東海自然歩道 蔵田~家山駅(静岡県)【高根山】

- GPS
- 05:42
- 距離
- 18.8km
- 登り
- 808m
- 下り
- 1,077m
コースタイム
| 天候 | 晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年12月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
藤枝市自主運行バス https://www.city.fujieda.shizuoka.jp/benri/bus/bustimetable.html 藤枝駅ゆらく線 藤枝駅より乗車、瀬戸谷温泉ゆらく前下車 \400(バス内で両替可) 大久保上滝沢線 瀬戸谷温泉ゆらく前より乗車、蔵田下車 \200(現金のみ) 復路: 大井川鉄道 https://daitetsu.jp/ 家山駅よりSLに乗車、新金谷駅で普通列車に乗り継ぎ、金谷駅にてJR東海道線へ SLは特急料金が必要 |
| その他周辺情報 | 志田泉(しだいずみ)酒造のにゃんかっぷ(静岡駅駅ビル内コンビニで購入) https://shidaizumi.com/index.html ※藤枝市自主運行バス藤枝駅ゆらく線 三井農林日東紅茶前バス停付近から北東側に酒蔵が見える |
写真
感想
今日は蔵田からスタート、さっそく高根山を目指す。山腹にある高根白山神社までは舗装道路であるが、なかなかの急登。
ふと集落を振り返ると、静かに時間が流れていて、何気ない日常の景色のすばらしさを味わうことができた。
じわじわと登っていくと、展望の開けた場所にベンチ。その向こうに広がる景色と、ややくたびれたベンチのたたずまいが堪らない。きっといろいろな人がここに座り、何を思い、どんな話を交わしてきたのかなと想像がふくらむ。
礼儀正しいトレイルランナーが私たちを追い越していった。
東海自然歩道公式トイレが現れる。まだ新しく、きれいに掃除がされており、ありがたいなあと思う。東海自然歩道は忘れられ放置されている道なんかでは全然ない。
高根山山頂には先客(2人)、それから単独のハイカーに二人組、さらに別のグループもやって来て、そこそこ登られている山なのかと思う。前日、宇嶺(うとうげ)の滝の上流に高根山への登山口を見つけたから周回も可能なのだろう。
ところどころ集落への道を分け、林道と並走していくと西向の吊り橋。林道の上にかかっている吊り橋だとは思わず、これにはちょっと拍子抜けした。
ここにも公式トイレがあったので利用させてもらった。こちらは平成の竣工だが、便座も温かく、カレンダーも12月のものになっており、頻繁に人が管理に訪れているようだった。
前日入手した、しずおか弁当を食べる。うまし。
静岡とは食い倒れの街なのではないだろうか。毎回毎回食べ過ぎてしまい、胃薬のお世話になってしまうほどだ。
気づくと、素朴な石造りの道標が増えている。この辺りは秋葉山詣の人が行きかった古道らしい。石に秋葉山の文字が読め、秋葉山への期待が高まる。
ふと、SLの汽笛が森に響く。もう大井川鉄道の近くまで来ているのだろうと思う。
笑い仏にもベンチがあり、その下にプラケースがあった。中には東海自然歩道日誌が納められ、地元のハイカーや、東海自然歩道を西へ東へ歩く人達、整備の方々のメッセージが残されていた。
こういったアクティビティは、これまでの道で初めて現れたもので(他にあっても気づかず通り過ぎてしまったか)、この道を通じて、見えない誰かとつながることが本当に嬉しく思えた。
鹿よけの柵を越えると上河内の集落。いつのまにか島田市に入っていた。東海自然歩道は茶畑の真ん中を下っていく。ここまで、たくさんの茶畑の「そば」を通ってきたが、「なか」を歩くことができるのはここが初めてで、広大な茶畑の中、たいそう感激した。
大井川鉄道の家山駅に向かい、身成川に沿って延々と、延々と歩く。養蜂の巣箱が法面に沢山設置されている。
車もほとんど通らないこの道に、女性二人組が反対から歩いてきた。一体どこから来てどこへ行くんだろう、自分たちのことを棚に上げ、そんなことを思う。やがて視界が開け、家山の街なみが見えた。
大井川は駿河国と遠江国の境の川だ。静岡県で東から3本目(東から富士川、安部川、大井川の順)の大きな河川である。また新しい土地にやってきた。
幸運にもSL車両に乗ることができ、この日の最後に大興奮である。
スルーハイク(全線通し)ではなく、週末ごとの細切れで歩くから(いったん家に戻るから)こそ、目にすることが出来、味わえるものがある。
この大井川鉄道も、令和4年の台風15号で線路の一部が途切れたままになっていることを知った。
https://tetsudokyogikai.net/private/ooigawa
このページ中ほどから、台風からの復活ロードを伺うことができる。
東海自然歩道を歩いていると、登山道や県道の崩壊・線路の寸断に出くわす。そしてそれに対する保全・補修が行われているのを見る。「人々」が「毎日」取り組んで保たれているものの恩恵を感じずにはいられない。
JR金谷駅には、リニアが通るためのトンネル工事で出る水を大井川に返す取り組みに関するパンフレットが置かれていた。
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