聖岳・赤石岳【椹島-聖岳-赤石岳-椹島】
長野県
静岡県
tomtan
- GPS
- 56:00
- 距離
- 30.9km
- 登り
- 3,608m
- 下り
- 3,607m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 5:05
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 5:12
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 10:15
| 天候 | 1日目：曇時々雨、夕方から晴れ 2日目：暴風雨、午後から晴れ 3日目：晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
バス 自家用車
（午前7時前に、駐車場から椹島行きの臨時バスがありました。） |
| その他周辺情報 | 白樺荘の温泉はとても気持ちよかったです。 |
写真
拍手バスの一番前に座れました。運転手さんとも会話ができて、特等席です。
手振れましたが、ここから出発です。
まずは、林道を戻って、聖沢登山口に向かいます。
ロッジからすぐのところの鳥森山登山口です。森に入ってすぐに右に分かれて、牛首まで登ります。
既に下山した方々が井川観光協会のバスを待っていました。
さて、これから出発です。
キノコです。小学生の知識なら、間違いなく毒キノコです。
こちらは、傘が黄色のキノコです。初めて見ました。
聖沢吊橋です。距離的には4分の1くらいですかね。
翌朝、暗いうちに出発です。雨は降っていませんが、ガスっています。
小屋からすぐの分岐です。右に行きます。
次に、易老渡への道を分けて、聖岳を目指します。
夜が明けて明るくなってきましたが、ガスの中です。風も強く、雨も混じっています。
頂上標柱の風化が著しく、文字が見えません。とりあえず、夢中で上がってきました。
何も見えません。時に、耐風姿勢をとって強風をやり過ごします。風速は20m/sくらいはあったでしょうか。
ぱっと平らな部分に出たと思ったら、目の前に頂上標柱が。
到着です。小屋から2時間ちょうどです。何も見えないでしょうから、今回は奥聖岳はパスします。
赤石岳の由来となったラジオラリアだと思う。赤石岳より、こちらの方が多いように思います。
ここでしばらく休憩しました。
ぼろぼろの小屋でしたが、大変助かりました。
なんとまるまると太ったライチョウと遭遇。いいこともあるもんだと、しばらく写真撮影に。
大沢岳にも登りたかったのですが、この天気なので、沢道を選び、百間洞山の家に向かいます。
空が急に明るくなって、青空が見えてきました。百間平が見えてきました。
暖かいうどんを食べながら、食堂で暖をとらせていただきました。感謝です。
小屋の少し上のテント場からは聖岳が見えています。
大沢岳です。晴れた日に稜線を歩いたら楽しそう。
聖岳にはまた雲がかかっています。でも、もうじき晴れそうです。
百間平に上がると、目の前に赤石岳が。
まだ、遠いなぁ。
南アルプスの山は大きい、と実感します。
赤石岳の本体に取り付きます。本日、最後の頑張りどころです。
今度は2羽のヒナも一緒にいましたが、ヒナはすぐに隠れてしまいました。
頂上部分の端に乗りました。頂上の避難小屋が見えました。
北側を望みます。悪沢岳、千枚岳の奥には、仙丈ケ岳、塩見岳、間ノ岳、農鳥岳と3,000メートル峰の揃い踏み。
間ノ岳に寄ってみました。北岳は、間ノ岳と重なって見えません。
午前中の天気がひどかったこともあり、この天気は最高です。
中央アルプスの宝剣岳、木曽駒ヶ岳がしっかりと見えています。
赤石岳 頂上北アルプスも昨日よりくっきりと。左側に笠ヶ岳、中央に穂高連峰、そこから右に常念山脈が続き、その後ろに立山と剱岳が見えています。すばらしい！！
北アルプスも昨日よりくっきりと。左側に笠ヶ岳、中央に穂高連峰、そこから右に常念山脈が続き、その後ろに立山と剱岳が見えています。すばらしい！！
立山、剱岳を中央に、さらに左側には、鹿島槍ヶ岳、五竜岳、白馬三山も。（ピントがうまく合っていませんが。）
北側の展望です。
中央少し左に甲斐駒ケ岳も見えています。
とてもいい天気になりました。昨日までの天気がうそのよう。
悪沢岳と千枚岳がきれいです。次回はあちら経由で来たいものです。
だいぶ降りてきたので、赤石岳のカールがきれいに見えてきました。
さーて、ここから椹島に向けて、一気に下ります。
感想
8月の週末の天気がずーっと不穏で、山行を見送る日々が続いていて、なんとかましな天候だったので、2泊3日で憧れの南アルプス南部の周遊を計画しました。
東名高速道路から畑薙ダム臨時駐車場がの下道がやたら長くて大変でしたけど、辺境という感じがして、それはそれでよかったです。
＜1日目＞
椹島にバスで着いて、林道を少し戻り、聖沢沿いに聖平を目指しました。
標高が上がるとガスってきて、視界も悪くなり、雨も少し降ってくるといった、予想より少々悪い天気、でも、昼過ぎには小屋に着き、無事、テントを張ることができました。
夕方からは雲が晴れて、前聖岳が見えたり、夕焼けがきれいだったりと、楽しめました。
＜2日目＞
行程が長いため、少々早めに起きて、暗いうちから出発しました。
日の出前ということと、ガスっているということで、視界はほぼゼロ。
そして、聖岳の稜線に出ると、強風と雨が襲ってきました。風の強いときは、耐風姿勢でしのぐことを繰り返し、高度を上げていくと、意外なほど唐突に前聖岳の頂上に到着しました。
視界はゼロということで、奥聖岳はパスし、百間洞山の家を目指しました。
途中、兎岳避難小屋で休憩をとったりしながら、兎岳、小兎岳、中盛丸山をガスの中、パスしていき、分岐点で百間洞山の家に下りました。
百間洞山の家で暖かいうどんを食べながら暖をとり、小屋の外に出ると空が明るく、晴れていました。
赤石岳には百間平を抜けて、最後の登りをゼイゼイ言いながら登り、広い頂上に到着して、赤石岳避難小屋に何とか到着しました。
赤石岳避難小屋は、小屋番のおじさん、おばさんともにとても親切で、とても居心地のいい小屋でした。
ただ、疲労から食欲不振にまたもや陥り、シュラフにくるまって寝て過ごすのでした。
＜3日目＞
最終日、日の出を見るのをあきらめて、明るくなってから出発しました。
赤石岳頂上からの眺望を楽しみながら、そして、そのすばらしい眺望に後ろ髪をひかれながら、赤石小屋を抜けて、椹島まで一気に下降したのでした。
10時30分の椹島発のバスに乗ることはできましたが、おかげで、珍しく筋肉痛を起こすのでした。
下山後は、駐車場近くの白樺荘で温泉を堪能して、また山道を延々と運転して帰りました。
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