倉賀野の古墳群〜観音山古墳〜群馬の森〜群馬県立歴史博物館〜水辺の森公園

- GPS
- 09:17
- 距離
- 21.3km
- 登り
- 9m
- 下り
- 33m
コースタイム
| 天候 | 快晴 ほぼ無風 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
国内で製作された冑というより、朝鮮半島のものと酷似している。
他にも同様な古墳出土があったことから、観音山古墳に埋蔵された首長は、朝鮮半島と直接的な関係があるのではないかと示唆されている。
感想
倉賀野は、古代から重要な交通の要所であり、川に囲まれた見晴らしの良い高台に位置します。
このため地域を治めた豪族たちが拠点とし、大規模な首長墓である古墳が複数築かれました。
▶︎ 群馬は『ダイナマイト発祥の地』
古墳群を巡ったあとは「群馬の森」へ。
散策中、ふと目に入ったのが『我が国ダイナマイト発祥の地』と刻まれた石碑でした。
▶︎なぜ群馬でダイナマイトが作られたのか?
「群馬の森」一帯は広大で平坦、かつ延焼しにくい地形であったことから、戦前には陸軍の火薬庫が置かれた場所でした。
さらに、関東と北陸・信越を結ぶ交通の要衝で、製造した火薬を各地の軍施設へ輸送するのにとても便利でした。
日本で初めてダイナマイトが製造されたのは1885年(明治18年)。
以後、ここは陸軍の火薬製造拠点として拡張され、やがて日本最大級の火薬生産地域へと発展していきます。
▶︎「群馬の森」の南に日本化薬の工場がある理由
敷地の南側には現在、日本化薬の大きな工場があります。
「なぜこんな場所に?」と思いましたが、戦後、日本化薬が陸軍の広大な火薬工場と熟練した技術者を継承したことによるものでした。
▶︎日本化薬は医薬品分野にも進出
戦後、日本化薬は総合化学メーカーへと転換し、医薬品分野へも進出します。その代表的な成果が抗がん剤「ブレオマイシン」です。
これはがん治療だけでなく、ウイルス性のイボ治療にも使用される薬剤です。
▶︎余談(医療裁判の現場から)
少し思い出話になりますが、私は20代の頃、大学病院で働く傍ら、頼まれて医療裁判の業務にも関わっていました。
忘れがたい案件の一つに、ブレオマイシンとマイトマイシンCの取り違え事故があります。
どちらも抗がん剤ですが、イボ治療に局所投与できるのはブレオマイシンだけです。
ところが医師が誤ってマイトマイシンCを局所注射してしまい、注射部位が壊死する重大事故となりました。
医療裁判を担当していた外科医の先生と協議しましたが、医師としてあり得ないほど基本的なミスであるため、最終的に有罪と判断せざるを得ませんでした。
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なほりん




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