焼肉竹の親父の山歩記 京都一周トレイル④法然院付近-ケーブル比叡駅
京都府
鬼眞
体力度について
- GPS
- 03:22
- 距離
- 7.8km
- 登り
- 760m
- 下り
- 143m
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標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 3:15
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 3:19
| 過去天気図（気象庁） | 2025年12月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関：
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
ケーブル叡山駅からケーブル八瀬駅までケーブル利用。 そこから徒歩6キロ1時間20分ほど掛けてで駐車地に戻る。 |
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感想
哲学の道すぐそば、前回もお借りした特Pの個人宅ガレージに車を突っ込んでスタート。徒歩10秒で哲学の道に出られる、トレイル民にとっては“もはや実家”レベルの神立地である。
今回は京都一周トレイルの最高峰・比叡山へ。街歩きが多かった前半戦から一転、「やっと山らしい山に」という日でもある。
この日の気温は12℃、曇天。数字だけ見ると寒いが、山を歩けばいつものように体が勝手にサウナ化する。結局途中でジッパーを3回ほど開け閉めし、登山あるあるの“暑いんか寒いんか分からん問題”を一通りこなす。
平日だからか、出会ったハイカーは男女1名ずつ。
そのうち1人、叡山ケーブル直前の絶景ポイントで出会ったのが、同じく京都一周トレイル挑戦中のSANAさん。
これがまた爽やかで、秋風に吹かれた洗濯物みたいに軽やかに笑う人で、気付けばジジイの惚気話が始まっていた。「いやいや、山で浮かれるな自分」と心の中でツッコんだのは言うまでもない。
ただ、この出会いがすごく参考になった。
トレイルを一気に歩かない私にとって「どこで区切るか」「どの公共交通を使うか」は永遠のテーマ。帰宅してからYAMAPの彼女のログを拝見して参考にする。
比叡山への道のりは、ここまでで最も“自然ど真ん中”。
京都市内の街歩きに慣れた足には、階段や木の根がちょっと新鮮。視界も一気に広がり、「あぁ、京都一周トレイルってほんまはこういう道だったんや」と思わせてくれるエリアだ。
さて、問題の下山。
今回は文明の力、ケーブルカーに甘える。人生初の叡山ケーブルに乗ったが、あまりの傾斜に「これは乗り物というより、落ちてるんちゃうか？」と軽いスリル付き。景色は最高。
八瀬駅に到着後、電車かバスで帰ろうと調べてみると……待ち時間込みでけっこう長い。
「それ待つくらいやったら歩いた方が早いやん」という登山脳が発動し、結局6キロを1時間20分ほど、スタスタ歩いて帰ることに。
これがまた正解。
夕暮れから夜へ変わる京都の街は、山にはない味わいがある。
町の花屋さんがふわっと照らされ、飲食店の明かりが灯り、そして懐かしの“焼肉さかい”さんが健在。同業者として、妙に胸が熱くなる。
さらに、舗道から見上げた京都芸術大学のイルミネーションが美しくて、何度も振り返ってしまった。
山の景色も良いけど、街の景色もやっぱり良い。
SANAさんの「京都トレイル、楽しいですよね」という一言が、一日の締めとしてしっくり来た。
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