カギ裂き、擦れ穴の補修には木工ボンドです。
オーバーズボン、オーバー手袋、ロングスパッツ、それにザックは、山に行くほどに破れます。破れは小さいうちに治しておくと、長持ちします。以前は糸でちくちく縫うだけでしたが、最近はボンドで塞いでいます。このボンドは乾くとしなやかな素材に変わるので折り曲げにも付いて来てくれます。
ザックの背にあく小さい穴
ボンド塗り立てなので白くなっています。
ザックの甲羅側は、マットとの間にスコップや金物など堅い物をいれるのでザックを滝などで引っぱり上げたりずるずる引っ張ったりしたとき擦れて穴が増えて行きます。焚き火の火の粉で小さい穴もあいたりします。丈夫な生地なので、小さいうちに塞ぐと長持ちします。
オーバー手袋も穴空き道具No.ワンです。
ストック握ってラッセルしますし、ほつれた繊維に氷が付いて傷を広げますし、いちばん修理の要る道具です。以前は糸で縫い治しましたが、最近の素材は頑丈で針の通らない生地が使ってあるので、穴に直接ボンドするようになりました。
オーバーズボンカギ裂き
2センチ×2センチのカギ裂きです。糸で縫い合わせてその上にボンドで補強です。オーバーズボンは厳冬期でも伸縮性のあるカッパです。厚いのは暑苦しいので。白いボンド、乾くと透明になります。
ほつれ毛羽立ち繊維にもボンド
繊維の端がほつれ毛羽立ったようになってしまうのも、以前はライターで炙って止めたりしました。それも良いのですが、もうボンドで塗り籠めると繊維崩壊が止まります。ザックの生地も素材によってはこうなってしまう事あります。
ボンドで止めておいて、改めてミシンでその脇を止めると完璧です。
木工用ボンドは水溶性ではなかったかと思います。
濡れるとまた白くなり、強度も落ち、周りがベタベタとなり、、と不適に思えます
古い山ノート読んで下さりありがとうございます。
そうか、確かに、沢登りで使うようなザックの補修はいつのまにか溶けてなくなっていったのかな。周りベタベタの記憶はあまりありませんでした。
ほつれ糸がメラメラほどけるような症状はとりあえずおさまりましたが、周りがベタベタになるようでは、装備を大事に綺麗に使っている人には不敵ですね。ただ、ボンドでなおすようなザックは、もうほつれ糸で分解するような、末期のザックです。使い倒してなんとか治すという段階です。見かけも悪くなりますから、貧乏修理術です。それでも、愛着あるザックを直して使いたい人向けです。
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