ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1283461
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

最高の日の出を女王と一緒に 甲斐駒〜仙丈(from黒戸尾根)

2017年10月08日(日) 〜 2017年10月09日(月)
情報量の目安: S
都道府県 山梨県 長野県
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
19:34
距離
34.3km
登り
3,991m
下り
3,245m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:44
休憩
0:41
合計
10:25
距離 13.5km 登り 2,466m 下り 1,258m
5:27
87
6:54
42
7:36
7:54
44
8:38
8:40
57
10:47
11:08
73
12:21
102
14:03
9
2日目
山行
8:57
休憩
0:08
合計
9:05
距離 20.8km 登り 1,529m 下り 1,994m
3:20
40
4:00
42
4:42
17
4:59
5:00
45
5:45
5:50
31
6:21
6:22
25
6:47
6:48
118
9:28
79
10:47
38
11:25
広河原インフォメーションセンター
天候 2日間とも最高の晴れ
過去天気図(気象庁) 2017年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
毎日アルペンで白洲の駒ヶ根神社にも行けます
だいたい03:20前後着
なお、広河原から甲府行きのバスは最終便激込みらしいけど乗り切れなかったら容赦なく切り捨てられるとのこと
余裕をもって乗ってくださいと言われました
コース状況/
危険箇所等
黒戸尾根 五合目コル以降
仙丈 小仙丈、大仙丈で微妙に岩岩
GPSが所々ぶっ飛んでるので気にせずに
予約できる山小屋
仙丈小屋
北沢峠 こもれび山荘
七丈小屋
神社のトイレ
近くに自販機もあるので最低限の準備はできる
神社のトイレ
近くに自販機もあるので最低限の準備はできる
登山届を出しましょう
登山届を出しましょう
駒ヶ根神社
道中よろしくお願いします
駒ヶ根神社
道中よろしくお願いします
つり橋渡る
笹の平分岐
確かに笹の平だ
地蔵岳方面に設置されたお地蔵様
地蔵岳方面に設置されたお地蔵様
刃渡り突入
ナイフエッジと言われている難所
1
ナイフエッジと言われている難所
刃渡りは実は絶好の撮影スポットだった
鳳凰方面に富士山
2
刃渡りは実は絶好の撮影スポットだった
鳳凰方面に富士山
さらに八ヶ岳
刀利天狗の直下は階段やらハシゴやら岩やら
刀利天狗の直下は階段やらハシゴやら岩やら
刀利天狗
黒戸山の北側斜面を歩く
多少の登りはあれど歩きやすい
黒戸山の北側斜面を歩く
多少の登りはあれど歩きやすい
五合目からは今後のルートを見れる
手前の山がね… 大変だった
2
五合目からは今後のルートを見れる
手前の山がね… 大変だった
五合目の謎の岩とレリーフ
五合目の謎の岩とレリーフ
小さな祠がある
石碑や剣が奉納されているのが修験道らしい
1
小さな祠がある
石碑や剣が奉納されているのが修験道らしい
わたしには そうび できない ようだ
わたしには そうび できない ようだ
こんな岩場や鎖が続く
こんな岩場や鎖が続く
気分転換に
ほんとアスレチックだなぁ
ほんとアスレチックだなぁ
七丈小屋到着 水場がある
(初日は無補給縛りなので補給せず)
1
七丈小屋到着 水場がある
(初日は無補給縛りなので補給せず)
テント場
鳳凰方面が良い眺め
鳳凰方面が良い眺め
八合の五來迎場
攻撃力が30くらい上がりそう?
攻撃力が30くらい上がりそう?
山頂が見えてくる
1
山頂が見えてくる
個人的に有名だと思ってる岩に切られたステップ
3
個人的に有名だと思ってる岩に切られたステップ
剣塚になんと古銭が埋まってました
甲斐駒の時代を感じる(元に戻しました)
1
剣塚になんと古銭が埋まってました
甲斐駒の時代を感じる(元に戻しました)
おお そなたが ほんとうに ゆうしゃ ならば
あの けんを ひきぬいて みせよ!
おお そなたが ほんとうに ゆうしゃ ならば
あの けんを ひきぬいて みせよ!
馬鹿なことを妄想している間に山頂が見えてくる
馬鹿なことを妄想している間に山頂が見えてくる
山頂そばには社がある
これが本社なのか?
山頂そばには社がある
これが本社なのか?
山頂には人多し
今回の決めポーズ
2
今回の決めポーズ
北岳も見える
わらじいらんかねー
いいわらじあるよー
1
わらじいらんかねー
いいわらじあるよー
甲斐駒ブルー
甲斐駒を振り返る
甲斐駒を振り返る
手前に双子山
奥に仙丈
手前に双子山
奥に仙丈
双子山からの下りはこんな感じ
双子山からの下りはこんな感じ
北沢峠 広河原行きバス停
中で切符売ってる
北沢峠 広河原行きバス停
中で切符売ってる
普通に林道だね
2日目はここからスタートします
2日目はここからスタートします
長衛小屋
なんだか気になるアンケートやってるなー
なんだか気になるアンケートやってるなー
テント町出現
旨し コーヒー旨し
旨し コーヒー旨し
夕日を浴びる甲斐駒
夕日を浴びる甲斐駒
1日目終了
まだ眠いなー
いっぱーつ!!
露出が悪いせいか暗闇だとぼやける
小仙丈
露出が悪いせいか暗闇だとぼやける
小仙丈
本日一番乗りかもしれない仙丈
本日一番乗りかもしれない仙丈
さらに大仙丈
三連仙丈そろい踏み
さらに大仙丈
三連仙丈そろい踏み
戻ってみれば人だかり
1
戻ってみれば人だかり
夜と朝を分ける富士山と北岳
2
夜と朝を分ける富士山と北岳
とりあえず決めポーズ
とりあえず決めポーズ
この瞬間
皆が息をのむ
4
この瞬間
皆が息をのむ
朝焼けの山頂
肩の小屋
今年初の霜柱
小仙丈もまた綺麗
小仙丈もまた綺麗
こんなピークだったんだね
こんなピークだったんだね
六合目前後の急坂
六合目前後の急坂
テント場への分岐は木の看板が目印
暗いと分からないかも
テント場への分岐は木の看板が目印
暗いと分からないかも
橋に戻ってきた
広河原まで歩こう
1
広河原まで歩こう
甲斐駒が見える
ヤマレコでもレアな写真かもしれない
野呂川出合のバス停 渓流釣り師が利用するみたい
ヤマレコでもレアな写真かもしれない
野呂川出合のバス停 渓流釣り師が利用するみたい
仙丈からの仙塩尾根
いつか歩くだろう
仙丈からの仙塩尾根
いつか歩くだろう
地蔵方面の早川尾根
いつか歩くだろう
地蔵方面の早川尾根
いつか歩くだろう
崖に紅葉
北沢〜広河原で数少ない名前入り地名の三好沢橋
北沢〜広河原で数少ない名前入り地名の三好沢橋
早川小屋の入り口(めちゃ遠い)
早川小屋の入り口(めちゃ遠い)
白鳳峠の入り口
広河原の橋あたりから見る北岳はいいね
広河原の橋あたりから見る北岳はいいね
広河原インフォ到着
2
広河原インフォ到着

感想

南アルプス強化シーズン第3段は北岳行った時から見た目が良くて登りたいと思ってた、南アルプスの女王.仙丈ヶ岳と修験の山の甲斐駒ヶ岳。ついでに日本三大急登残りの一つの黒戸尾根にトライ。
今シーズンとにかく出番の多かった雨具を絶対に着たくなかったので、確実に晴れる8-9日をチョイス。
GPSが所々瞬間移動してるのでルートがちょっとおかしいところあり。

1日目 晴天
毎度おなじみ毎日アルペン号で白洲の駒ヶ根神社駐車場へ。
3:15頃に到着し、公衆トイレのそばで準備してスタート。駒ヶ根神社の左横から登山口に入ります。

黒戸尾根と言えばガチ軽装ハイカーの日帰りピストンで人気スポット。テント装備の私は順調に追い抜かれます。小学生連れの親子がガチの脚力でビビりました。将来は登山家になるだろう(確信)

序盤はそこまで急とも言えない単調な登りが延々続きます。「ヘイヘイどこが三大急登なんだYO」などと軽口を言いつつ刃渡りへ。

地図では刃渡りに危険マークがついてますがちょっとした岩稜程度です。
むしろ、晴天を狙ったこともあり眺めが素晴らしく岩の上でしばし写真タイム。
刃渡りを越えると強烈な階段&ハシゴ登場。刃利天狗直下はほぼ垂直のハシゴ。

刃利天狗を越えるとしばらく単調な道が続き、山頂に登る道が不明瞭な黒戸山を左目に五合目コルに到着。
テントが張れそうなスペースと五丈岩なる岩があります。岩は洞穴状にくり抜かれてビバークできそう。
ここから先のルートが山頂まで一望できますが、手前の小ピークが萎えます。三大急登の本領発揮です。

コルから七丈小屋まではハシゴと鎖のオンパレードで、気分は縦スクロールのアクションゲーム。
これって雪山登山だとこれどうするんでしょうかね。まだ雪の甲斐駒は無理そうだな…などと弱気なことを考えつつ、ヨジヨジとよじ登る。久々に行ったボルダリングの成果が問われる。
道中、石碑を沢山見かけますが、昔の人はどうやって運び込んだんでしょう。

七丈小屋とテント場は鳳凰のオベリスクがバッチリ見えるロケーションの良い所にあります。ただこの先も急登と岩が続きかなりバテバテです。
八合目の御来迎場まで行くと有名な2本の剣がいよいよ近くに見えます。「あれが勇者にしか抜けないと言う伝説の聖剣かー」などと妄想しつつ岩をヨジヨジとよじ登る。

剣塚を越えるとようやく山頂が見えるようになります。だけどここから先もちょっと長い。ようやく山頂に着くとほこらに甲斐駒名物わらじが飾ってました。これにて日本三大急登を全て制覇。 結論:黒戸尾根は体力無い人には本気で無理。

天気も良いので山頂でこのまま大休止。この日はツアー登山も多く、下山のタイミングがツアーの後続につく形になりました。
15-16人のツアーにガイドが二人で人を並べるだけで精一杯のよう。山頂直下の狭い道で登りに下りのすれ違いがわけ分からなくなり、見かねて交通整理を開始するはめに。なんだか槍でも同じことしてた気がする。

六方岩で休憩に入ったツアーを巻いて再び自分のペースで下山。
と言いたいけど疲労で力が出ず、へろへろ気味な下山に。双子山からの600mのダウンが足首にコタえました。下りはいつも苦手だなぁ。

北沢峠からさぁテント張るぞと長衛小屋につくとテント村どころかテント町ができてました。これだけのテントの数は涸沢でしか見たことがない。
適当な場所を見つけてちゃちゃっとテントを張ってコーヒータイム。家で挽いた粉よりその場で挽いた方が抽出が良い気もする。湿気のせいなんだろうか?
コーヒーの後はシチューを作って食べて一日目終了。

2日目 晴天
大仙丈をピストンした上で仙丈で日の出を見ます。さらに広河原まで歩いて帰り、お昼頃の甲府行きバスに乗ります。
と言う欲張りプランを実行するため2:20行動開始。軽装のアタック装備でタイムアタック気味に仙丈を登ります。

二合目を越えたあたりから急坂がボツボツ出てきますが軽装パワーでさくさく登ります。六合目〜小仙丈が一番の急坂の連続ですが気にならない。さすがライト&ファスト。

小仙丈あたりから風が強くなったので長袖に着替えて進む。小仙丈から仙丈に向けて一度コルへ下る部分が岩岩してるので足下に注意。
そこから先は山頂まで一気の登りで、多分この日の山頂一番乗り。誰もいない気持ち良い山頂。

仙丈〜大仙丈はコル部からの登り返しが岩岩してます。ここも足下要注意。
ちょっと疲れてきたような気持ちしますが、気合いで仙丈三兄弟の長兄をピストンして戻ってみると仙丈の山頂が日の出待ちの人で一杯に。次男はいつでも大人気。

と言うわけで、私も日の出待ちの集団に紛れて太陽を待ちます。05:46期待通りの空模様で今年一番の日の出を見ることが出来ました。
6月7月8月9月と必ず雨具フル装備になる場面があり山の神様に嫌われたかなと思ってましたが、今回ので帳尻を合わせてくれたようです。女王様に感謝。

ダッシュ気味に下山してテントを片付けると08:55。
時間に余裕が有るし、今回歩かないと二度と歩く気にならない気がしたので広河原まで歩いて帰ります。

林道歩きなので特記すべきこともありませんが景色を堪能できました。
仙塩尾根や早川尾根をいつかは歩きたいなと思いながら広河原インフォに到着…と同時に甲府行きのバスが発車。11時のバスに間に合いませんでしたハハハッ…
おかげで13時発のバスに一番乗りだったとさ。

今年の夏かけて南アルプスを色々見て回りましたが、最後に甲斐駒仙丈がほほえんでくれた気がします。登ってますます好きになりました、仙丈ヶ岳。

南アルプスのボス格とも言うべき赤石荒川塩見は手を出せずじまいだったので、来シーズンはこの三山を縦走出来るよう何とかしよう(できるのか?)

と言うわけで今回も無事下山できてお疲れちゃんでした。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1684人

コメント

お疲れ様でした。
行かれたんですネ!しかもテント担いで健脚ですね。 極め付けは北沢峠から広河原まで(10.2km)バスの運行時間内に徒歩とは私なら絶対バスです。無茶苦茶タフですね 少しでいいから分けてもらいたい!レコも面白いですね また楽しいレコ期待してます。
2017/10/13 23:14
Re: お疲れ様でした。
sannketuさんどうもです。お会いした時に話したとおりに黒戸尾根行きました。
2日目は仙丈ピストンだけだと物足りないので広河原まで歩いてみました! 天気良かったので景色も良く気持ちよい林道歩きでしたよ。さすがに2度とは歩こうと思いませんが(笑)
2017/10/14 11:27
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。

ルートを登録する

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら