松浦武四郎記念館と西山
三重県
Lunasa
体力度について
- GPS
- 01:49
- 距離
- 8.6km
- 登り
- 31m
- 下り
- 32m
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| 天候 | 晴れ。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車
コミュニティバスが出ているそうですが平日限定。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
舗装路歩きです。行きの県道はポールで歩道が作ってあるので車が多い割には安心して歩けます。やや殺風景ですが。帰りは農地と住宅の間を通り変化はありますが、歩道もない細道のわりに意外と交通量があります。 |
| その他周辺情報 | 松浦武四郎記念館。隣のサラダ館みくも店でお土産を売ってます。少し離れて松浦武四郎誕生地。駅前には何もないものの周辺の県道交叉点あたりに少し飲食店が。 |
写真
伊勢中川駅西口。線路をくぐるため改札は地下にあります。目的地まではちょっとあるので、昼ご飯がわりにおやつで補給して出発です。
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下りの東側の道にはみんなの足あとがついておらず心配でしたが西側と同じくらいよく整備されています。ただし出口は判りにくい。
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松浦武四郎記念館に到着。イラストのキャラは武四郎まつりのマスコットたけちゃん。私はタケちゃんマンを思い出してしまうのですが、デザイナーは1999年当時の小学6年生らしいので多分知らないでしょう。
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お客は私の他に2,3組といったところ。駐車場も空いています。もう少し便のいいところに建てられなかったものかと思いますが、武四郎誕生地の近くを選んだんでしょうね。
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前回来た時訊いたら撮影OKでしたがSNSに載せていいかどうかは確認しなかったので展示の写真はなし。これは外のデザインマンホール。記念館でカードが貰えます。
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前庭には武四郎と縁の深い北海道。北海道の形って47都道府県でいちばん個性的ですよね。ヤマザキのチーズ蒸しケーキが食べたくなります。
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サラダ館で買った松阪みそ豚まん。北海道産小麦と釧路産豚肉、松坂産原木椎茸と松阪みそを使用。温めてもらって食べたら見た目以上にボリューミーで1個でお腹いっぱいに。味もよかったですよ。
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装備
| 個人装備 |
普段着
|
|---|
感想
この3連休は松阪市の松浦武四郎記念館で今月末まで開催中の特別展「武四郎と大台ケ原」を見に行って翌日、そろそろ自宅からの日帰りが厳しくなってきた東海自然歩道を進めようと思っていたのですが、金曜夜あたりからどうも体に違和感が。うっすら寒気がするのですが喉や鼻は何ともなく風邪の一歩手前で持ちこたえている感じ。ひょっとすると体調の問題ではなく今週急に冷え込んで体が順応できてないだけかもしれませんが、様子を見ているうちに連休最終日になってしまいました。1泊して東海自然歩道は無理なので、当日中に併せて行けるところと考えて青山高原を見つけたのですが、それも朝早起きできず断念。しかし特別展だけは今日を逃すともうチャンスがなさそうなのでそれ単体で行ってきました。
なのでこれは日記にしてもよかったのですが、写真が3枚しか載せられないのと、一応通り道に地形図とヤマレコで山扱いされている西山古墳に登って来たので山行記録に。決して山行日数と距離を稼ごうという魂胆ではありません。(語るに落ちる) もちろんこの西山 (30.6m)、何かの山リストに入っていたりはしないのですが、あとで知ったところによると三重県最低標高のタイトルホルダーだそうです。
松浦武四郎は68歳の年から3年続けて死の前年まで大台ケ原に登り道標や小屋の整備を行ったそうです。後年大台ケ原に着目した人は希少な動植物の保護を訴えたりしていますが、武四郎は大台ケ原の生物についてはあまり書き残しておらずどうも登山の対象として関心があったように思われます。国指定重要文化財の「大台山眺望之図」は紀伊大和から伊勢、遠く三河までの風景を描いた迫力あるものです。山に登り始めたのは富岡鉄斎の影響とのことで全国を旅して絵に残すところが似ていますね。死後は草庵の木材を燃料に荼毘に付したら遺骨は大台ケ原に埋めてほしいと言い残しています。風景や自然が気に入ったのではないでしょうか。他にも大峰奥駈道や富士山、妙義山に足跡を残しています。
なおハイカーとしては気になる登頂ルートですが、あまり詳しく解説されていませんでしたが、3回とも奈良県側からとのことなので大杉谷ではないようです。ただ奈良県から三重県に抜けて、大杉谷にも挑戦しようとしたもののその高齢から周囲に止められて、不動滝で引き返したという話なので結構奥まで入りこんでますね。不動滝って言ったら桃ノ木小屋の奥ですよ。不動谷の間違いかな。不動谷なら宮川第三発電所なので割と入口ですけど。3回分の記録を活字にした紀行集を買って帰ったのでその辺じっくり読んで確認しようかと。宮川ダムの下に沈む前の貴重な記録でもあるようです。
展示の規模は小さめながら、資料は文の量が多く、それにちょうどガイド解説もやってくれて傍で聞き耳を立てていたので、なかなか盛りだくさんの内容でした。今書き起こすと「あれどうだったっけ？」ということが色々と。すべて撮影して録音して残しておけたらいいのですが。図録がないのも惜しまれます。
まあその遺言に従って建てられた分骨碑が西大台にあるということと、「日本鼻」「大和岳」「如来月」と刻まれた石柱があるということは憶えました。3年前東大台と日出ヶ岳には行ったので、今度は西大台に行きたいですね。分骨碑は今は入れないところにあると隣のお土産物屋の店員さんが言っていましたが、西大台は申請とレクチャー受講が必要ってことでしょうか。それとも完全な立入禁止エリアに？それだと残念ですが。あとは大峯奥駈道の七十五の行場を巡るときに使った鍋を供養した鍋塚の碑が三井寺にあるそうでそれも見てみたいですね。
なお週明けは特に体調が悪化することもなく普通に過ごせています。3連休を休養に当てたおかげ、だといいなあ。
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