座間谷戸山公園~勝坂遺跡~日本庭園陵墓紅葉亭~麻溝公園ふれあい動物広場~相模原公園フランス式庭園~相模原市博物館~JAXA相模原キャンパス

- GPS
- 09:45
- 距離
- 22.0km
- 登り
- 179m
- 下り
- 113m
コースタイム
- 山行
- 8:51
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 9:40
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
目黒区のポニーが相模原の麻溝公園に預けられていると聞き、その様子を見に出かけました。
途中立ち寄った「相模原公園フランス式庭園」のメタセコイヤ並木の紅葉や、「日本庭園陵墓紅葉亭」の日本庭園も美しかったのですが、今回の散策で特に印象に残ったのは「勝坂遺跡』でした。
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▶︎ 勝坂遺跡
勝坂遺跡は、緑豊かな段丘崖の上に立地する、縄文時代中期の遺跡です。
比較的規模の大きな遺跡で、野外展示では、構造の異なる竪穴式住居や建物を見ることができました。
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① 土葺きの竪穴式住居
土を厚くかぶせた竪穴式住居です。
裏側から見ると、まるで土饅頭のように見えるほど、覆土が分厚いのが印象的でした。
風が入りにくく、保温性が高い構造であることから、寒冷期の防寒を重視した住居だったと考えられています。
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② 敷石建物
「敷石住居」として紹介されることもありますが、近年では、炉がない、あるいは生活痕跡が乏しいことなどから、「敷石建物」と呼ぶのがより適切とされています。
平らな石を敷き詰めた床は冷たく、長期的な居住には向かない構造です。
また、出入口付近の埋甕から幼児の骨が見つかった例があることから、日常の住居というより、儀礼的・象徴的な行為に関わる建物であった可能性があります。
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③ 勝坂式土器
相模原市博物館には、勝坂遺跡出土の勝坂式土器が複数展示されていました。
勝坂式土器は、連続する眼状文様を特徴とする、非常に装飾性の高い土器です。
ただし、この眼状文様は、いわゆる「プロビデンスの眼」のように、上位の存在が人々を監視するという意味ではありません。
縄文時代には、監視や支配の体制は存在していなかったため、むしろ、個々人が自然や環境の変化を自ら「見る」「気づく」「知る」という感覚を象徴的に表現した文様と考えられています。
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なほりん












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