東海自然歩道 牛妻坂下〜谷沢(静岡県)

- GPS
- 03:33
- 距離
- 8.7km
- 登り
- 504m
- 下り
- 452m
コースタイム
- 山行
- 0:208
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 0:00
| 天候 | 晴ときどき曇り |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス
往路:安倍線 [116] 梅ヶ島温泉行き 牛妻坂下バス停下車 復路:美和大谷線 [35] 新静岡伝馬町・静岡駅・済生会病院経由 静岡大学行き 谷沢バス停乗車、静岡駅下車 三交イン静岡北口泊 https://www.sanco-inn.co.jp/shizuoka/ |
| コース状況/ 危険箇所等 |
公式にてう回路が設置されていました。 崩壊地あり。要読図、オブザべなどのスキル。自己責任で…。 |
| その他周辺情報 | 静岡駅ビルにてお寿司!! 沼津魚がし鮨 プレミアム静岡本店 青葉横丁のおでんや |
写真
感想
二泊三日東海自然歩道の旅2日目 「難所を越える」
前日横目で見た安倍川を渡る。
曙橋という大きな橋のたもと(左岸)に、小さなお社があり、そのベンチで身支度する。曙橋は長い橋で、(上流から)パッと見えた瞬間、歴史を感じさせる趣があった。昭和34年竣工だそうだ。
川を渡るときはいつも、ここからまた新しい世界に入るのだと期待に胸が膨らむ。
渡り終えると(右岸に着くと)東海自然歩道の道標があり、この先の油山(ゆやま)峠を挟む区間に崩壊があり、迂回路が示されている。
ここが難関だということは、先人のレコで知っていた。
どうしても進めなかったら戻るという気持ちで、私たちは前に進むことにした。
油山は令和4年(2022年)台風15号によって、甚大な被害が出た地区のひとつのようで、Googleのストリートビュー(2019年)を見ると在りし日の温泉旅館が映っている。私たちが歩いたこの日、この場所にはこんな立派な旅館はなかった…。
こちらの温泉旅館のインスタにはその被害の一端が投稿されていた。2023年末の投稿で更新が途切れている。@yuyamaonsen.motoyukan
クラファンも募っていたようだけど、その後どうなったのか…。
https://camp-fire.jp/projects/630834/view
林道を詰めていくとここでも伸び放題のお茶の木や、モノカーの錆びた軌道が散見される。横を流れる小さな沢を渡り、東海自然歩道はいよいよ山の中へ入っていく…。まずこの入口の橋が流失しているのだが、ここの水量は低く、難なく渡ることができた。だが、これはこの先の難路を暗示する序章に過ぎなかった。
油山峠に向かって、高度を上げていくと藪にぶつかり前進できなくなる。見渡すと古い桟がジグザグと右手側の斜面についているものの、それも次第に判然としなくなる。
植林の中にピンクテープがあったが、これは植林と藪の境界を示しているようで、登山ルートだとは考えにくかった。私たちはなんとか藪の上側(植林とのキワ)の辺りを峠の方向へ進んだが、足元はゆるく、斜度もあり、なんとか突破はしたものの、うまく処理できた感は全くない。ある程度進んだところで下を覗くと金属製の橋が見えたので、そこまで適当に斜面を下った。
この金属製の橋を戻れるところまで戻ってみたが、藪の中の薄い踏み跡は朽ちた作業小屋(モノカーの軌道の起点になっていた)につながっており、本来の道は全くわからなかった。この藪の茂り具合から見て、ここはいったいいつ頃崩壊したんだろうな。そんなことを考えていると、熊鈴の音が聞こえた気がした。
これが迂回の原因となる崩壊なのだろう、ここを突破できればもう難所はないはずだ。油山峠まで登り、私たちはこう思っていた。さっき聞こえたと思った熊鈴の音の主は現れない。やはり気のせいだったのだろうか。
峠を下りしばらくすると、人工物のようなものが見えた。そんな気がしたが、近づいてみると斜面が崩壊し、木と土砂で谷が埋まり、立ちふさがっているのだった。ここにはピンクテープすら見当たらない。まさかの再びの難関にやや緊張しつつ、谷を見渡し、どちらへ進めばいいか思案する。弱点のような場所を見つけ何とか突破。ここはまだまだ崩れてそう時間が経っていなさそうだ。令和4年台風15号の被害なのではないかと思った。これを通れるように直すのには相当時間がかかりそうな気がする。
ともあれ、先へ進むと人家(鈴桃rindouという宿)の裏に出た。この宿ではこの日結婚披露宴かな?慶事が行われるようで車が次々に登ってきた。東海自然歩道を歩く上で、ひとついい宿かもしれない(ただ、この区間は現在迂回路が設定されていますのでね)。
https://resort-rindou.jp/
ひたすら道をくだり、足久保川を渡ると県道205号美和街道にぶつかった。東海自然歩道は、ここから更に奥(北側)へと続いていく。男女一組と、単独男性のハイカーとすれ違い、同志かと少し期待したが、どちらも違うようだった。
この日は、この難所区間を越えることが目的だったので、計画通り谷沢バス停でハイキング終了とした。
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