史跡・春日山城阯〜高田平野を一望、戦国を馳せた"越後の龍"の本拠


- GPS
- 01:12
- 距離
- 2.4km
- 登り
- 188m
- 下り
- 186m
コースタイム
【実働】0時間54分
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
城域内にある駐車場は3箇所。一番奥の謙信公銅像下の駐車場は狭いうえ、混雑時は途中に路上駐車する車もあって出入りの車がすれ違えずにお互いに進退窮まることも。今回は余裕のある春日山神社階段下の駐車場を利用した。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
かつての難攻不落の山城も現在はだれでも気軽に行ける観光地。 山頂の本丸跡まで途中経路はいくつもあり、寄りたいところを定めて好きにルートを選べばよい。 ただし、毘沙門堂から直接本丸跡に登るルートに限り「崩落の危険があるため通行禁止」(実際には無視して通行する人多し)となっており、二の丸跡側から迂回する。 謙信公銅像下付近にガイドマップポストがあるが、今回は品切れになっていた。 春日山神社から銅像下駐車場にかけて売店や飲料自販機あり。 トイレは春日山神社階段下駐車場内ほか。 城域下部の大手道駐車場付近に"御前清水"という湧き水がある。 |
写真
感想
上越市での仕事ついでに昨春行った鮫ヶ尾城山に行こうと思っていましたが、ちょっと時間が押してしまったので、すぐに寄れる春日山城跡に行先変更しました。
春日山城跡に行くのは確か3回目かな。
午前中は快晴だったけど、午後になって空はやや霞み気味。
まあ狙いは一に春の草花、二に展望ということで。
うららかな日曜ということで、結構観光客で賑わっていました。
カーナビの音声案内でついうっかり一番奥の駐車場まで乗り入れようとして大失敗。出入口付近の道路は車2台がすれ違えるだけの幅があるのですが、ここに駐車場からあぶれた車が何台も路上駐車してあったせいで、出ようとする車と入ろうとする車がせめぎ合ってどちらも動けない状態になり、えらく時間をロスしてしまいました。
すぐ下の春日山神社下駐車場は結構余裕があるのに、何でよく考えもせず狭い道に路駐するのか、大ヒンシュクものです。
謙信公銅像下からしばらく舗装路を進み、直江屋敷方面へ向かう所から山道に入ります。
この辺りはスミレが多く、ほとんどがナガハシスミレでした。その後の様子からも全山でスミレはナガハシが優勢だったようです。
直江屋敷手前まで来るとカタクリが見られます。全山カタクリ群落の鮫ヶ尾城山と比べればどうしても見劣りはしますが、それでもなかなかの規模です。
本丸跡から二の丸跡を通って下ってくる途中にはイカリソウやショウジョウバカマなども見られたし、鮫ヶ尾城山まで直線距離で10.8kmと近いこともあってか、植生はほとんど同じかなと感じました。目立った違いはイワカガミが全く見当たらなかったことくらいです。
でもほとんどの観光客の関心は史跡や展望の方に偏っていたようで、しゃがみこんで花とにらめっこしているような人は他に見かけませんでした。
山頂の本丸跡は標高で言えば180m程度しかありませんが、戦国の頃は京に次ぐ日本第二の大都市(そう案内板に書いてありました)だった越後府中を見下ろしていると、謙信公や兼続公の気分にもなろうというものです。
春霞でデジカメにはうまく写らなかったものの、肉眼ではまだ真っ白く雄大な越後三山(八海山、越後駒ヶ岳、中ノ岳)も見えていました。
一昨年などは大河ドラマの舞台としておそらくごったがえしていたことでしょうが、ブームさえ過ぎれば来てみる価値を実感できると思います。
あと、山頂付近から西の桑取集落へ抜ける"桑取道"についての案内板を見ました。
桑取とは、"御館の乱"で春日山城に籠った景勝軍の兵糧が尽きかけて窮地に陥った折、補給の活路を見出すため直江兼続が山越えし命懸けで頼った集落です("天地人"では、兼続が途中の山道で出会った老婆を助けたうえ刀を預け、その老婆がたまたま(^^)長の母親だったということから、何かと逆らっていた桑取衆を味方にできたのでしたね)。
この道は「カタクリの宝庫」だそうです。現代ではバスも通ってますので機会が作れれば歩いてみたいものです(季節によっては蜂に注意とのこと)。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する