大峯奥駈道逆峯
- GPS
- 39:51
- 距離
- 92.2km
- 登り
- 7,261m
- 下り
- 7,555m
コースタイム
- 山行
- 10:26
- 休憩
- 1:14
- 合計
- 11:40
- 山行
- 13:43
- 休憩
- 1:31
- 合計
- 15:14
- 山行
- 11:19
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 12:48
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
飛行機
|
写真
感想
奥駈道はいつか行きたいと思っていました。
今年は4/20から熊野に入り、速玉大社、奥熊野いだ天ウルトラマラソン、中辺路(那智大社〜田辺)を歩いていました。
BMさんが中辺路の予定を見て、奥駈道に行くよと連絡もらい、ご一緒させていただくことになりました。
中辺路の1週間後ですが、BMさんの実績のある計画なので安心です。
初めて吉野に入るのでワクワク!
新幹線で京都で降りて、柿の葉寿司を購入し吉野駅でビールでいただく、美味しい!
予定通り、BMさん、シンさんと再会し、BMさんが予約されていた吉野の宿に到着
さっそく3人で風呂に入りくつろぐ
予想以上に夕食が美味しく、みんなビール2本!
第一日目、3時に宿を出て、金峯山寺で参拝し、いよいよ奥駈の出発
激坂の舗装路を登っていくが次々と神社仏閣が現れるのでワクワクの連続
桜の木も多く、桜の時期にまた来たい!
ソフトシェル着ても肌寒い
足摺宿の小屋で白飯たっぷりのお弁当の朝ごはん、美味しい!
大天井ヶ岳の登りからガスが晴れ気持ちが良い
洞辻茶屋ではビール500円、ゆで卵も2個200円で販売していた。(9:20)
もちろんビールで休憩、途中でビール飲めるの最高です。
映像でもよく見る西の覗き、なるほどという感じで岩壁の上、見晴らし良い!
山上宿坊の前を通るルートで登りましたが宿坊立派な建物です。
山上ヶ岳頂上にも立派な建物
小笹の宿には小さい沢が流れていて休むと和みます。
大普賢岳は巻道もあるのですが私が初めてということで山頂に。
見晴らし抜群で行ってよかった!
降りていくと次は八峰みたいに日本岳のかっこいい稜線が眺められます。
七曜岳を越えると行者の水場、少しがれ場を登るとボトルの口を付けるとなんとか汲めた。
今日のお宿の行者還小屋、立派なログハウスで15時時点では1階に4人いたので、2階(8人泊まれる広さ)の奥に泊まることに!
お風呂マット、毛布が置いてあり使わせてもらう。
今日の食事は無印カレーとアルファ米と持ってきたビール
薄〜いシュラフでもぐっすり眠れました!
第2日目、0時出発、一番長い1日のはじまり
朝から天気よく、黙々と登る。
弥山では起き始めてるテントの明かり
五鈷峰では朝やけで日本岳の稜線が美しい
明るくなると草原の稜線をずっと歩きとても気持ち良い
釈迦ヶ岳を目指してアップダウンを越えて
スフィンクスのような岩を回り込んで行く
釈迦ヶ岳の頂上では何とトレイルエンジェルがいて
生の苺と冷えたコーラを手渡される!
こんなの生まれて初めて、美味しい、生き返る!
頂上には学生2人組とULの男性1人
先を急ぐと、アケボノツツジの咲く草原を黙々と歩くと、石楠花も咲いている!
涅槃岳で5人Pに追いつき休憩
持経の宿では管理人さんがUFO焼きそばを食べていたので、焼きそばとビールをいただく、元気出た!
やっと行仙宿山小屋に到着
BMさんのおすすめの水汲みボランティア(背負子に7Lボリタン)で12分下るときれいな沢の水場に到着。美味しい水!
次の朝0時出発だと言うと振る舞い豚汁うどんを早めに作ってくれた!
ストーブがあって暖かいし、焼いたそら豆も美味しい
ビール2缶いただき満足!
今日も寒いことなく眠れて幸せ
第3日目、0時出発、今日でもう最後!
まずは傘捨山の登りから始まる
コースタイムの0.7で行けるようにペースを落とさず頑張る
槍ヶ岳と地蔵岳は確かに急な岩場が連続するけど鎖はしっかりしている
さすがに要所々々にお地蔵さんも多く建立されていてお礼を言いながら進む
明るくなってくるとミソサザイが囀り、石楠花も咲いている
玉置山が近づいてきて奥駈道と道路を交互に歩くようになったあたりで、聞いたことのある鳥の声、アカショウビンの声が響く!(あとで調べて思い出した)
玉置神社の入り口の駐車場に到着し、久々の自販機に群がっていると、なんと一面雲海で滝雲まで流れていて美しい!
玉置神社の手水をペットボトルに詰め、神社に参拝!
玉置神社に初めて来たが吉野から歩いてきたのでご利益ありそう
少しずつ高度を下げていくと急に熊野川が見渡せる
さらにアップダウンを続けると大斎原の大鳥居が現れる!
熊野川の河原に出て、憧れの渡渉、やった!
靴はみんなトレランシューズなので、私もSUGUAROで正解でした。
BMさん、しんさん、年末ひとり箱根駅伝以来でしたが、ご一緒できて幸せでした、ありがとう!
GW後半は、墓参り(奈良) & お袋の見舞い(京都)での関西への帰省としましたが、それだけでは面白みに欠けるので、7年振りに大峯奥駈道を踏破する事としました。
毎年年末に大手町~箱根を一気通貫する<ひとり箱根駅伝>のメンバーにGWの予定を遣り取りしていると、kurosukeさんとshin0609さんが奥駈に参加する事となり、3人での計画実行となりました。
修験道の修行の道として歴史ある奥駈ですが、八経ヶ岳まで沢山の人が入って歩きやすいトレイルとなっていますが、以降はアップダウンも多く、人ひとりがやっと通れる様な荒れた道が連続するので、体力的・精神的にも辛いルートですね。
また一般的に5泊6日とも言える行程を2泊3日で行くには標準CTより早く歩くだけでは限界があるので、睡眠を削って行動時間を増やす事が必要で、小屋泊まりの2日間は18:00頃には就寝し、23:30起床、24:00スタート!
結果として行動時間は、1日目 11h31m、2日目 15h18m、3日目 12h48mの長丁場となりました。
仲間と3人で行動した事で、お互いに引っ張り合える事が出来たと思います。単独ならば本当に辛くてネガティブモードで歩いていたに違いありません。
また3日間共に天候に恵まれた事が非常に大きいですね。若し、1日でも始終雨だったら3日での踏破できなかった事でしょう。
辛い分、達成感が高いのが修行的要素の高い奥駈ですが、今はお腹一杯で次回は考えたくもないですが、また数年後に行きたくなるのかな?
大峯奥駆道。世界遺産の熊野古道の一つで最も険しい長距離参詣道を歩く。
逆峯は吉野から順峯は熊野から。今回は5年前と同じ逆峯で2回目。一人箱根駅伝の仲間kurosukeさんとBMさんと進む。二人ともサブスリー経験者だから今回は引きずられるかな(;^ω^)
奥崖道は、途中に10か所ほど避難小屋等があり、テント適地もある。長丁場になるので天候、水場、食料、気温等に留意しながら進む。天候が崩れると行程が遅れるので、様々な想定をして臨むといいと思う。この道は、標高数十メートルから2千メートル弱なので、日が長くなった今頃がベストシーズン。全国からロングハイカーが集まり、それぞれのペースで縦走している。
今回は行者還避難小屋と行仙宿山小屋の2泊。それぞれ数時間の寝て深夜0:00にスタート。久しぶりの複数人でのナイトハイクは心強く楽しかった。前回夜だったところを昼間に通過でき、新鮮でもあった。また数年したら行きたくなるかも(^^♪
以下備忘として。
〇ダウンの上下は今回は余分だった。その代わりツェルトを持っていけば良かった(ツェルトは使わなかったが、小屋がシーズンなので満員の恐れはある。予約可能な小屋は予約しておいた方が良い)
〇最後は渡渉。その時の水位にもよる。今回は膝下くらい。
〇ワイン720ml持込、ビール3缶購入(同辻茶屋、持径ノ宿、行仙宿)
〇行仙宿の水場は急坂を百数十メートル下るが、余裕がある人は宿のポリタンクを担いで協力したほうがいいと思う。
〇最近は負荷の強い長距離が無かったせいか、行動時間が12時間を越えたあたりで登りの足が売り切れた。鍛え直しだな(;^ω^)
(その他)
名古屋から近鉄で吉野まで。吉野の民宿「太鼓判」で前泊。
ゴール後は、名湯・湯の峰温泉「伊せや」で宿泊。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する