宝満山系)宝満山〜三郡山縦走(夕闇登坂・豪雨テント泊)
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 1,027m
- 下り
- 1,023m
コースタイム
15:50竈神社スタート-16:20林道終点大池(休憩)-16:50鳥居(休憩)-18:00徳井(休憩)-18:45吉田屋敷跡(休憩)-19:25中宮跡(女道ルートへ)-19:50キャンプセンター (幕営)
【2日目】
(往路) 9:30キャンプセンタースタート-9:55仏頂山-10:10河原谷峠-10:45頭巾山-11:15三郡山(休憩45分)
(復路) 12:00三郡山スタート-12:15水場-12:25頭巾山-13:15仏頂山-13:40宝満山(休憩60分)
(下山路)14:40宝満山スタート(正面道)-15:05中宮跡(行者道ルートへ)-15:35天狗道分岐-16:10鳥越峠-17:00竈神社
天候 | 1日目-午後〜)午後:曇り→雨 夜:曇り→豪雨・雷 2日目-〜夕方)小雨→曇り→雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2012年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
大きな駐車場あり、トイレ有り 車400円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・正面道および三郡への縦走ルートには危険・注意箇所なし ・行者道ルート(愛嶽山ルート)は、人通りが少なくプチ探検路風なところも。荒れてもいるし、薄暗く道が分かりにくいので、山に慣れていない方や、雨天字は注意。明るい内に。今後大雨の時期などは落石にも注意か(天狗道は通行止めとなっている) ・縦走路、仏頂山手前の幅1mの蟻の門渡りでは、壁面が崩落しえぐれ出しているので、来年あたりの大雨時には崩落もありえるかも。 道ではないが、実際、その付近の谷などは崩れているところがいくつかあった。 ・季節・天気のよいときにはかなりの人が訪れるようで、正面道の前半はかなりハゲルートになっていた。ストックの先にはゴムを!! 突く場所も考えてね。 |
写真
感想
帰ってきて記録を見返すと、なんと、6月9日以来のテン泊山行ではないか!!
ヤワな男に成り下がっていたもんダゼ! 外戸扉男(あうとどあお)よ!!
と言っても、先月の連休は九重西部縦走に涌蓋山の麓までは出かけたが、あの豪雨に遭遇し断念、翌日の帰りはどこも通行止めで苦労した…んだった。それにお引越し、あと具合が超〜悪かった… あまり自分を責めるのはよそう。
お盆は、涌蓋から猟師、黒岩を回っての九重西部縦走か、津江の御前〜釈迦〜渡神縦走で、天の川&流れ星の下で酒を飲む…つもりだったが、なんせ天気は悪いし、急な仕事の依頼と体調不良の三拍子で諦め…だが、「やっぱり行くっきゃないぜ!!」と速攻準備。今日は22kgくらいで収まりそう。
「蛤〜背振〜金山」か、「豊満」もとい「宝満」にするか迷いながら出発。まあ、どっちの方角をむいても変わらず。また梅雨のような前線が走ってるんだからそりゃ当たり前か…で、「どちらかと言われれば、オレは豊満の方がが好きだ!」とパーマンのテーマにあわせて 「ホ〜マン・ホ〜マン・ホ〜マン〜ッ♪」と謳いながら舵を転ずる。
とりあえず着いた竈神社は30年前とは大違い…言っちゃ悪いが昔は小さなショボくれた所だったような気が…なんと立派な商売の神様に変わって… おっとそこから先は言いっこ無しだぜ!(不適切な表現がある場合もありますが、30年前の曖昧な記憶・思い込みによるものですのでご容赦ください。多分、登山道スタート地点の小さな祠と勘違いね)。
スタートから小雨となる。地図を出すのも億劫で、行者道から行きたかったのだが、案内板のまま進むと正面ルートに。で、いきなり急登。しかし直ぐ車道にでてなんだか興ざめだと思いつつ、20分で大池に出会ったが、久しぶりの重量と体調不良、高い湿度にもうダウン。“敗退”しようかな〜などとも考えながら、カッパの中が汗で完全に水浸し…なので脱いだらちょっぴり生き返る。
それからは、超スローペース。と突然「ブ〜ん」と。奴らが何匹もまとわり着いてきやがった。どこまで行っても着いてくる。具合が悪いので、急いだり、振り払う気力がなかなかでない。鳥居前の林道に出合い、とまった奴らを順に叩き落とす。
atominさんの気分がやっと分かりました。
それからよぼよぼで階段を登り徳井で水も飲むが、余り冷たくなく美味しくもない。雨のせいか。 と、ウェストバッグのファスナーが壊れちゃった〜!! 仕方なくザックに入れる、2kgはあったのでいきなり重くなる。
雨も本格的となって、いよいよ足が進まなくなる。吉田屋敷手前の踊り場で休憩。途中「7合目」の標識。まだ7合目か・・・と意気消沈。その後吉田屋敷跡。ここにも「7合目」だって?、なんじゃこりゃ!? こういうのが疲れを倍加させるのよね〜いい加減にして欲しいわ。
休憩してたら、雨もどんどん激しくなるし、19時過ぎていよいよ暗くなるしで、もうここで泊まろうかしらん…などと思うも、気を取り直して再出発。泣きそうな気分で黙々よろよろ階段をひたすら登る。今日は何の音楽も聞こえてこない。。
と、中宮跡に到着。少しなだらかになって一安心(嬉)。が、女道との分岐では、すでに真っ暗(そのときは地図も見ていないので分からなかったが)。右にそれるとキャンプセンターとの案内があったので、一刻も早く到着したい気分が直ぐに「そっち!」との命令を出したので右へ。
すでに真っ暗だったが、原則「無灯」で行く。雨のせいで空が白いので、結構道が
分かるのだ。ライトをつけると雨とガスで白く煙って却って見えないからだ。分岐や案内板がありそうな時だけ使うのだ。山に逆らわないで歩けば段差も岩場も結構OK。
再び分岐で宝満山頂へとの案内板。もう急登はこりごりだったが、右はどうも降っているようなので、覚悟を決めて直進。と、水の音がするぞ! おお、水場!! これが冷たくとても美味しかった。
で。急登を喘ぐこと20分程度か。キャンプ場らしき所に到着。もう20時前。なんと「キャンプセンター」なるものがあって、泊まってもいいようだ。屋内を見てみるが臭いので、やっぱりテント!! 幸い雨もほぼやんだ。豪雨でも水浸しにならないところを選んだので、ちょっと斜めってる!! ウ〜ン寝苦しい…。 今日はPETワイン750mlなり。食欲ないが、ディナーはレトルトのカルボナーラソースとパックご飯でリゾットだ。
消灯23:30。しかし神経に来ているので眠れない。薬を飲んで「ジェットストリーム」を聞いていたら、やはり来ました!! 0:30から“豪雨”様が。雷様とのペア出場。まあ。金メダルには届かないが。豪雨は1時間。それからは断続的に激しい雨。まあ、ジェットストリーム改め”ジェットストーム”なんちゃって。
朝方は小雨。行ける所までと、9:30スタートで三郡を目指す。こんなにアップダウンがあるとは思わなかった。仏頂山過ぎから大きく降るところでは、あまりの勿体無さに、もう戻ろうか?とも思った。
三郡山頂につく頃には小雨もやんだ。しばらく休憩しさあ復路開始!
三郡の手前の石ころ路はさすがに足首にくる。でも、水場の水はとっても美味しかったよ〜。
戻りは結構楽だったが、再び雨が降り出し途中から本格的な雨に。再度キャンプ場で泊まるか悩んだが、とりあえず宝満山頂に行くことし、岩場を登る。重量ザックと雨は堪える。 鎖は使わず、棚ではよろけそうなので四つんばいになって進む。コンタクトを入れておくべきだった〜。雨で見えずらい。巻き道もあったのかしらん??
30年振りの山頂は一人きり。 上半身裸になって休憩。 鬼百合?が見事に咲いていた。 一瞬厚い雲の間から市内がうっすら見えた。
もう一泊も考えたが、冷たい生ビールの誘惑に抗し切れず“下山”に決定。正面道から中宮へ一気に。そこから“行者道”に分岐。天気のせいもあって道が分かりにくい。登山者も少なそうだ。所々の大岩は、いつか落ちるぞ〜!と思いながら足場の悪い道を降る。
天狗道との分岐まで着いたときは、もう足が思うようにコントロールできなくなっていた。よろよろ下山だ。
うんざりしながらもようようの思いで到着した鳥越峠。あとで見た地図の様に林道はなかったぞ? そこから愛嶽山を越えて行くも、本当にこの道か?なところばかり。 あまりのくだびれ加減に、一瞬でも早くたどり着きたくて、よろよろしながらも無理に早足で駆け降る。 と、再び奴らが襲ってきた!! とまったところをはたき落とし昨日からの戦果は10匹程。腕に撃墜王の★マークをいれようかなぁ。。
雨と汗で煙る眼鏡と疲れで周りもよく見えず。 しかし、どこまで行っても麓につく気配がしない。 ここが一番きつかった〜(涙) と、突然森が開けて明るくなった。もしかして?と思ったら池があるではないか! きっと近いぞ!!と、いきなりトイレ様!が語鎮座。と、なんと竈神社の真横ではないか! やっと帰り着いたのだった〜(泣)。 二礼二泊し、無事に帰ってきたお礼を述べ、今回のやたらきつかった山行はお開きとなった。 オマケはその近所で食べた”かき氷” 何年ぶりか…。冷たかった〜。そうそう、ズボンもビショ濡れだったので、着替えたパンツ一丁で過ごしたのも初めてのひと夏の経験だったわ(恥)
しかしながら、”夏”場はどうもダメのようだ。年中体調は悪いのだが、梅雨場から秋口までは最悪だ。
普段も時折よろけるのでストックを持つことが多いし、近所のスーパーに行くのにも30mあたりでダウン気味。 なのに山に行くなんて…アホかしら?
でも行ける所までしか行かない!と決めているから、そこでしゃがんでも泊まっても引返しても、また、超スローペースでもいいのだ。
これだけは止めたくないな〜。 でも今度は涼しくなってからにしたいのが本音…
しかし翌日の青空は何だ! 天気予報の嘘つき!!。もう一泊すれば“山ガール”との出会いがあったかも知れないのに〜。悔やんでも悔やみきれない山行となったな、外戸扉男(あうとどあお)よ!! チャン!チャンッ!
スゴイ!!
なにがスゴイって、宝満山でこれだけの記録が書けるんですね〜(笑)。
それにしても の中、お疲れ様でした〜 。宝満山はやっぱり晴れた休日ですよね 。
>宝満山でこれだけの記録
呆れられたでしょう?
どうせ宝満だからとあまり地図も見ず、登山中は雨とウェストバッグが壊れたのでザックにしまいっぱなし。30年ぶり、どこがどこやら分からず、大雨と日暮れて真っ暗で、皆さんにとっては気楽な観光山でも、私にとっては結構冒険だったのです
でも、晴れた日の宝満は地上から聳え、単独峰状態で、傘雲なんかとっても綺麗で、そそられますよね〜
私も宝満山大好きですよ〜 。
それにしても楽しく笑いながら読ませて頂きました〜 。
秋の「山頂で会おう」
もとい、「山頂で飲んだくれよう」 シリーズ
楽しみです
雨の中、お疲れ様でした。
今回は、サバイバルゲームにはならなかった見たいで
無事にキャンプ場にたどり着かれて良かったですね。
有難うございます。
そうなんです、ルート的には全くサバイバル系なし!! で安全登山でした(笑)
次回は、是非ご期待に添えるよう。サバイバル系ルート開拓目指します
でも、行者道〜愛嶽山経由の下りは本当にくたびれました〜
晴れの日には“可愛ゆい山ガール”で賑わう宝満山で、雨の中アブ退治・・
お疲れ様でした〜
最後の下り道は、結構笑っちゃ程シンドイですが、あそこを雨の中・・・すご
キャッキャンプセンターですか〜
出来れば、吉田屋敷跡か、最高は薄暗い愛嶽山で幕営
深夜に襲ってきた猪をサバイバルナイフで倒して
『ダンス・ウィズ・ウルブズ』ケビンコスナーバリに獲物の肝臓にくらいつき
“ギャートルズ”っぽく、足を1本抱え下りて
神社に奉納して欲しかった〜
あっ今度、パンツ一丁 山頂でおてて繋いで
“バルス”ごっこしましょっ・・
え?豊満がお好き・・・残念
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ほんとは、仏頂山あたりまでいってお泊りしたかったのですよ
しか〜し、あまりのキツさに、吉田屋敷でとおもったのですが、豪雨だと水浸しになりそうなので、頑張って上まであがたのでした
夜中に「ドサッ!」と音がしたので、ナイフ取り出そうかとおもいましたが、替えシャツは着たものの、下はツンパ一丁だったので・・・ やめました
上の方はアブ野郎いなかったのですが、下るにつれて多くなり、首や腕を振り回しながら、足よろよろなのに駆け下りました〜 おかげで復帰後初めて筋肉痛が少しでておりまシュ
PS: 稚児落としの下にツンパ一丁で降ってきたら、ちゃんと受け止めてあげますっ! 安心してね
いつもながら 楽しく素晴らしい「山行記録」ありがとうございます
20kg超のザックを背負って「アブに追われる」ランニングで逃げることは難しいですね
書籍「福岡県の山」などに シーズンオフ7〜8月と多くの山がなってるのはやはり「虫」のせいですかね
いや〜。むかしから虫対策したことないもので…どこまでもついてくるあのしつこさ、ビックらコキました
暗くジチャっとした辺りになるといつの間にか「ぶ〜ん」と現れやがって。でも、露出したところより、Tシャツの袖とか、ズボンとかに止まるので、狙って撃墜しました
(大人の御願い:ここからは男性だけ読んでね! うんざりして冷静な判断を失ったのか、一番手が届き安そうなところに止まった獲物にシメシメと、力一杯はたいたら、そこは○間の辺りで、ちょっと痛かった〜 のでした(笑))
なんだか、”プレデター”に追われてヨロヨロ小駆けに逃げ回る兵士の気分が少し分かったような分からなかったような… ”まじっす”で疲れれました。
先日の山行でアブに8カ所もやられてしまいました
2日ぐらい経って襲ってくるんですよね、この痒み
酒でも飲もうもんなら、血流が良くなって痒み倍増も気が狂いそうですわ
薬塗ってるんですけど、も虫さされと言うより、けっこう腫れて、アザみたくなってますorz
次回はハエ叩きを携行する所存です
ハエたたき!! いいですね〜
あれなら軽いし
黒いズボン、紺のシャツ、真っ赤なザックカバーにまとわり突いていましたヨ
んで、黒っぽい野郎でした。。。
やっぱり”全身タイツ!”もとい、全身網がベストではないでしょうか?
ホームセンターで材料買ってきて、自作する価値はある気がしす 一緒に開発して、山ギアブランド展開しましょう!!!!!!
そう、”ハエたたき付きザック”
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