武尊山〜高手新道 爽やかな夏空と美しい稜線歩き


- GPS
- 08:34
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,443m
- 下り
- 1,433m
コースタイム
- 山行
- 7:12
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 8:34
天候 | 晴れのち曇り、ガス |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2017年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
上州武尊山スカイビュートレイルが9月23、24日開催予定。 マイナーな高手新道でも、そのために登山道がよく整備されている。 全行程アブ、ブヨが大量発生している。特にアブがブンブンうるさい。アブ、ブヨ除け、パーフェクトポーションやハッカ水が効果的。 |
その他周辺情報 | 川場田園プラザ。平日でも夏休みで激混み。 |
写真
感想
巻機山へ計画を立てていたが、SCWと予報図から考えて、早朝と正午に降雨、もしくは濃いガスとなるので中止に。その代わりに、武尊山近辺だけは14時まで雨が降らず快晴になることが判明。予定変更して川場キャンプ場へ向かう。
武尊神社や牧場、野営場でないのが私らしい。
4時半に前橋を出て5時15分にはだだっ広い駐車場にポツンと停めた。近い。
平野部は雲海に隠れているが、ここは曇りもせず晴れていた。気温17℃で涼しい。装備して出立。
早朝にも関わらずアブ、ブヨが多い。武尊山はどこでも多いと聞く。
虫よけスプレーをしているがほとんど効かない。ブンブン来る。
shilokoさんと一緒の時ならポーションをスプレーしてもらえるのだが・・・
ゲート脇から舗装路を登り、サバゲーの場所を抜けると登山道。
往復約16kmの旅が始まる。薄暗い樹林帯に入ると別世界。
高手山からタルミを過ぎると、西峰まで約1.5km九十九折の急登となる。
花も少なく薄暗い樹林帯を黙々と心を無にして歩いていく。
上州武尊山スカイビュートレイルが9月23、24日に開催されるので登山道は草かき、ぬかるみの木渡しなど、整備してあり非常に歩きやすかった。ちなみにこの登山道(キャンプ場〜剣ヶ峰山)に足跡はなく、私が付けたものだけだった。
朝日が差すと段々と蒸し暑くなり、水の消費も比例して増えた。
西峰までに1リットル使った。4リットル持って行ったが下山までに全て消費した。
西峰に上がるとその先はガス模様で、500m先のスキー場トップすら見えなかった。
風が寒くなり長袖に着替えていると、いきなりガスが飛んでいきトップ上の岩場が現れた。廻りのガスも伴って東南へ去っていくので空は快晴になった。
スキー場トップから急登を征すると、雲海を従えた赤城山や榛名山など美しい景色が待っていた。日光白根山、皇海山などの稜線も見えたが、谷川方面、片品方面は厚い雲に阻まれ見ることが叶わなかった。
先へ進むと剣ヶ峰山が凛々しく見える。武尊山も全容が現れ予報通り、ここだけ雲がなく晴れていた。冬季は登山者で混み合う剣ヶ峰山南斜面は、夏季は踏み跡すらなく淋しい限り。高手新道は時間や距離が長いので敬遠されるのだろう。私的には水上藤原まで行くのが遠く嫌だ。その時間分でも歩いたほうがマシ。
剣ヶ峰山北斜面の急岩場を下り分岐を山頂方面へ。
美しい稜線歩きの始まり。沢からの水の流れる音と鳥の鳴き声しか聞こえない。
緑の中で景色を楽しみながら縦走して行く。
ちなみに私の好きな県内の三大稜線は、肩の小屋〜万太郎山、白砂山〜八間山、剣ヶ峰山〜武尊山。
冬季は雪庇が大きく張る箇所にはお花畑。ハクサンオミナエシ、ウツボグサ、ミヤマコゴメグサなど見られた。剣ヶ峰山から山頂までの約1.5kmはあっという間。ゆっくり行っても1時間で着いてしまう。
山頂には二名いらっしゃった。香川県から来られ牧場から登られた男性。神社から登られた女性。記念撮影した後、今冬に倒壊し雪の中から掘り出した日本武尊像を確認に行く。雪渓と剣ヶ峰山を見ながら歩いていく。尾瀬方面もガスで何も見えない。
日本武尊像は台の後ろにきちんと立っていた。再建の寄付を僅かながらして再度山頂へ。戻ると女性が剣ヶ峰山へ出発するところだった。武尊沢の登山道は段差が大きいので女性だときつい。ましてや降雨後、泥と木の根で滑る。ご注意申し上げた。
誰もいない山頂でブランチ。天ざるソバを豪快にすすって食べた。美しい剣ヶ峰山とその稜線を眺めながら。14時に強い雨の恐れがあるので早々に支度して出立。
入道雲がそびえ立つ夏空の下、美しい稜線を歩いていく。何度も武尊山を振り返りながら。半分ほど来たところで武尊山にガスが襲来。あっという間に見えなくなった。
長い樹林帯を抜けるころ雨が降り始めた。予報より少し早い。
降り立った駐車場から見ると、西峰辺りから上はガスで全く見えなくなったいた。
アブ、ブヨからの防御のため車内で着替えて帰路へ。
沼田IC手前から赤城山を見ると天まで昇り立つ積乱雲。赤城山行かなくて良かった。赤城ICで下りて国道353号沿いの睡蓮池に寄り道。まだ蕾だがいくつか咲いているものも見られた。南側からも赤城山からの噴煙のようにそそり立つ積乱雲が見られた。
7月から8月に入り太平洋高気圧の勢力が弱く、ぐずついた天気が多かった。
当日は予報と予想を駆使して好天に恵まれ良かった。
今回も人とあまり会わず一人静かに、爽やかな夏空と緑の中の美しい稜線歩きが出来て幸せだった。
growmonoさん、こんにちは。
今日も丸沼高原サマーGでスキーの筋トレに励んでいます。
川場スキー場の駐車場から4時間で、沖武尊の頂上に着けるのですね。上部のガスが取れていく姿が素晴らしかったです。
レコ楽しませて頂きました。沖武尊山頂の次の花は、おそらく「トモエシオガマ」です。
hareharawaiより
こんにちは、hareharawaiさん。
コメントお寄せいただきありがとうございます。
丸沼のサマーゲレンデはイエローコースですよね。
先月、日光白根山へ登るのにRW運休でしたのでゲレンデを歩きました。
イエローを横目で見ながらバイオレットコース、しらねコースですね。
私もロードバイク、スキーをしてますが、登山とは違う筋肉使うので、練習不足を否めません。hareharawaiさんと違って技術がなく、勢いだけで滑っているのですぐに転倒しそうです。また火傷しそうで怖いです。
キャンプ場から山頂まで標準CT4時間40分です。今回はガス待ちなどありましたが、通常は3時間30分くらいで登れます。
山頂直下の花、トモエシオガマ、ご教授ありがとうございます。
笹に隠れてそこに一輪だけありました。
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