矢田丘陵縦走 / 駅メモ登山

- GPS
- 05:04
- 距離
- 12.6km
- 登り
- 430m
- 下り
- 505m
コースタイム
| 天候 | 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
| コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険箇所はなし |
写真
感想
近隣の山でメジャーどころはだいたい登り尽くしたというハイカーにとって、次にどこの山に登るかというのは少々頭を悩ませる問題ではある。
登山雑誌やガイドブックに掲載されている山、登山SNSなどのネットや動画サイトなどで紹介されている山、TVの登山番組で本上さんとかが登っている山で「刺さった山」が「いつか登りたい山リスト」入りして候補地になるのが一般的なのだが、山そのものとはまた違うアプローチとして、たとえば観光名所とか温泉とかに行くのが主目的としてついでに近くの山に登るという選び方がある。今回は鉄道の駅が主目的でその近くの山に行くという話。
妻・ひるねが熱心にやっている駅メモというスマホゲーム。GPSを使って自分の現在地から近い駅にアクセスすることでゲームが進行していく。取った駅を巡って他ユーザーとバトルになったりもするが、まずは駅を拾っていくことが重要であるようだ。
「現在地から近い駅」ということで、ユーザーの生活圏や移動ルートによってはなかなか拾いにくい駅も存在するらしく、○○線のこの駅だけ拾えてないとか、△△県でこの駅だけ残ってるというのもあるあるなのだそうで、駅メモプレイヤーであるひるねの登山やそれに伴う移動の副次的な産物として、通過した場所に近い駅を拾えてゲームを進めることができるという側面があるのだという。
そんなひるねの拾えてない駅に近鉄生駒線の生駒から王寺の間の区間があるらしい。そっち方面に行く用事がないのでなかなか拾えない。生駒山脈を縦走したら取れるのではと思いきや、東大阪側の路線の方が近い。なら矢田丘陵という場所があるよと教えてやったら行きたいという。同じく駅メモをやっている義妹も一緒に行きたいということで、めったに行かない駅を拾うために矢田丘陵を歩くことになった。
ひるね実家に義妹を迎えに行き一路奈良へ。平群の道の駅に駐車させてもらって平群駅から電車に乗る。生駒で乗り換えて東生駒で下車、8:40スタート。
医院の建ち並ぶ間を抜け住宅地を登っていき、坂の一番上でマンションの間に入って行くと矢田丘陵遊歩道に上がる階段の登り口がある。10分ほど登るとNTTドコモの巨大な電波塔の建つ稜線へと上がる。
舗装路でも行けなくはないが電波塔の横から山道に入れるのでそちらを進む。10分ちょい進めば椚峠に到着。峠の県道は車がビュンビュン快調に飛ばしていて信号も横断歩道もないので渡るのはちょっと怖い。道路の向こう側には標識と階段があり、帝塚山大学の横から稜線に上がるようだ。
「どんぐり林道」と標識の立つ気持ちのいい尾根道を進んでいく。時折紅葉している木が現れて目を楽しませてくれる。
周囲が竹林になり、お地蔵さんとかが道端に並んでいかにも和な雰囲気になってきたら榁木峠に出る。
お寺のある峠を右に折れて車一台通るのがやっとな舗装路を少し進むと左手に矢田丘陵遊歩道の入口があり山道へと入って行く。
15分ほど進めば立派な東屋の建つ小笹ノ辻に到着する。ここからは登山道と林道が交錯するような感じになり、幾度も道が枝分かれしていてどちらに行けばいいのか若干迷うが、要所要所に行先の標識が立っている上にだいたいは枝分かれした先で再度合流していたりする。
途中、まほろば展望休憩所という標識のある分岐に着いたが、その先に頂上展望台があるのはわかっていたのでスルーして頂上展望台へ向かう。しかし後で調べてみるとまほろばの方が矢田山の最高地点で山名標識もあったようだ。だったらそう書いといて欲しい。そっちに行ったのに。
矢田山頂上展望台の上からは隣の生駒山がよく見える。カメラをズームにしてみると生駒山上遊園地のアトラクションが立ち並んでいるのもよくわかる。
ここでランチにしてもよかったのだが、思ってたほどはベンチなどがあまり整備されていなかったので先へと進むことにする。
南僧坊谷池などを経由して30分ほどで国見台展望台に到着。展望台からは奈良の市街地が一望できる。国見台とはよく言ったものだ。
ちょうとお昼時なので周辺ではお弁当を広げている家族連れやハイカーで賑わっている。ちょっと手前の分岐にいい感じのベンチとテーブルがあったので戻ってラーメンを作り昼メシにする。
30分ほどゆっくりして出発。10分ほど進むと右に登る分岐があり、「白石畑」と標識がある。こちらへ進むとこれまでの遊歩道とは打って変わった険しい急登が待っており、5分ほどで松尾山(315m)に着く。
山頂にはNHKの電波施設がドカッと鎮座ましましており、その傍らに実につつましく山名標識が立っている。
そこから白石畑方面へ道が続いているはずなのだが、あまり人が通っていないのかちょっと荒れているので一旦松尾寺へ向かうことにする。
急坂の舗装路を笑いそうになるヒザをだましだまし下りていき、古刹・松尾寺に到着。山門をくぐると恐怖の石段登り。ウヘァ。やっとのことで本堂の建つ境内に到着すると、さらに石段を登った先に立派な三重塔が屹立しており、登山道はその三重塔の先へと登ている様子。ウヘァ。ちなみに期待していた紅葉はそれほどなかった模様。
三重塔の左手からちょっと荒れてる道を登りきると尾根に上がり、岩の切通しを抜けると今度はヤブ漕ぎ。いや結局こっちも荒れてるんかーい。
幸いヤブ漕ぎは長くは続かず、5分かそこらで林道に出る。林道を下りて行って沼地の間を抜けると白石畑の集落に出る。
巨大な鉄鍋のフタを思わせる平群貯水池の巨大な水槽の横を通り、下に行くにしたがって傾斜が急になる階段をガンガン下らされ、荒れた林道を下りて行くと車を停めた道の駅大和路へぐりが下の方に見えてくる。
下山後は半日車を停めさせてもらった道の駅で買い物をし、信貴の湯に立ち寄って汗を流して帰る。今日もようけ歩いた。
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