大無間山~崩れる足元、冬の無間地獄突破!

- GPS
- 10:51
- 距離
- 17.7km
- 登り
- 2,406m
- 下り
- 2,408m
コースタイム
- 山行
- 9:25
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 10:47
| 過去天気図(気象庁) | 2025年12月の天気図 |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
google mapは駐車場までの道を道と認識していないため、的確な案内ができない。 てしゃまんくの里滝浪商店を目的地に、商店の角を左折、Y字分岐は右が集落方面、左が諏訪神社方面。よく見ると地面付近に「諏訪神社」「小無間山、大無間山」の看板があり、1km弱?直進すると諏訪神社駐車場に到着。 ヤマレコ地図の登山口は諏訪神社まで行かない道の途中。 法面にコンクリート階段が切ってあり、大無間山(小無間山だったか)の表示あり。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
~小無間小屋:急登であること以外特筆することなし 小無間小屋~小無間山:核心部。小屋を出てすぐに痩せ尾根の鋸歯、アスレチッキーな激しい長めのアップダウンを経て崩落地へ。崩落地の通過の困難度はその日の状況次第。ここが難しい岩場とは違うところ。「思ったより~」かもしれないし、足元がどんどん崩落していくかもしれない。僕らは行き帰りそのどちらも経験した。安易に「さほど~」なんて言えるはずない。大切なことだからもう一回言うと、難しい岩場はドライウェットアイス程度の違いだけど、崩落地は状況が変わっていく、いつ誰がババ引くかは誰にもわからないということ。技術的難易度は、「さほど~」な状況ならD、崩落していく状況ならEE。詳細はレコ参照。 崩落地が終わっても鋸歯は続く。 小無間山~大無間山:傾斜が緩くなり、南アルプス的なシラビソの自然林歩き。好展望箇所もちらほら。 水場なし。 幕営適地:小無間小屋、小無間山、大無間山山頂付近 |
| その他周辺情報 | 下山後は麓まで食事処らしい食事処なし。 |
写真
バックアップのロープを張って身体を確保。
その崩落痕がこれ。
アンカーはまだ大丈夫と思うけど、風雨を経ればわからない。
トラロープはないよりはマシな程度、脚にひっかかったりして邪魔かもしれない。
身長140cm台とか、背の低い人は先が見えない中軽く飛び降りる形になりそう。
怖いと思う。
装備
| 個人装備 |
ヘッドライト
防寒具
雨具
チェーン
|
|---|---|
| 共同装備 |
エスケープビビイ
ツェルト
|
感想
肺炎を患ってしまった後のリハビリ登山に選んだのは、ボス級の大無間山田代ルート。
12月は天気が安定する太平洋側、週中の降雪も影響はほぼないと見込んで、難しいならば躊躇なく撤退するつもりでの挑戦。
結果、朝方は暗く寒いものの、幻想的な朝焼けモルゲンロート、葉の落ちた樹間からは展望があり、暑くなく虫も蛭もおらず、空気は澄んで眺望も美しく、未だ発見されていないベストシーズンであることを確信しました!
肺はまだ戻っておらず、息が切れやすく脚も終わりやすく時間もかかりましたが、早出のおかげで十分明るいうちに帰ってこれました。
ありがとうございました。
さて、崩落地に関して、「さほど~」「危険ではない~」みたいな書き込みを散見しました。
これに対して、僕は明確に反対する立場を取ります。
無責任な表現は、言論の自由でしょうが倫理に反する、本当に良くないと思います。
事故あった時に、ご本人に、関係者各位に、真っすぐ顔向けできるのか。
まともなハイカーはきちんと注意喚起しておられます。
日々どころか一日のうちでも状況が変わる崩落地、いつ誰がババを引くのか誰にもわかりません。
たとえババを引いたとしても、それを安全に対応できる知恵と技術を持った方には、素晴らしい登山体験になるでしょう。
一方、そうでないならば僕は羽交い絞めしてでも止めます。
実力のある方、ぜひお気をつけていってらっしゃい。
今回は崩落地で有名な大無間山に行きました。
行程も長めで、序盤から急登の連続だったのできつかったです。
山頂からの景色はありませんでしたが、登山道の開けたところから富士山、山伏、荒川三山、光岳、上河内岳、聖岳、鳳凰三山が見えて良かったです。
難関の崩落地は登りはあまり苦労せずに行けましたが、下山では足が届かないほどの大きな段差があったり、足元がどんどん崩れていったりしたので、下山の方が難しかったです。
お父さんがいてくれたので、自信を持って突破できました。
コメント
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Stormybluemica
marugoro












大無間山は体力的にしんどいという話はよく耳にしていましたが、崩落地の様子を拝見し、「あ、これ絶対アカンやつや」と本能的に察しました😱
お二人が無事に戻ってこれて何よりです。
今回のレコは今後大無間山にチャレンジされる方には非常に参考になる情報だと思ったのと、僕自身SNSでの発信において情報の受け手のことも考える必要があるなと改めて思いました。
肺炎の影響がまだあるとのことですが、1日も早く全快することを祈願しております🙇
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