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プロフィール
プロフィール
ユーザ名 | mt-sam |
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ニックネーム | 未設定 |
登山経験 | 山行日数 620日 |
現住所 | 新潟県 |
性別 | 男性 |
山以外の趣味 | カヌー・テレマーク・キノコ・岩魚・焚き火を愛す |
自己紹介 | NET山岳会『HALU』越後特派員(↓URL) http://halu2.fc2web.com/ *海・沢と雪山、山海の幸を好む 『井の中の蛙大海を知らず』『されど空の深さを知る』 The frog in the well does not know the ocean but knows the depth of the sky.(AKO訳) 【探検家、40歳の事情】 「なんで冒険をするのか」という質問の裏には、必ず<冒険は無意味で危険であり、なぜそんなことをするのか理解できない>という発想が前提として質問者の意識にあるような気がする。その意味からすれば、この質問は女がよくする「あたしのどこが好きなの?」という質問に近いのかもしれない。女がこの質問をすると、男は大体〜とか何とか言って理屈で幻惑しようとするのだが、女の方がそんな言い逃れには納得せずしつこく聞いてくるので、こっちの方はやがて苛立ちを覚えてきて「もう、うるせえよ」との暴言に至るのである。 臭いことは忌避すべきことではなく肯定することなのだ、という歪んだ自己満足があった。なんのニオイもせず、清潔で、さわやかな笑顔を交わすこの人たちは、樹木や泥や土や雪や氷や濁流や炎といった万物の根源を形成する自然から切り離された世界に住んでいるのだ。すなわち自然がもたらす汚いもの、臭いもの、ドロドロしたもの、汚わいなもの、要するに生と死そのものから切り離されているのだ。 〜だからこそ俺は今こんなに汚いのだし、臭いのであって、俺のこの不潔と異臭は、一段深い生を知った証なのだ。そうなのだ。そうなのだけれど、ああ、くっそー、早く家に帰って銭湯にいって体をゴシゴシと洗いたいなぁ〜。どうでもいいけど、もう、かゆくてたまらんよ、ケツのあたりが… 角幡唯介著 【超登山論】 山に死ににいくわけではない。大きなミスをせずに、計画を完遂できるはずだと、自分に期待して山に入る。悪天候や疲労、予想より険しい地形、自分への甘えなどさまざまな要素によって、入山前の見込みは崩されていく。その崩壊を気持ちを振り絞って支え、現場にあわせて計画を修正して、登山を展開させていく。 困難や恐怖の中で自分を失わず、生きつづけること、。これは生物の基本的な喜びだと私は考える。窮地を脱出することに肯定的な感情がなければ、生命が今までつながっているはずがないからだ。「いまのはやばかった」というのは恐怖の残像ではなく、生きる喜びなのである。登山の愉しみはそこが背骨だと私は思う。 〜by 服部文祥 『今宵不知何処宿』 〜夏の日差しに炙られた河原と碧い水の間隙を縫うようにしてたどり、水を厭わず淵を泳ぎ、河原に這い上がって陽を浴びる。光を散らした流れから、やわらかな緑の森に分け入って風に行方に耳を傾ける。そうして渓の夜を繋ぎ、重荷を背負ってさまようのである。 天候の変化や遡行の状況によって、予定した泊まり場を惜しげもなく捨てる。定めたものに縛られず、自在に渓をめぐり、渓が導く空間に荷をひも解いて夢を結ぶのだ。 登山道を離れてしまえば、そこにあるのは原生の空間である。定められた泊まり場もなく、自らの責任と覚悟で渓をさまよい、時には必死で眠りの場を探し求める。 山と深くかかわらなければ見えないものがある。ときに増水に怯え、豪雨に叩かれて過ごす夜がある。闇の押し寄せるそのなかに、芥子粒ほどの自分がたたずんでいる。 〜高桑信一『岳人 2012/7』 |
他のホームページ | http://8201.teacup.com/mtsam/bbs |
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