木曽駒ヶ岳〜空木岳〜越百山


- GPS
- 50:05
- 距離
- 30.4km
- 登り
- 2,381m
- 下り
- 3,928m
コースタイム
千畳敷10:25-八丁坂10:30-11:00乗越浄土11:05-伊那前岳11:35-乗越浄土11:50-駒飼ノ池12:10-12:45濃ヶ池13:00-八合目13:15-馬ノ背分岐14:10-14:25木曽駒ヶ岳14:30-14:40駒ヶ岳頂上山荘
9月19日
駒ヶ岳頂上山荘6:00-中岳6:10-宝剣山荘6:20-6:35宝剣岳6:40-7:00三ノ沢岳分岐7:10-極楽平7:20-8:10濁沢大峰8:15-9:15檜尾岳9:40-10:45熊沢岳10:55-12:00東川岳12:25-12:40木曽殿越13:10-14:25空木岳14:55-赤椰岳15:45-避難小屋分岐15:55-16:10摺鉢窪避難小屋
9月20日
摺鉢窪避難小屋4:45-5:10避難小屋分岐5:15-5:45南駒ヶ岳6:00-6:50仙涯嶺6:55-7:50越百山7:55-8:10南越百山8:20-8:35越百山8:45-9:15越百小屋9:30-9:55上の水場10:20-上のコル10:55-11:15下のコル11:25-11:50福栃平11:55-12:30登山口P
天候 | 9月18日 曇り時々晴れ 9月19日 曇りのち晴れ 9月20日 曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
駐車場… 伊奈川ダム上流の駐車場は広く、40〜50台ほど停められそうです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
迷うような箇所はありません。 危険箇所… 宝剣山荘から宝剣岳は木曽側が切れ落ちた岩場のトラバースがある。 宝剣岳から三ノ沢岳分岐は、急な岩場の下降、鎖場、やせた岩尾根の通過がある。 ただ、どちらもある程度経験があれば問題ない。 摺鉢窪避難小屋へは稜線上から下っていくが、急なうえにザレて滑りやすいので注意が必要です。 水場… 濃ヶ池の水場…涸れているようでした。 駒ヶ岳頂上山荘…トイレ脇の蛇口より給水。 木曽義仲の力水…まずまず出ていました。(木曽殿山荘より8分、やや下る) 上の水場…水量豊富でした。(登山道よりほんの少し外れる、水場への道標あり) 下の水場…ほんの僅かに出ていました。 トイレ… コース中の各有人小屋、避難小屋にあり、下山地の登山口Pには無さそうでした。 駒ヶ岳頂上山荘のテン場は広くて整地されているが、石がゴロゴロしている所もあり。1張600円。 摺鉢窪避難小屋は定員25人ほど、詰めれば30人は可。 内部はとてもきれいで、入口脇に協力金名目で1000円徴収の料金箱があります。 トイレあり、水場無し(小屋外に雨水貯めのタンクはありますが…) |
写真
感想
この9月の3連休、立山、剣、大日岳に行こうと以前から計画していた。
ところが北アの天気予報は2、3日目が雨模様。高い交通費を考慮すると、ここは1回で全て回りたいので予定を変更。
南八ヶ岳縦走と中ア縦走が候補になったが、決定出来ぬままムーンライト信州に乗り込んだ。
茅野駅で下車、ここで麦草峠行きのバスか駒ヶ根行き電車か散々悩み、最終的には赤岳は以前に行っている事もあり、中アに決定した。
電車、バスを乗り継ぎしらび平へ到着、ロープウェイは以外にも30分待ちで乗れた(時間が微妙に遅かったのか、花と紅葉の時期の間のせいか?)
(9月18日)
千畳敷に着くとガスっている。
雑誌などでおなじみのカールを見たいのでひたすら待ち、20分ほどで何とか全容を見て取れたが、思ったよりもこじんまりとしているように見えた。
乗越浄土からは時間もあったので、伊那前岳を往復してから駒飼ノ池へ向かった。
乗越浄土からは岩ゴロの下り、濃ヶ池までも下草がうるさく滑り易い。
八合目で稜線に上がり、木曽駒を目指すがこの辺りからガスが覆ってきて、それは山頂まで続きました。
ガスの山頂をさっさと後にして、テン場にテントを張る。
隣に張ったご夫婦は名古屋から来られたそうで、今日は桂木場から入り明後日伊奈川ダム側に下山して、そこからタクシーで駅に向かうようで、私も南駒〜越百山はいつか歩いてみたい旨を話すと、良かったら同行を…と誘ってくれました。
当初の予定では、明日は三ノ沢岳に登って檜尾岳避難小屋泊、もしくは三ノ沢岳には寄らず駒峰ヒュッテ泊と決めていたので、考えてみますとだけ答えた。
(9月19日)
翌朝起きると曇り空、隣のご夫婦はもう出発していて追いつくことはないだろうと思った。
宝剣岳への登りは岩場を直登し、山頂手前は木曽側が切れ落ちたトラバースですが、足場はしっかりしているので楽しめました。
宝剣岳から先も岩場や鎖場の登下降が続きますが、これが楽しい!
三ノ沢岳分岐に到着、ここから見ると三ノ沢岳は遠く登りがキツく見える。
なので三ノ沢岳はパス、駒峰ヒュッテ泊に決め、先へ歩き出しました。
分岐からは快適な稜線漫歩と思いきや、稜線を忠実に辿っていくので、ことごとくピークを登り返していきます。
これが徐々に足にきますが、反面ずっと大展望の中を歩くことが出来ます。
天気が良いこともあり、ヘロヘロになりながらも大展望に救われつつ、東川岳まで辿り着きました。
東川岳で名古屋からのご夫婦と再会!これでもう、空木から南進して行くことに腹は決まりました。
では空木岳へ向かおうかと目を向けると、木曽殿越からの大きな登り返し…
後半に来てこの登りはかなりキツかったですが、なんとか山頂へ…と思ったら第1ピークの表示、山頂はまだ先だったのね…
空木岳山頂はさすが百名山で大賑わい、眼下の駒峰ヒュッテには続々と人が入って行く(こりゃ激混みだ!)
この後向かった摺鉢窪避難小屋、中に入ると人が一杯!かろうじて開いている1人分のスペースに入れてもらいました。この日の宿泊者は約20名。
(9月20日)
避難小屋の朝は誰かが起き出すと、それを合図かの様に他の人も起き出す。
皆さん山頂で夜明けを迎えたいのでしょう、ヘッデンつけて続々小屋を出る。
私も同じ考えでしたが出遅れて稜線上でご来光、その後南駒ケ岳山頂へ。
同じ避難小屋泊の単独男性が後からやって来て、この方とは歩くペースが同じな為、この先休憩毎にお話をさせて頂いた。
相変わらずピークを登り返していくが、越百山からは下るだけなので今日は気分的にもラクだ。
越百山からはハイマツの藪を漕いで、南越百山へも寄り道。
越百山から下って上の水場でも単独男性と談笑、その中で下山地まで車で来ていることが分かったので、思い切って駅まで乗せて頂けないかとお願いすると、二つ返事で快諾して下さいました(もちろん名古屋のご夫婦も一緒に!)
水場で運良く携帯も繋がった為、タクシーのキャンセルをし、4人で仲良く下山しました。
当初は一番近い須原駅までのはずでしたが、駅前に何も無いからと木曽福島駅まで送って下さり、名古屋のご夫婦は近くを通るからと、車を置いてある桂木場まで乗せて頂けることになりました。
今回は色んな人との出会いによって達成出来た、感謝感謝の中ア縦走でした。
また北アや南アに比べると地味かもしれませんが、中ア独特の花崗岩帯の稜線はその景観がとても印象的で、ぜひまた訪れようと思います。
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