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計画ID: p5226824
全員に公開
ハイキング槍・穂高・乗鞍

徳本峠(徳本峠小屋)
体力度
5
1泊以上が適当
日程 | 2025年07月25日 (日帰り) |
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メンバー | りよ, その他メンバー3人 |
集合場所・時間 |
経路を調べる(Google Transit)
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行動予定
1日目
- 山行
- 11:10
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 12:20
- 距離
- 21.8 km
- 登り
- 1,514 m
- 下り
- 737 m
山行目的 | 上高地クラシックルートを感慨深く歩く 僕の前に道はない 僕の後ろに道は出来る ああ、自然よ 父よ 僕を一人立ちさせた広大な父よ 僕から目を離さないで守る事をせよ 常に父の気魄(きはく)を僕に充たせよ この遠い道程のため この遠い道程のため 『道程』(高村光太郎)より 1913(大正2)年に島々谷から上高地を訪れた高村光太郎 絶ちがたく見える、わがこの親しき人、 彼れは黄金に波打つ深山の桂の木。(智恵子) 十月一日に一山挙つて島々へ下りた。 徳本峠の山ふところを埋めてゐた桂の木の黄葉の立派さは忘れ難い。 彼女もよくそれを思ひ出して語つた。(光太郎) 徳本峠に向かう険しいつづら折りの登りは、 如何な終わりそうにない。 午後はひどい暑さで、左右に迫る笹藪には、 そよとの葉ずれの音も起こらなかった。 峠の峰に着くと木陰に身を投げ出して、 奮闘の末にかちえた快いヒルネ(昼寝)(シェスタ)の夢をむさぼった 徳本峠を越える道は、昔なじみの道であるが、 過去20年間にその状態は大きく改善され、外見は新しくなっていた。 しかし幸いなことに、ロマンティックなゴルジュの美しさは 少しも衰えていなかった。 『日本アルプス再訪』 (ウォルター・ウェストン著、水野勉訳)より 路は次第に険しくなつた。が、馬が通ると見えて、 馬糞が所々に落ちてゐた。 さうしてその上には、蛇の目蝶が、渋色の翅を合せた儘、 何羽もぎつしり止まつてゐた。 「これが徳本の峠です」 案内者は私を顧みて云つた。 私は小さな雑嚢の外に、何も荷物のない体であつた。 が、彼は食器や食糧の外にも、 私の毛布や外套などを堆く肩に背負つてゐた。 それにも関らず峠へかかると、彼と私の間の距離は、 だんだん遠く隔たり始めた。 三十分の後、とうとう私はたつた一人、 山路を喘いで行く旅人になつた。 『槍ヶ岳紀行』(芥川龍之介)より。 |
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