娘(7歳)といっしょに 1合目からテント泊で富士山3776m登頂2
- GPS
- 27:03
- 距離
- 27.1km
- 登り
- 2,699m
- 下り
- 1,924m
コースタイム
- 山行
- 2:58
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 3:08
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 1:42
- 合計
- 8:52
- 山行
- 6:55
- 休憩
- 5:27
- 合計
- 12:22
2日目は、お友達との集合場所のスバルライン5合目へ移動してから8合目まで(山小屋泊)
3日目は、山頂へ登りお鉢廻りをしてから佐藤小屋へ下山しテントを回収してスバルライン五合目へ
全体としては、先週の30km歩行練習同様、概ね30km弱のルートです。
キナバルも高山病の影響は出なかったので、今回2度目の富士山登頂は気楽です。
小学2年生から6年生のお友達もたくさん参加で、2、3日目のメジャーコース部分は富士山初登頂のお友達とのんびりゆっくりのペースで登りました。
佐藤小屋でテント回収後スバルライン五合目から下山しましたが、下山バスが大混雑だったことも考えれば、体力が残っていれば、佐藤小屋から馬返しに下りた方が楽で早いと思います。
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありませんが、高山病対策と、下山時のスパッツとマスクは必需品。 500mLの飲みものは500円。 |
その他周辺情報 | 富士山駅近くにはコンビニはありません。 |
予約できる山小屋 |
里見平★星観荘
|
写真
感想
お友達に誘っていただいたので、子供たち大勢と一緒に再び富士山に登ることにしました。
3連休の1日目、2日目でみんなで山頂を目指します。
私たちは去年も登れたので、今回はプラスアルファで「テント泊」と「1合目から山頂へ」のオプションを選択。
下山後、海の日を1日使って、「海まで行って海岸線タッチ」も考えてみましたが、猛暑でやられそうなので、この案は却下。
「0合目(?)スタート」として富士山駅からの案は、学校が終わってからだと時間的に無理。
いろいろ考えて、富士山登山では珍しいテン泊と、1合目からチャレンジです。
ゆるキャン▲にも出てくるように富士山の周辺にはキャンプ場はたくさんありますが、富士山登山ルートにはテント場は数少なく、今回は5合目の佐藤小屋さんで前泊としました。
小学校の授業が終わってから電車を乗り継いで富士山駅へ。
夕飯を食べてからタクシーで「馬返し」まで送っていただきました。(約3700円 コンビニ経由)
駅前のコンビニでおにぎりなんかを仕入れようと思っていたのですが、富士山駅前にはコンビニはありません。
タクシーでコンビニによってもらって、買い物をして馬返しに到着。
駐車場は30台くらいのキャパシティでしょうか。半分くらい埋まっていました。
ちょうど日が暮れて、薄暗くなってきたタイミングで出発。
富士山登山とは思えぬ重装備で、たっぷりの食糧、水、おやつ、お酒少々を背負って暗くなっていく登山道を進みます。
そこは富士山。きっちりと整備されていてしばらくはヘッデンなしでも迷うことなく進めます。
馬返しから1合目、2合目と次第に暗くなっていく道を大汗をかきながら登って行きます。時折、上から下山者がやってきますが、真っ暗で静かな道です。
朽ちた建物は、歴史を感じさせますが、真っ暗なので怖いと感じる人がいるかもしれません。
暑さの中、どうにか五合目にたどり着き、テント場受付。 2人で1000円でした。
テン場にはテントを張らずにそのまま寝ている人もいましたが、少し寒そう。
事前の電話確認では朝食をお願いできるとのことでしたが、7時とか7時半ということだったので、自炊にすることにして、テントを立てて、缶詰をアテにして軽く晩酌して睡眠。
翌朝、3時45分起床。
天気良好。少し涼しいので雑炊にして、食後のドリップコーヒー。
テントを置いたまま山頂へ行ってくる人も多いそうですが、帰りにサッとテントを持っていくだけにしたいので、今のうちにテントは撤収。
準備を整えて、お友達ファミリーとの集合場所、スバルライン五合目に向かいます。
概ね平坦な道路を通って、人人人の五合目。
キナバルの登山道ですれ違って以来、数か月ぶりの再開と、たくさんのお友達ファミリーとご挨拶。多すぎて名前は覚えられません。。。
出発前の写真を撮って、いざ出発。
今日はここから8合目までゆっくりと登るスケジュールです。
初顔合わせのチームなので、ちょっと緊張しながらも、和気あいあいと楽しく歩いていきます。
スローペース、給水を心掛けて一歩一歩。 8合目、上江戸屋さんに到着。
3層の寝床の下段に、布団1枚に2人強のスペースですが、子供が多かったので何とかなりましたが、大人の団体だと狭いかも知れませんね。
寝相が悪くても大丈夫(?)なように、布団が筒状になっていて寝袋のような感じ。
寝返りしにくいですが、隣の人との干渉は少なくて済みそう。
宿泊者もトイレに行くたびにお金がかかる仕組みで、トイレ回数の多い子供がいると結構小銭かかります。
睡眠スペースに靴、ザックなどすべて持ち込んで枕元に置くので、私は足の方が通路にはみ出しちゃいました。もう少し広いと嬉しいですが、富士山なので仕方ないですかね。
夕飯はカレーライス。 どこの小屋も同じかと思っていたのですが、こちらはカレーもゴハンもお代わり不可。 飲み物を頼んでみましたが、忙しいので後回しだそうです。 食堂スペース、入れ替えが早いので、ゆっくりとは食べられませんでした。
始めに聞いていた時間より15分も早く、追い出されてしまった。。。
うちの子供にはカレーが辛すぎたようで、ほとんど食べずに終了。
去年お世話になった赤岩八合館さんは、子供用カレーも用意があったし、お代わりもでき、ゆっくりとご飯を食べられましたし、食後は小屋のお兄さんとギターを弾いて遊んだり、ゆったりできたので、富士山の山小屋も意外といいなぁ。と思っていたので、今回は典型的な富士山の山小屋を体験しました。
夕日を見てすぐに就寝。
狭いながらも熟睡できましたが、子供たち、少し虫に刺されてしまったようです。
就寝時も、虫よけなどしておいた方が良いかも。。。
日の出に合わせて起床。
山頂に行っている間、不要な荷物は預かってくれますが、お金がかかります。
これも赤岩8号館さんは、無料サービスだったので、ちょっと残念。
身支度を整え、調子のいい人と、ちょっと心配な2組に分かれて山頂へ。
いよいよ高度に慣れていない人は厳しいようですが、どうにか全員山頂へ到着。
記念写真を撮ったり、お土産を買ったりして一休み。
元気なチームはお鉢巡りに出発。
郵便局で絵葉書を書いて、投函。
結局キナバルから絵葉書は、どこに行ってしまったのが、1通も日本には届きませんでした。。。 涙
お腹がすいてきたので、お味噌汁400円と、小屋のお弁当の朝ごはん。
ちょっとしょぼいお弁当でしたが、まあ、仕方ないですかね。
トイレは一人1回200円でした。
無事にお鉢巡りを終え、下山ルートへ下ります。
去年のような大砂走りのようなダイナミックさがないですが、慣れれば楽に下れます。
須走方面へ間違えないように注意して、ごみ拾いしながら6合目まで下り、私たちはテントを回収しに佐藤小屋さんへ下ります。
このあたりのルートは林の中で、山を歩いている気分になれました。
テントを詰め直して、冷たいジュースで一休みし、お友達に合流するため、急いでスバルライン五合目に向かいました。
途中で、みんなに合流して、無事にゴールイン。
休憩所でソフトクリーム食べて、バスの大行列に並んで下山しました。
バス料金、片道料金と往復料金、あまり金額差がなかったです。
片道の人、少ないからね。。。
下山のバスで5合目から1合目まで下りましたが、別ルートとはいえ、テント担いでよく頑張ったと娘と褒め合いました。
下山後、富士急ハイランドに隣接の富士山温泉(大人1700円)に入りました。
ちょっと高めのお値段のせいか、男湯は普通の混み具合でしたが、女湯は混んでいたようです。
湯上りに、2階の食堂で、夕飯をいただいて、駅までの送迎バス、富士急、JRと乗り継いで、日付が変わって、自宅に到着。
2人分の食料として、水など、水2リットル、ポカリスエット1リットル、お茶500ml、缶酎ハイ500+350、缶コーヒー2本、ゼリー飲料3個。食料は乾燥米等4食分、缶詰4個、インスタントカップ味噌汁2個、おにぎり4個、菓子パン5個、ステックコーヒー・乾燥スープ、カロリーメイトなど10本くらい、おやつ・おつまみ多数、など。
水・ジュース・お茶・お味噌汁などは、宿泊に含まれた分を別にして、現地で計2リットル以上購入。
高いのは仕方ないので、ケチらず水分摂取が重要。
念のためバーナーなどは持って登りましたが、使いませんでした。
<感想>
初めてのメンバーで、ちょっと緊張もありましたが、天候にも恵まれて、子供も含め全員登頂でき、楽しく賑やかな山行でした。
幹事さんありがとうございました。
1合目(馬返し)〜5合目はハイキング気分です。
ずっと登りが続きますが、さほど急坂ではなく、樹林帯の中で歩きやすいルートです。 展望がよいのかどうかは、夜間歩行だったのでよくわかりませんが、時々、下界の街の明かりが見えていました。
テント場はそれほど広くはないですが、富士山でのテントは涼しくてそれだけでも楽しいです。機会があれば是非。メインルートの小屋は大混雑でしたが、佐藤小屋さんは、普通の山小屋っていう印象で、良さそう。
小屋泊まりの韓国人の団体グループさん、大声で大宴会中で、騒いでいたところに娘がヘッデン点けて到着したことで、さらに大騒ぎになってました。
メジャールートの混雑は、いうまでもないので、省略。
6合目、8合目あたりの分岐ポイントでは、大きな音声で、道間違えしないよう各国語でアナウンスしていましたが、少々耳障り。 風向きによっては五合目でも聞こえるほどで、他の方のレポートでもうるさくてテント泊しにくかったとのこと。 このくらい丁寧にしないといけないのが、登山と観光の境界なのかも。
今回宿泊の山小屋は、ちょっとイマイチでしたが、キャパシティを考えれば選択肢が少なく仕方ないのかもしれません。 なるほど、噂通りの「富士山山小屋」ということでいい経験になりました。と割り切って。。。 これから行かれる方は、いろいろなレポートなど参考にしながら安全に楽しく登ってください。
海外のように入山者規制も必要なのかも知れないが、ギリギリ弾丸登山できる距離なのが悩ましいですね。
入山料を必須として、トイレごとの集金をやめるとか、いろいろな考え方があるのでしょう。
次はどこの山に登ろうかなぁ。。。
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