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記録ID: 89629
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ハイキング
奥多摩・高尾

川苔山(真名井北稜)・日向沢ノ峰・有馬山

2010年12月04日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
16.8km
登り
1,554m
下り
1,565m

コースタイム

8:45上日向⇒10:45 1168mピーク⇒11:00真名井沢ノ頭⇒11:30川苔山12:10⇒13:00日向沢ノ峰(有馬山分岐)⇒13:35仁田山⇒13:45有馬峠⇒14:20有馬山(タタラノ頭⇒14:45有馬山(橋小屋ノ頭)⇒15:00蕨山15:10⇒16:10名郷BS
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2010年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往き:JR川井駅⇒上日向BS
帰り:名郷BS⇒西武・飯能駅
コース状況/
危険箇所等
真名井北稜は、43号鉄塔近くまでは比較的明瞭なルートですが、それ以降は不明瞭になるので、地図とコンパスは必携です。
また、ルートが尾根を忠実に踏んでいないので、目印や周囲の様子を良く観察してルートを選定する必要があります。(特に、1168mピーク及び1002mピーク付近は注意が必要)
きつい登りややせ尾根上のルートがありますが、危険個所はありません。

真名井沢ノ頭から川苔山、川苔山から日向沢ノ峰のルートは一般道で道標も完備されています。
危険個所もありません。

日向沢ノ峰から有馬峠までのルートは、地図上は点線ルートですが、鉄塔巡視道を兼ねているので、良く整備されています。
仁田山の手前で、林道に合流し有馬峠まで行けます。
仁田山への登り下りのルートは、笹薮に覆われたけもの道状態です。
下を通っている林道を使った方が良いでしょう。
危険個所はありません。

有馬峠から蕨山までのルートは、道標類は少ないものの整備がされていて、迷うところや危険個所はありません。
有馬峠から有馬山への取り付きが判りにくいですが、峠から少し下ったところに階段があるので、そこから取り付きます。

蕨山から名郷のルートは一般道ですが、岩場や急な下り等危険個所が多いルートです。
特に、下りではルートを外さない様注意深く慎重に行動する必要があります。

登山口には登山ポストはありませんので、登山届けは川井駅の登山ポストに投函が必要です。
真名井北稜の入口。
送電線巡視道道標の黄色杭が目印。
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真名井北稜の入口。
送電線巡視道道標の黄色杭が目印。
尾根に登りきったところ。
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尾根に登りきったところ。
落ち葉をラッセルして進む。
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落ち葉をラッセルして進む。
伐採地跡から赤杭尾根をのぞむ。
赤杭山頂上まで林道が延びている。
伐採地跡から赤杭尾根をのぞむ。
赤杭山頂上まで林道が延びている。
伐採地跡から真名井北稜末端方面をのぞむ。
鉄塔が一列に並んでいる。
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伐採地跡から真名井北稜末端方面をのぞむ。
鉄塔が一列に並んでいる。
1002mピーク前の急坂に、ゴム板を埋め込んだ階段が作られている。
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1002mピーク前の急坂に、ゴム板を埋め込んだ階段が作られている。
1002mピークに上がる低潅木の中の急斜面には、所々に目印のテープが付けられている。
1002mピークに上がる低潅木の中の急斜面には、所々に目印のテープが付けられている。
踏み跡が落ち葉で隠されている。
目印と周囲の状況を確認して進む。
踏み跡が落ち葉で隠されている。
目印と周囲の状況を確認して進む。
1002mピークに、白テープに「上日向」方面を示す矢印がついている。
下りではこれを見逃さないこと。
1002mピークに、白テープに「上日向」方面を示す矢印がついている。
下りではこれを見逃さないこと。
前方の木の真越に、真名井沢ノ頭が見える。
前方の木の真越に、真名井沢ノ頭が見える。
1168mピーク手前で、斜面をまきながら左側の尾根に登り、その後右に方向を変え尾根を登る。
1168mピーク手前で、斜面をまきながら左側の尾根に登り、その後右に方向を変え尾根を登る。
1168mピーク手前急坂の途中で、大岩の横を通る。
1168mピーク手前急坂の途中で、大岩の横を通る。
1168mピークをまく様にしてやせ尾根に上り詰める。
ここに、赤テープで目印がある。
下りでは、この目印を見逃さないこと。
1168mピークをまく様にしてやせ尾根に上り詰める。
ここに、赤テープで目印がある。
下りでは、この目印を見逃さないこと。
真名井沢ノ頭から、赤杭尾根登山道を見下ろす。
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真名井沢ノ頭から、赤杭尾根登山道を見下ろす。
曲ヶ谷北峰近くで見かけた霜柱。
曲ヶ谷北峰近くで見かけた霜柱。
川苔山頂上から、雲取山方面をのぞむ。
手前に、鳥屋戸尾根、ヨコスズ尾根、タワ尾根、天祖山等がきれいに見えている。
川苔山頂上から、雲取山方面をのぞむ。
手前に、鳥屋戸尾根、ヨコスズ尾根、タワ尾根、天祖山等がきれいに見えている。
富士山もきれいに見える。
富士山もきれいに見える。
日向沢ノ峰直下の急坂。
日向沢ノ峰直下の急坂。
有馬山への入口。
有馬山への入口。
51号鉄塔手前に、鉄製の桟道が付けられている。
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51号鉄塔手前に、鉄製の桟道が付けられている。
51号鉄塔から北西方向(秩父方面)をのぞむ。
51号鉄塔から北西方向(秩父方面)をのぞむ。
51号鉄塔から南東方向(真名井北稜方面)をのぞむ。
51号鉄塔から南東方向(真名井北稜方面)をのぞむ。
51号鉄塔から都県境尾根方面をのぞむ。
51号鉄塔から都県境尾根方面をのぞむ。
51号鉄塔から東方向(飯能方面)をのぞむ。
51号鉄塔から東方向(飯能方面)をのぞむ。
51号鉄塔から北方向をのぞむ。
これから行く有馬山へのルートが一望できる。
51号鉄塔から北方向をのぞむ。
これから行く有馬山へのルートが一望できる。
日向沢ノ峰から下りて、林道に出た所。
この看板の裏に、仁田山への登り口がある。(矢印と逆方向)
日向沢ノ峰から下りて、林道に出た所。
この看板の裏に、仁田山への登り口がある。(矢印と逆方向)
仁田山の中の道。
背丈を越す笹薮の中に、けもの道の様な道が続く。
仁田山の中の道。
背丈を越す笹薮の中に、けもの道の様な道が続く。
仁田山頂上。
山名板が取り付いているが、眺望は無い。
仁田山頂上。
山名板が取り付いているが、眺望は無い。
有馬峠には舗装された林道が通じていて、立派な標識が立てられている。
有馬峠には舗装された林道が通じていて、立派な標識が立てられている。
有馬山への上り口。
三段目の階段側面に、赤いペンキで「有馬山?」と書かれていた様だが、消えかけている。
有馬山への上り口。
三段目の階段側面に、赤いペンキで「有馬山?」と書かれていた様だが、消えかけている。
有馬山(タタラノ頭)。
小さな手製の山名板が取り付いている。
有馬山(タタラノ頭)。
小さな手製の山名板が取り付いている。
有馬山(橋小屋ノ頭)。
こちらには、立派な山名板と蕨山への道標が設けられている。
有馬山(橋小屋ノ頭)。
こちらには、立派な山名板と蕨山への道標が設けられている。
蕨山の頂上。
少し離れたところの展望台の方に標識などがあり、頂上と混同されているが、こちらが本当の頂上(最高地点)。
蕨山の頂上。
少し離れたところの展望台の方に標識などがあり、頂上と混同されているが、こちらが本当の頂上(最高地点)。
蕨山の登山口。(林道の終点)
蕨山の登山口。(林道の終点)

感想

川井駅に8:17着電車で到着し、8:24発の上日向行きバスに乗る。
同じバスには他に4名の登山者が乗っていたが、私以外は棒の折山方面に行く様だ。

<真名井北稜>
上日向BSで、身支度・ストレッチ体操をして、8:45に出発した。
真名井橋を渡り、真名井沢林道が真名井沢の右に移った少し先の、送電線巡視道の道標があるところから取り付く。
尾根の左斜面をまきながら高度を上げて尾根に登り詰める。
ここにも、送電線巡視道の道標がある。
ここからは、40号鉄塔から42号鉄塔までの道が尾根を忠実にたどる様に付いている。
途中の自然林の中の広葉樹は葉を落としていて、足元は落ち葉のじゅうたんが敷き詰められている。
明るい林の中を落ち葉をラッセルして進むのは、この季節だけに限られた贅沢なことといえるだろう。
42号鉄塔の下をくぐり進むと、左側斜面が伐採されたところに出る。
伐採地跡のヘリをを登るが、ここからは赤杭山・エビ小屋山方面がのぞめる。
赤杭山の斜面には頂上まで延びる林道が見えている。
さらに、尾根をたどりやせ尾根の右側をまきあげて進むと、急な傾斜面にでる。
この斜面を、途中までゴム板を埋め込んだ階段を伝い登るが、その先は低潅木の中のかすかな踏み跡を進む。
周囲の様子を良く観察し、所々に付けられた赤テープ・黄テープの目印を参考にしながら進み、1002mのピークに上がる。
ここの潅木に、白テープが巻きつけられ上日向方面を表示している。
このルートを下る際は、この目印を見逃さない様注意が必要。
1002mから先の標高差の無いやせ尾根の側面に付けられた道を進むと、尾根が広がり傾斜がきつくなる。
ここも、目印のテープを参考にして登り、その後斜面を左側まきながら左の尾根に上り、この尾根を登って行く。
途中大岩の横を通り過ぎ、正面に岩場が見えてきたところから、左斜面をまきあげる様にかすかな踏み跡があるので、ここを登る。
落ち葉で滑りやすい急な斜面を、目印の赤テープを頼りに登ると、1168mピークのすぐ先のやせ尾根に上り詰める。
ここの潅木に赤テープがまかれていて、下って来た際の目印になっている。
この先は、植林の中の明瞭な踏み跡を進み、真名井沢ノ頭に到着する。

<赤杭尾根〜川苔山>
真名井沢ノ頭から先は、一般登山道をたどり川苔山に登る。
途中の曲ヶ谷北峰頂上付近の日陰に霜柱が見え、冬の到来を告げている。
川苔山頂上に11時30分頃到着したが、既に20人程の登山者が休憩していた。
今日は雲一つ無い快晴で霞みもなく、雲取山方面や富士山も一望できた。
ここで40分程昼食休憩をした。

<川苔山〜日向沢ノ峰>
予定では、踊平から大丹波林道に下ることにしていたが、天気も良く快調なペースできたので、予定を変更して日向沢ノ峰から有馬山方面に足をのばすことにした。
日向沢ノ峰直下の急登で一汗かくも、13:00に有馬山への分岐に到着した。

<日向沢ノ峰(有馬山分岐)〜有馬峠〜有馬山>
このルートは、初めて歩くルートでやや緊張しながら踏み込んだが、笹薮も刈り取られ良く踏まれた道で迷うところも無かった。
ただ、落ち葉で木の根などが隠されていたので、滑らないよう注意が必要だった。
しばらく進み51号鉄塔に到着した。
ここは、周囲の木が切り払われ非常に眺望の良い場所になっている。
送電線の先(北西)には秩父方面、手前側(南東)には登ってきた真名井北稜方面、東側には都県境尾根から飯能方面、北側にはこれから進む有馬山方面が一望できる。
さらに下って行くが、この道は送電線巡視道のため、途中の急斜面には杭と板で階段が作られていて良く整備された道になっている。
下りきると、有馬峠から延びる林道にでる。
この林道との合流点に仁田山への登り口があり、仁田山に登ることにしたが、道は背丈を越す笹薮の中に付けられたけもの道の様で、夏場は通り抜けが難しいのでは思わせるものであった。
仁田山の頂上は、笹薮と潅木に囲まれ、木々が葉を落とした冬場は木の間越に日向沢ノ峰・蕎麦粒山等がのぞまれるが、夏場は一切眺望が無いと思われる。
頂上から有馬峠に下る道もけもの道同然で、頂上に眺望も無いので無理をしてこの道を使う必要が無いだろう。
有馬峠は、舗装された林道が飯能から秩父に通っていて、大きな標識が立っている。
有馬峠から飯能側に20〜30m下った石垣が終わったところに、有馬山への取り付きがあるが、標識もなく見つけにくい。
有馬山は単独峰でなく、仁田山、タタラノ頭や橋小屋ノ頭一帯を指していて、最高峰がタタラノ頭になっている。
取り付きからアップダウンを4回ほど繰り返しようやくタタラノ頭に到着する。
3角点もある有馬山の最高峰でありながら、木に小さな手製の山名板が取り付けられているだけで極質素なたたずまいである。
その後も、小さなアップダウンを繰り返し橋小屋ノ頭に到達する。
こちらには、名栗町が設置した大きな山名板と、蕨山への道標が置かれている。

<有馬山〜蕨山〜名郷>
ここからは、一般登山道になる。
橋小屋ノ頭から一気に200m近くを下り、逆川乗越を経て蕨山頂上に3時に到着する。
ここで10分程休憩をし、菓子パンでエネルギー補給をする。
日の入りが早い時期なので、急いで下ることにしたが、急傾斜の下りに岩場まで加わったルートが続くので、気を落ち着かせながら慎重に下って行く。
ようやく岩場が無くなり植林の斜面をジグザグに下る頃には、空は明るいものの林の中は薄暗くなり始めていた。
4時前に林道終点の登山口に下り立ち、明るい内に下れてほっとする。
名郷BSに4時10分に到着し、すぐにきたバスで飯能駅に5時30分頃帰りついた。









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