甘くて美味しかったです。
囲いから直接汲まず、奥のパイプから流れ出す水を汲むこと、とあります。
ですが、水が少なくてパイプまで水が達していませんでした。
仕方なくなるべくそっとカップですくって飲みましたが、甘くて美味しかったです。
八甲田大岳へはこのまま直進します。
1株だけ白っぽくて目立ってました。
プリマドンナと群舞みたい。
イワイチョウが多いようなので、シーズン中はきれいだろうな〜。
雨の直前、鏡沼で撮影。撮った時はランの何かだと思っていましたが、写真を良く見たら葉が違います。
キバナノヤマオダマキのようですね。
(←訂正:ハナイカリでした!!)
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撮った時はランの何かだと思っていましたが、写真を良く見たら葉が違います。
キバナノヤマオダマキのようですね。
(←訂正:ハナイカリでした!!)
今までの最短山頂滞在時間かも。
大岳避難小屋。3階建のりっぱな建物です。
1階は6畳ほどの板間と土間にベンチ、男女別トイレがあります。水はなし。
2階3階は見に行きませんでしたが結構広そう。
小屋前はウメバチソウが道両脇にたくさん咲いていました。
3階建のりっぱな建物です。
1階は6畳ほどの板間と土間にベンチ、男女別トイレがあります。水はなし。
2階3階は見に行きませんでしたが結構広そう。
小屋前はウメバチソウが道両脇にたくさん咲いていました。
標識によると、前方には赤倉・井戸・八甲田大岳があるらしいのですが、もちろん見えません。
これが見たくてこのルートにしたので、一瞬でも見られてよかった。
「日本一のブナ」
あまり近寄れないせいか、思ったほど大きく感じませんでした。雨のせいもあるかな。
感想
超突然、1日前に決まった青森旅行。
蔦温泉・青荷温泉・奥入瀬に行きがてら釣りをしたいというので、それなら私も八甲田に登りたいと提案。いつもは「疲れるからイヤ」と言う夫も、珍しく一緒に登ってくれることになりました。
各宿の空室状況の兼ね合いで、初日は酸の湯に泊まって、2日目八甲田山に登ることにしました。
が、東北地方の天気予報はずっと雨・・・。
登山当日、やはり雨がざーざー降っています。
一応朝食は朝一番の06:45から取ることにして、その前に売店で昼用におにぎりとバナナを買いました。
朝食後はさらにガスが下がり、温泉の周りの緑も見えなくなってきました。
ああもうやめやめ!と温泉を堪能することに。
結局時間ぎりぎりまで温泉&部屋でごろごろしてから10時にチェックアウト。
駐車場に出ると雨は上がっていて、東側には青空さえ見えるではないですか!
昨日、「山側(西側)が晴れていてもだめなんだよ。あっち(東側)が晴れてなくちゃな」と他の登山客に話していた長期湯治の人の声が甦ります。
「あっち」が晴れてきてるなら天気は回復するかも??
山頂からの眺めはさすがに無理かもしれないけど、毛無岱とかなら・・・。
ということでしばらくぐずぐす迷っていましたが、やっぱり行きたい!と既に釣りに行こうとウェーダーまで履いていたのをまた着替え、10時47分出発。
状況が変わればいつでも山に行けるよう、未練がましくチェックアウト前にパッキングしておいたザックが役に立ちました(笑)。
途中までは晴れ間も広がり汗がぽたぽた流れ落ちます。
これはいい感じじゃない?と思いながら、地獄湯沢まで登ってきたところでガスに突入。やっぱり上はだめだったかあ。
早朝出発組の下山者が増えてきたので山頂の状況を聞くと、やはりガスとのこと。風も強いけど、涼しくてよかったよという声が大半でした。
仙人岱からは完全なガスの中。
途中小学生くらいの男の子2人にあと下までどのくらいか聞かれたので状況を教えると、お返しにとばかりにこの上の状況を教えてくれました。
ちゃんと危険箇所まで注意してくれて(それは井戸岳方面だったので、今回私たちには関係ないのだけれど)、いっちょまえの「ヤマヤ」ぶりに思わず頬が緩みます♪
濃霧の中、何とか鏡沼まで上がってきたのですが、ここでついに雨が降り出しました。慌てて雨具に着替えていると、ぽつぽつからあっという間に豪雨に。上着を着ている間にパンツがずぶぬれになるような大粒で激しい雨となりました。
風もあるせいで、雨具越しに当たる雨粒が痛い!
そこから拍子抜けするくらいあっという間に山頂に着くと(時間的にあと20分以上あると思っていた)、証拠写真だけ撮ってさっさと下山開始。
いつもは山頂でゆっくりする私としては、最短滞在記録かもしれません。
が、山頂から10分もしないうちに、雨は小降りに。避難小屋に到着した頃にはほとんど霧雨になっていました。本当に短期的に強まったようです。
とりあえず、避難小屋に文字通り「避難」、雨具を干しながらお湯を沸かし、昼食を取りました。
熱いお味噌汁に大喜びの夫。
さてここで問題発覚。
夫の靴下がびしょびしょなのです。それこそ絞れるくらい。
新幹線の中で夫の靴を見たらソールが剥がれかけていたため、急遽前日に青森市内のAB○マートで購入した低山用のトレッキングシューズが原因でした。
メーカーはホーキンズで素材はDiAPLEX。完全ではないが一応防水透湿のはず。
なのに強雨とはいえ、たった20分程度で浸水、しかもずくすくになるなんて〜。
ミドルカットなので雨具のズボンで履き口は隠れており、アッパーからの浸水だと思います。
これじゃあ特別素材使っています!っていう意味無いじゃん、とがっかり。
これはメーカー補償ものなのかな、それとも性能上普通?
仕方が無いので、靴下は少しでも水分を抜くためタオルに包んで絞り、靴には新聞紙を突っ込み休憩の間に吸水を試みました。
ちなみに去年雨中6時間ではずぶぬれになった私のゴア靴(8年もの、防水スプレーなし^^;)は今回全く浸水していませんでした。
約1時間の休憩後、再び下山開始。
毛無岱も霧雨の中でしたが、これはこれで幻想的でなかなかよかったです。
上毛無岱からの眺めもちらっとでしたが見えたしね!
残念だったのは、カメラのレンズフィルターがすぐに曇ってしまって撮影のたびに拭かなければならないため、面倒でほとんど写真が撮れなかったことかな・・・。
雨避けに雨具の懐に入れていたのが原因だろうけど、小雨の中、さすがに出しっぱなしという訳にはいかないし。
樹林帯に入ってからしばらくして酸ヶ湯の建物が見えました。
意外にそこからが長く、すぐ近くに見えたのにな〜と思っていたらふいに到着。
温泉前の「辰五郎清水」、こちらは水量豊富。(というか、こっちに水を引いているから上が涸れているんじゃ・・・)
靴ブラシまであったので、靴の泥を落とせてありがたかったです。
結局大雨だったのは山頂付近20分くらいでしたが、その日は下山後も降ったり止んだりしていました。
夫が夕まずめを釣りたいと言ったので、酸ヶ湯には入らずそのまま川へ。
1時間半ほど釣りをして(夫が)、今晩の宿の蔦温泉へ。
湯治場色の濃い酸ヶ湯と違って、建物は古いけどりっぱな老舗旅館でした。
常連さんも多いみたい。
翌日はもっと強い雨。
そんな中、「日本一のブナ」を見に行きました。
熊が出ると聞いたので、鈴をがんがん鳴らしながら。
車道(林道)から徒歩5分ほどなのですが、こういう天気だしね。
なお、入り口にいた地元っぽい人によると、木の前の看板の傷は熊の爪跡とのことです。こわ〜。
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