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記録ID: 110618
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無雪期ピークハント/縦走
屋久島

【宮之浦岳】 ☆九州の山旅その3☆

2011年05月02日(月) 〜 2011年05月04日(水)
 - 拍手
GPS
56:00
距離
38.9km
登り
2,569m
下り
2,566m

コースタイム

【5月2日】
14:16白谷雲水峡‐15:56白谷小屋(16:37太鼓岩)
【5月3日】
5:11白谷小屋‐5:42辻峠‐6:15楠川分れ‐7:12大株歩道入口‐9:18旧高塚小屋‐10:00新高塚小屋‐12:26宮之浦岳山頂‐15:22石塚小屋
【5月4日】
5:56石塚小屋‐7:47渡渉点‐8:34大和杉(9時位まで迷う)‐10:15ヤクスギランド入口‐11:15荒川口‐11:59小杉谷集落跡‐14:32白谷雲水峡入口
天候 5月2日:晴れ
5月3日:雨
5月4日:雨
過去天気図(気象庁) 2011年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
鹿児島港よりフェリーで屋久島へ
宮之浦港より白谷雲水峡まではフェリーに載せた自家用車で移動
コース状況/
危険箇所等
今回通った登山路の状態は危険箇所もなく、ほぼ問題なく通れました。
花之江河登山路だけはやや荒れていました。
大雨時の花之江河渡渉点は注意が必要と思われます。
鹿児島港を出発
2011年05月02日 08:21撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
5/2 8:21
鹿児島港を出発
黄砂で視界が悪い
2011年05月02日 08:51撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
5/2 8:51
黄砂で視界が悪い
宮之浦港に到着
2011年05月02日 12:36撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
5/2 12:36
宮之浦港に到着
やっぱ黄砂
2011年05月02日 12:37撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
5/2 12:37
やっぱ黄砂
白谷雲水峡の入口
2011年05月02日 14:16撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
5/2 14:16
白谷雲水峡の入口
散策路も変化に富んでいて楽しめる
2011年05月02日 14:20撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
5/2 14:20
散策路も変化に富んでいて楽しめる
でっかい杉が次々と姿を現す
2011年05月02日 14:46撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
5/2 14:46
でっかい杉が次々と姿を現す
なんでこんな形になってしまったのでしょうか
2011年05月02日 15:56撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
5/2 15:56
なんでこんな形になってしまったのでしょうか
太鼓岩より
叩いておけば良かった
2011年05月02日 16:37撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
5/2 16:37
太鼓岩より
叩いておけば良かった
個人的には真っ直ぐに生えている杉が好きです
2011年05月02日 17:03撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
5/2 17:03
個人的には真っ直ぐに生えている杉が好きです
楠川分れ
2011年05月03日 06:15撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
5/3 6:15
楠川分れ
大株歩道入口
2011年05月03日 07:12撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
5/3 7:12
大株歩道入口
株だけになった翁杉
それでも圧倒的な存在感
2011年05月03日 07:39撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
5/3 7:39
株だけになった翁杉
それでも圧倒的な存在感
ウィルソン株
ハートは良く分からなかった
2011年05月03日 07:47撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
5/3 7:47
ウィルソン株
ハートは良く分からなかった
RELAXしていいぞ〜
2011年05月03日 09:01撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
5/3 9:01
RELAXしていいぞ〜
縄文杉
2011年05月03日 09:09撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
5/3 9:09
縄文杉
宮之浦山頂
心の目で見たまえ
2011年05月03日 12:27撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
5/3 12:27
宮之浦山頂
心の目で見たまえ
石塚小屋
2011年05月03日 15:22撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
5/3 15:22
石塚小屋
花之江河登山道の徒渉点
2011年05月04日 07:47撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
5/4 7:47
花之江河登山道の徒渉点
大和杉
2011年05月04日 08:36撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
5/4 8:36
大和杉
ヤクスギランド入口
2011年05月04日 10:15撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
5/4 10:15
ヤクスギランド入口
小杉谷学校跡地
2011年05月04日 11:59撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
5/4 11:59
小杉谷学校跡地
線路は続くよ何処までも
2011年05月04日 11:59撮影 by  Canon EOS Kiss X4, Canon
5/4 11:59
線路は続くよ何処までも
撮影機器:

感想

「屋久島」
初めてこの島の存在を知ったのはいつだったろうか・・。
小学生の頃に使った国語の教科書の挿絵を見た時。
この島に行きたいと思うようになったのはいつだろうか・・。
日本百名山を知りガイドブックを読み漁っていた頃。
ほんのちょっと前まで、外国みたいに遠い場所だった存在。
マイ車と共にフェリーで行って来ました。

------------------------------------------------------------
5月2日AM6時。桜島PAにて爽やかな朝を迎える。
早速出発し、九州道の鹿児島北ICで一般道へ。
国道3号線は通勤の車で混雑していました。そういえば今日は平日
なのでした。なんとなく後ろめたさを感じつつ鹿児島港へ。

フェリー乗船は初めての事もあり、戸惑いながら移動しました。
客室(雑魚寝部屋)は既に人で一杯になっていたので、甲板に出て
鹿児島の街並みを眺めていました。
平日とはいえやはりGWの真っ最中。登山、旅行、ツーリングと様々な
理由で屋久島を楽しもうと大勢の人が乗船していました。

やがて汽笛をあげて出航。黄砂で霞んでいる桜島を横目にいざ屋久島へ。
航海中は本を読んだり船内をうろうろしたりして過ごしました。
しかし車から食料を持ってくるのを忘れた為(移動中は車両スペース
に入れない)空腹で軽い船酔いになってしまいました。

入港30分前のアナウンスでわくわくしながら甲板へ。
しかし何も見えません。さすがに黄砂に対して腹がたってきます。
しばらく眺めていると見えてきました。まるで島全体が山のよう。
視界不良でも洋上のアルプスと呼ばせたる由縁がなんとなく分かった
ような気がします。

車でフェリーから飛び出すと、一目散に白谷雲水峡へ。
雲水峡の駐車場は一杯だったので1キロ程下った場所に駐車。
ザックを背負うといつも以上に重さを感じます。食料を詰めすぎた
事を後悔しつつ登山開始。

本日の行程は白谷小屋まで。最短ルートを辿れば1時間程度なので
ゆっくり進む事に。
しかし登山だけでなく観光客も多いので、なかなか進めません。
それではと、自分も登山から観光モードに切り替えて、自然を愛でながら
進む事に。
弥生杉は見逃したので、原生林コースに足を踏み入れます。
所々で姿を現す屋久杉の巨樹達の前で写真休憩を入れる。そんな
こんなで白谷小屋に到着したのは午後4時近くでした。
白谷小屋はトイレが屋内に設置されている為、やや臭いますが、
寝床との間には距離があり部屋も区切られているので一安心。
空いているスペースにシュラフを整えて、空身で太鼓岩を目指します。

もののけ姫の森を抜けて辻峠に至るともう一登りで太鼓岩。
視界は霞んでいるものの、宮之浦岳を望む事ができました。
満足して小屋に戻って食事の準備。小屋前のテーブルで歓談する
人達の輪に入れてもらい、楽しい一時を過ごしました。

5月3日:4時半起床。
外に出ると微かに雨が降っています。予想していた事ではありますが
やはり気持ちが萎えてきます。
それでも縄文杉に会いたいが為に出発。
楠川分れからは歩き易いトロッコ道。荒川からの登山者と合流します。
この道でも三代杉や仁王杉が目を楽しませてくれました。

大株歩道入口からは人も増えて、巨樹の前では人だかりが出来ていました。
ウィルソン株、大王杉、夫婦杉と駒を進め縄文杉に辿り着きました。
標高約1300Mに佇む縄文杉は圧巻の一言でした。

雨が本降りになってきました。
縄文杉からのコースは特に見所もないのでサクサク進みます。
第一展望台も第二展望台もな〜んにも見えません。
いつの間にか宮之浦岳山頂でした。
やった。取り敢えず九州で一番高い地点に到達した。
漠然とした満足感のまま、花之江河に向かいます。永田岳や
黒味岳は面倒なのでカットしました。
花之江河から石塚小屋の間は地味に長く、道もぬかるんでいた為
かなり体力を絞られました。

人気がないと聞いていた石塚小屋は既に半数以上が埋まっていました。
濡れた衣類を乾かしていると、次から次へと登山者がやってきます。
最終的に小屋内は満員御礼。外にテントがひとつ張られる程の盛況
振りでした。
雨は相変わらず降り続き、明日の行程に不安を募らせます。

5月4日:4時起床。
視界は相変わらずですが雨は小康状態となり、地面の水も引いていました。
下山路に一箇所、渡渉地点がある為不安でしたが、これならなんとか
なりそう。で、早速出発。

花之江河登山道は、白谷付近の道とは異なり一般的な登山道でした。
今まで整備されたコースを歩いていた為、苦戦しながらの下山。
大和杉の付近では、何故か道迷いを起こしてしまいました。
(大和杉の分岐を見落としたのが原因。突如現れた巨樹が大和杉だと
分からなかった。)
徒渉点は難なくクリア。やがてヤクスギランドの散策道に合流します。
ヤクスギランドを散策しつつも、2日間の屋久杉巡りで目が肥えたのか、
仏陀杉等を見ても以前程の感動がない・・。

ヤクスギランド入口から荒川口まではひらすら舗装路を歩きます。
荒川線を歩いていると車で通りすがりの係りの方が乗ってくか
と言ってくれました。
丁重にお断りしましたが、屋久島の人の親切心に心打たれました。
荒川口からのトロッコ道では、途中で作業のトロッコが走ってきました。
現役で使われている事に驚きです。小杉谷集落跡もあり、昔の人に
とっては貴重な移動手段だったようです。
楠川分れに到着後は、往路を単調に辿り下山しました。


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下山後は楠川温泉へ。小ぢんまりとした良い温泉でした。
宮之浦周辺は意外と色々あり、コインランドリーで濡れた衣類
を乾かす事ができました。
王龍というラーメン屋にぶらりと入ると、珍しい黒麺のラーメン。
地元の人がやってきて「いつものね」と店主さんに伝える光景は
今はめったに見られない日本の情緒を感じました。

5日の昼には島を発ってしまう為、夜の間に湯泊温泉と平内海中温泉
に行きました。
湯泊温泉前では気さくな地元の方達と歓談しつつトビウオや雉鍋等を
食べ、ぬる〜い温泉では三岳で酔っ払ったおっちゃんから延々2時間
程経済の講釈を賜る。
平内海中温泉では毎年訪れるという常連さんと一緒に、温泉が
海に沈みだすまで3時間程湯に浸かる。

登山の後は温泉三昧となった屋久島。
出会った人は皆暖かく、素晴らしい人情に溢れていました。
何度も訪れたいお気に入りの場所になりました。
今度来るときは晴れますように。

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