ニペソツ山
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- GPS
- 09:02
- 距離
- 20.4km
- 登り
- 1,701m
- 下り
- 1,702m
コースタイム
05:10 P1662
06:30 前天狗
07:50 ニペソツ山 着
08:30 ニペソツ山 発
09:35 前天狗
10:40 P1662
12:05 幌加コース登山道取付
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 温泉:糠平館観光ホテル (1000円) メシ:インディアン音更店 |
写真
感想
僕「カッコいいーニペソツを見たいかっー‼」
アッコ「オォォーっ‼」
深夜の東大雪の深い森の中に僕達の雄叫びがこだまする。晴天が約束された月曜日、2人して有給をブチ込んで東大雪の秀峰ニペソツ山へ向かう事にした。
満点の星空に見送られながら出発する。アッコは今回が大雪山デビューだ。初めての大雪がニペソツ山という人は珍しいかもしれない。
2時間の暗闇森林ウォークは退屈死するので去年と同様にラジオを持参し黙々と歩いていく。何故かSMAPの曲がリピしていたが次第に周囲は白んできた。
予定通りご来光10分前にP1662に到着。空が紫色から燃えるような赤に変わっていくこの時間は本当に素晴らしい。そして太陽が昇ると共に周囲の草木が金色に輝きだす、苦労の全てが報われた。
前天狗へ上がる斜面は特に綺麗だったし、ナキウサギが冬支度のため人間なんか気にせず忙しそうに走り回っていた。稜線上に出るとアッコには初ミンタラを全身で感じてもらう。そして眼前には憧れのニペソツが飛び込んでくる、晴れてくれて本当に良かった。
大休憩し山頂へ向かうが、どんどんとニペが近づいてくるので足取りは軽い。あっという間に山頂に到着。360°どこを見ても山しか見えない素晴らしい景色だった。風もなく暖かったので久しぶりにお湯なんか沸かしてコーヒーを飲んだ。ニペの山頂に40分も居たのは初めてだな(笑)
さぁ名残惜しいが帰ろう。前天狗に戻ってくると、アッコはニペが見えなくなるまでため息つきながら何度も何度も振り返っていた、まるで憧れの人との別れかの様に。
行きは真っ暗だった森も日が差すと綺麗で木漏れ日のなか気持ち良く帰ってきた。
ガスガスだったら前天狗の岩の上で土下座だと思っていたが、最初から最後まで申し分ない、今無雪期シーズンを締めくくるに相応しい会心の登山となって良かった。
普通に考えてハードな行程だったと思うが、今回もプライスレスな思い出作りに付き合ってありがとう!
今回は自分のためだけに取った有給‼
子供を産んでから、有給は子供の熱や行事でしか消化したことがなかった…
本当の意味での有給、すごい嬉しいっ‼
夜ご飯を作り父ちゃんに子供たちをお願いして、さあ出発!
万葉の湯ではハイボールでキメてるシロさんを置いて(付き合わなくてごめんね)さっさと風呂に入り、ゴロ寝コーナーで21時半に寝落ち。24時過ぎにすごいイビキのおばさんに起こされるまで意外とグッスリ眠れました。おばさん、おっきな口を開けてすごい苦しそうだった。
そして初めての大雪、暗い森をもくもくと登り、1662でご来光。大雪のスケールの広さをひしひしと感じた。
次はナッキーポイント、ナウシカの谷にミンタラを感じ、初ナッキーはめっちゃ興奮した!
そしてニペソツを目前にしながらのハイクに幸せを感じながら、ついに初登頂!興奮してたせいか登りは辛くなかった。
恐怖の断崖カフェ、ちょろちょろ動くシロさんが崖へ落ちたらどうしようとヒヤヒヤしながらも贅沢で幸せな時間。
登り返しも辛さはなくて、いよいよニペが見えなくなっちゃう、まだ見てたかったな…
でも、最後の森ジョグはすごい気持ち良かった!
帰宅後はなんだかジワジワとくる高揚感であまり眠くなくてテキパキと家事をこなした。
いろんな大雪を見てしまって行きたくなった山が多数。そのため、次はいつニペソツに登ることができるか謎だけど、絶対また来たい山に決定!
一昨年、エクササイズのためにと始めた登山。手稲山ってどんだけ大変なの?ガレ場って大丈夫?トイレはどうするの…などなど、なんの知識もなかった。そんな私がニペソツ山に登れるなんて、シロさんに出会えたからこそ。ほんとに感謝してます、ありがとう。
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