忠別岳−白雲岳−赤岳
- GPS
- 11:28
- 距離
- 38.0km
- 登り
- 1,803m
- 下り
- 1,788m
コースタイム
03:35 音更橋
07:00 忠別岳
10:35 白雲岳
11:50 赤岳
13:50 ゲート
天候 | 終日晴れ 忠別岳手前は強風、その後は弱風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2019年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ルート上の全ての橋の崩落は無し。 赤岳は2000から雪が繋がっており滑走可能(2〜3週が旬) 沢の下部は所々空いているがポロイシカリ林道まで接続可能 (その年の積雪量によるが3週目までは快適に帰還できると思う。) ポロイシカリ林道は3〜4回程登るが概ね自動運転の優良林道 |
写真
感想
今日も美味しそうなエサに食いついたら、予想以上にハードな一日でした…
脱水症状と電池切れで、力が入らなくなり疲れ果ててしまいましたが、最高に気持ちイイ赤岳の沢を滑れたり、2人貸切で大雪の絶景を楽しむ事が出来た素晴らしい日曜でした!
クトー装着、脱着のタイミング、難所のルート取り、地図でのコース作りなどとても勉強になり、忠別岳、白雲岳、赤岳、どれも初めてで、今日も僕の知らない世界を案内してくれたシロさんに感謝です ♬
激しい日焼けで恥ずかしい顔になってしまった…
今シーズンは細板を買ったので春のロングルートを計画した。中々良いオリジナルルートができたと思ったが、2年前におパクさんがやってました…まぁ思いつくルートの大半は彼かアオさんが歩いてますな(笑)
パートナーは今シーズンの持部 高雄ことコンさん。いくつかのルートを打診したが、一番ハードな、このルートを歩きたいとの返答あり。
深夜2時すぎにゲートを出発。2人とも殆ど寝ていないが、夜空に浮かぶ満月と満天の星空が見えるのでモチは沸騰しておりカチカチの林道を飛ばして行く。しっかし延々と続くアホみたい長い林道だった。
林道終点辺りで日の出を迎え、遠くの山並みがピンク色に染まっていた。森林限界付近から風が強くなってきて、山頂に近づくにつれ強烈な向かい風になる。朝のうちは一時的に強風の時間がありそうだったが、ここまで酷いとは…やはり大雪山は油断できない。
押し戻されそうになりながら登るが、この風で高根ヶ原を歩くのは無理なので忠別岳だけ登って帰ろうと2人の意見は一致。やっと忠別岳に到着、マジで長かった。
白雲岳の山頂も雪煙が舞っているが、五色岳方面や高根ヶ原を見ると風は弱そうに見えるので、少し進んでみることにした。すると風はどんどん収まっていくではないか!これはもう行くしかない。
広大な雪原を一直線に進み白雲岳を目指す。1度は白い高根ヶ原を歩いてみたかった。コンさんもこの山域は初めて訪れたのでとても感動していた。っていうか今日歩いたルートと踏んだピーク、最初が積雪期の人って中々いないと思いますよ(笑)
しかし夏もそうだったが高根ヶ原の最後は飽きた。
白雲岳への登りは急そうに見えていたので、どこから登るか考えて歩いてきたが、近くでみると羊蹄の外輪付近にそっくりだったので沢を詰めて危なげなく山頂へ到着。何度も登っている白雲だが雪のある時期は初めてだったのでとても嬉しかった。
歩いている間、ずっと雪煙が舞っていたのに無風だったので白雲に迎えられたような気がした。そしてここから見る景色は言葉にできないくらい美しく、生涯忘れることはないだろう。
さぁ最後の赤岳へ頑張ろう。白雲から降りる夏道は急斜面のアイスバーンで危なかったので引き返し、岩岩が埋まっていたので尾根を歩き、緩い所から降りた。肩からは雪が無いので板を担いで夏道を歩き赤岳に到着。少し降りると雪が出てきて、ここまで長かったがやっと滑れる。
出だしはクソ重いので修行の滑走になると覚悟を決めたが、沢に入るとシャバランチが延々と続き脳天崩壊。雪質、ロケーション、斜度のいずれも素晴らしく今シーズンベスト、いや人生ベストと言っても過言でもないくらい最高に楽しかった。来年もリピ決定!心配していた下部も雪が繋がっていたので、無事林道に合流し汗を掻きながらスケーティングでゲートに戻ってきた。
忠別岳に登っている時は最後までやり遂げる事はできないと思っていたが、出来すぎの天気とコンさんのお陰で今回もプライスレスの一生もんの熱い思い出作りができました。
あと何回山スキーができるか分からないが終盤に歩き良し、景色良し、スキー良しと三拍子揃った今シーズンの集大成ともいえる山行ができて感無量です。
special thanks, コンさん
コメント
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さすがパワーのあるコンビでの長旅、お疲れ様でした。素晴しい!!
広くて大きな大雪を満喫されたことでしょう!その体力とスピード、滑走力に拍手を送ります。
さてホロイシカリ林道から赤岳の積雪状況はどうだっだでしょうか?
GWの天候と相談のうえ、林道経由で赤岳か東岳にチャレンジしようかと計画していますが、そのころまで雪はもってそうでしょうか??雪切れは勘弁して欲しいので・・・
fyi0817さん
コメントありがとうございます。
地形図上の赤岳と東岳からの沢が合流するCo1350〜1300くらいまではしっかりと埋まっておりますが、それより下部〜ポロイシカリ林道の終点地点はかなり際どいです。
我々が降下した時はSBが点在しており、然程の危険は感じませんでしたが、来週以降は極めてシビアな状況になりそうだねと、2人で話しをしながら滑ってきました。
明後日の水曜日から高温と降雨が続きますので、林道と沢を詰めて行くルートは我々が行った日が限界ではないかと推察致します。
尚、Co2000より上部には雪は殆ど無く(東平〜東岳も含む)、ほぼ夏道ルートになりますので東岳は不可です。ご参考になれば幸いです。
適切なアドバイス、ありがとうございます。
標高が高いからと安心できませんね。今年は見送ります。だんだん年齢を重ねていく分、体力も技量も落ちていくので、行けるかどうかわかりませんが、今後の宿題にいたします。
生の情報、ありがとうございます。重ねて御礼申し上げます。
師匠、お久しぶりです ♪
芦別お疲れさまでした
口の開いた狭いV谷が何箇所かあったので来週には無理だと僕も思います
気持ちの良い斜度が延々と続く、日本離れした広い沢は素晴らしいの一言なので、ここを滑る為だけに毎年必ず訪れたい場所になりました
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